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【衣替え】ふとん収納のやり方は?少しの意識でキレイに保存できるコツを紹介

布団や座布団が入った押入れ

ふとんは、そのまま収納すると場所を取ることがあります。そんなときは収納スペースに合わせたやり方を取り入れるのがおすすめです。ちょっとした工夫で、ふとんの置き場所に悩まなくなるでしょう。本記事では、ふとんの収納アイデアやカビ対策の方法を紹介します。いつでも快適にふとんを使うため、参考にしてみてください。

 

ふとん収納に適した場所

畳の部屋に置かれたふとん

 

ふとん収納に適した場所は大きく分けて3つあります。押入れやクローゼットの他、部屋に置くという方法もあるので、生活スタイルに合わせた場所を選びましょう。まずは、それぞれの場所にふとんを収納するメリットについて解説します。

ふとん収納の場所①押し入れ

押入れは、昔からふとんの収納場所として使用されてきました。ふとん収納を目的とした場所なので、間口が広く出し入れしやすいのが特徴です。扉は引き戸(ふすま)になっており、前方に物や家具を置いても開閉できます。また、近年は洋室の物件が増えましたが、和室をリノベーションした部屋なら押入れが残っていることも。押入れ付きの部屋がある場合は、ふとん収納に役立てると良いでしょう。

ふとんの収納の場所②クローゼット

最近は洋室の部屋が多くなり、日本でもクローゼットが収納の定番になりつつあります。ふとんをクローゼットに収納すれば生活感を隠し、インテリアの雰囲気が崩れるのを防げます。枕棚で上下にスペースが分かれているクローゼットなら、使用頻度の高い衣類とシーズンオフのふとんを分けた収納が可能です。狭い枕棚でも、ふとんを収納袋に入れてコンパクトな形にすれば場所を取らないでしょう。

ふとんの収納の場所③部屋に置く

クローゼットや押し入れなどの収納スペースがない時や、物が多くて収納できない時は部屋のどこかに置く方法があります。部屋のインテリアに馴染ませるため、デザイン性のある収納袋を使ったり、大判のマルチカバーをかけたりするのがおすすめです。また専用の収納袋に入れて、ソファやクッション代わりに使うアイデアも。詳しくは後述しているので、参考にしてください。

さまざまなふとん収納のやり方

ふとんを持った白シャツの人

 

収納袋を使ったり、棚を活用したり、ふとん収納のやり方にはさまざまな方法があります。ここでは、ふとんの収納事例を紹介します。生活スタイルに合った方法で、すっきりとふとんを収納しましょう。

収納棚を使ってスペースを有効活用

仕切りがないスペースを有効に使う場合は、市販の収納棚を取り入れるのがおすすめです。収納棚を設置すれば下段に衣装ケース、上段にふとんを重ねて収納できます。圧縮袋を使ってふとんのカサを減らすと、収納力がさらにアップ。また、高さや幅を変えられるタイプや重ねられるタイプなど、収納棚にはいろいろなタイプがあります。収納する物や大きさに合わせて選んでみましょう。

 

簡易的な方法として、衣装ケースを使うやり方もあります。収納スペースの両端に衣装ケースを置き、その上に板やすのこを置けば棚のできあがりです。手持ちの衣装ケースがたくさんある場合などにおすすめの方法です。

IKEAのスクッブ収納ケースで重ねる収納

ふとんの収納ケースには、ふにゃっとした質感のソフトタイプが多いですが、IKEAのスクッブ収納ケースは、しっかりとした形で自立できるところが特徴。積み重ねたり、立てて並べたりと収納の幅が広がります。

 

持ち手がついているため、高い場所に収納しても取り出しやすいのが嬉しいポイントです。枕やシーツといった寝具の収納にも適しています。ケースの一部にはネットを使用しているため通気性が良く、湿気が多い場所でも安心です。

 

マジックテープ型結束バンドでまとめて収納ケースへ

空気をたくさん含み膨らみやすい羽毛の掛けぶとんの収納には、マジックテープ型結束バンドがぴったりです。小さくたたみ、結束バンドでまとめるとコンパクトに収納できます。大きめの収納ケースに入れ、クローゼットや押入れに並べるだけですっきり収まります。これなら、雪崩のようにふとんが崩れ落ちる心配もないでしょう。

 

また収納ケースは、取っ手つきの物を選ぶと取り出しやすくなります。収納した物を書いたラベルを貼りつけておけば、何がどこにあるかを把握できます。工夫を加え、ふとんを出し入れしやすい状態を作るのが良いです。

くるくる巻いて円筒型のふとん収納袋へ

クローゼットなど、ふとんの横幅分のスペース確保が難しい場合は円筒型の収納袋を活用します。丸めて立てた状態で収納すれば、スペースの有効活用が可能です。収納の手順は、まず、ふとんを何枚かまとめてクルクルと巻いてください。巻き終わったら紐などを使い、2ヵ所を留めます。この状態で円筒型のふとん収納袋に入れましょう。しっかりと巻くことで、立てても崩れない形にするのがポイントです。

ソファに変身するふとん収納袋でインテリアに

ふとんを入れてソファにできる収納袋なら、収納スペースが足りないときも安心です。敷きぶとんは腰かけ、掛けぶとんは背もたれや足置きといったように、座る部分と背もたれがそれぞれ分離する形になるため、配置や使い道の自由度が高いのが魅力です。無地から柄物まで、デザインの種類はさまざま。インテリアや好みに合わせて選んでみましょう。

クッションに変身するふとん収納袋でインテリアに

ダイソーでは、クッションとして使えるふとん収納袋を販売しています。ふとんを入れた状態でリビングやベッドに置けるので、インテリアにもおすすめ。シンプルなデザインの正方形タイプの他、かわいらしいアニマル柄の円筒形タイプなどさまざまな種類があります。収納袋からの出し入れが簡単なので、毎日使っているふとんを入れるのにも便利です。100均のアイテムを使って、おしゃれにふとんを収納しても良いでしょう。

ふとんをキレイに保存できるコツ

手のひらが置かれた白いふとん

 

久しぶりにふとんを取り出すと、知らない間にカビが生えている場合があります。ふとんをいつでも清潔でキレイな状態で使うためには乾燥や除湿剤の使用などの対策が必須です。ここでは、ふとんを清潔でキレイに保存・収納する際にやっておきたいダニやカビの対策方法を紹介します。

コツ①収納前にしっかりふとんを乾燥させる

使用後のふとんは、想像以上に人の汗を吸収しています。そのまま長期間放置しておくと、湿気がカビの原因になるので注意が必要です。ふとんを収納する前は天日干しにしたり、ふとん乾燥機にかけたりして湿気を飛ばします。

 

天日干しが難しく、ふとん乾燥機がない場合は、窓を開けて換気した部屋にふとんを敷いてください。こうすると、ふとんの表面にある水分を飛ばせます。何もしないよりは良いので、湿気をとるためにできる限りのことはしましょう。

コツ②ダニやカビ菌を掃除機で吸い取る

 

天日干しやふとん乾燥機の使用により、熱でダニ・カビ菌が死滅しやすくなります。死滅したダニやカビ菌はそのままにするのではなく、ふとん用ヘッドの付いた掃除機やふとんクリーナーで吸い取りましょう。このひと手間で、清潔な状態を保てます。自宅やコインランドリーにふとんが洗える洗濯機がある場合は、丸洗いするという手も。ダニやカビをきれいにしてからふとんを収納してください。

コツ③ふとん圧縮袋を使用する

正しい方法で真空状態にしたふとん圧縮袋の中身は、外気との接触を避けられます。スペースを節約できるだけでなく、外部からカビ菌やダニが付着するのを防げるのが圧縮袋のメリットです。収納スペースが高温多湿になっても、ふとんへの影響を抑えられます。

コツ④すのこを使って湿気を逃す

 

押し入れやクローゼットの床面にふとんを直置きすると、床とふとんの間に湿気がたまりやすくなります。そんなときは、市販のすのこを敷く方法がおすすめです。すのこの上にふとんを乗せると湿気を逃し、カビの発生を予防できます。床だけでなく壁面との間に湿気が溜まるのを防ぎたいときは、壁にもすのこを立てかけてください。ふとんが直接触れる面がなくなり、風通しの良い状態を作れます。

コツ⑤除湿剤を使用する

収納スペースの奥に置き型の除湿剤を設置したり、ふとんの間に挟むタイプの除湿剤を入れたりすると、湿気が溜まるのを抑えられます。置き型の除湿剤は、一定の基準まで水が溜まったら取り換えるサインです。そのまま放置せずに新しい除湿剤と交換してください。除湿剤の中には脱臭タイプもあるので、用途に合わせて選びましょう。

 

ふとん収納のコツを知って来シーズンまできれいに保管

白いふとんで眠る女性

 

押入れやクローゼットに置いたり、収納袋に入れてインテリアの一部にしたり、ふとん収納のやり方はさまざまです。家のスペースに合わせた収納方法で、ふとんをしまいましょう。また、収納前のちょっとしたひと手間で来シーズンも気持ちよくふとんを使用できます。カビ・ダニ対策もして、ふとんを収納してくださいね。