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Mar 15, 2023

無理なく続く出汁ダイエットって?~つい食べ過ぎちゃう人におすすめの習慣!

「ダイエットが長続きしない」「いつもつい食べすぎちゃう」とお悩みの人も多いはず。そんな人におすすめなのが出汁ダイエットです。本記事では、出汁ダイエットに期待できる効果や方法、注意点などを詳しく解説!いつもの生活に「出汁」をプラスして、手軽に痩せ体質を目指してみませんか。

出汁ダイエットとは

 

出汁ダイエットとは、生活習慣病やダイエット治療などを専門とする医師・工藤孝文先生が考案したダイエット法です。
かつお節や昆布、緑茶などの粉末を合わせた出汁を毎日飲むことで、出汁の成分による代謝アップや脂肪燃焼効果があるといいます。
さらに、やさしい味わいの出汁は、濃い味に慣れ切った味覚を正常に戻す効果も期待できるのです!
人は、毎日のように濃い味の食事を摂っていると舌が慣れ、薄味だと物足りなく感じてしまいますが、毎日出汁を飲み続けることで次第に味覚が薄味にも適応するようになります。
そうすれば、ヘルシーな食事や少ない調味料でも満足感を得られるため、自然とハイカロリーな濃い味の食事を避けるようになり、無理なく摂取カロリーを抑えることができるのです。

期待できる効果《成分別》

 

ここからは、出汁ダイエットに期待できる効果を、成分別に詳しくチェックしていきましょう!

食欲を抑える「ヒスチジン」

かつお出汁に多く含まれる「ヒスチジン」とは、タンパク質を構成する必須アミノ酸の1つ。
ヒスチジンは脳の満腹中枢に作用し、食欲を抑制してくれる効果があり、食べすぎや間食習慣の改善が期待できます。
さらに、脂肪分を分解する作用を持つ褐色脂肪細胞を活性化させるため、脂肪燃焼も促されるでしょう。

味覚をリセットする「グルタミン酸」

昆布出汁に多く含まれる「グルタミン酸」は、いわゆるうま味成分。
グルタミン酸が加わることで料理に「おいしさ」が生まれ、塩分控えめの出汁でも満足感がアップします。
おいしいと思いながら薄味の出汁を飲むことで味覚もリセットされ、次第に濃い味の食事を避けるようになるはずです。

代謝をサポートする「ビタミンD」

かつお出汁には「ビタミンD」も多く含まれています。
ビタミンDは、骨や歯の健康を保つ働きをするビタミンの一種。
さらに、それだけではなく食欲を抑え脂肪を分解するホルモン「レプチン」の働きをサポートするという役割もあるのです。
「痩せホルモン」とも呼ばれるレプチンをビタミンDで活性化させることで、代謝が上がり痩せやすい体質への改善が期待できるでしょう

ストレス緩和する「テアニン」

緑茶に多く含まれる「テアニン」は、リラックス効果が期待できるアミノ酸の一種。
人は、ストレスが溜まると満腹中枢の反応が鈍り、なかなか満腹感を得られず食べ過ぎてしまいます。
そこで、出汁に少し緑茶を混ぜてテアニンを摂取することで、ストレスを緩和し過食を防げるとされています。

むくみを防ぐ「カリウム」

煮干し出汁や昆布出汁に多く含まれる「カリウム」は、むくみを防ぐ作用があるミネラルの1つ。
カリウムは、過剰な塩分を体外に排出して、体内の水分量が最適になるようコントロールしてくれます。
出汁でカリウムを摂取すれば、水太りしてしまった人や、むくみによって急激に体重が増えてしまった人も効果的にダイエットできるはずです。

基本のルール

 

出汁ダイエットの基本ルールは、1日1杯出汁を飲むだけととても簡単!
時間があるときに各材料をまとめて粉末化しておけば、作り置きした粉末をお湯に溶かすだけで出汁が飲めるようになるので、忙しい人でも継続しやすいダイエットといえます。
出汁を飲むのに飽きたら粉末化した出汁を料理の調味料代わりに使ったり、ふりかけとしてご飯にかけたりなどアレンジしてもOKです。
また、毎日出汁を摂取すること以外に、細かいルールや食事制限はありません。
飲むタイミングも決まっていないので、自分のペースで続けられますよ。
ただし、いつ飲むか決めていないと飲み忘れる可能性が高いため、不安な人は毎日同じ時間に飲むといいでしょう。
「朝起きたら飲む」「夕食前に飲む」といったように習慣づければ、飲み忘れを予防できるはずです。

基本のレシピ

 

出汁ダイエットに使用する出汁は、少ない材料で簡単に作れます!ここからは、出汁の粉末を作る方法を詳しく紹介していきます。

材料

出汁ダイエットに必要な材料は、たった4つ!以下の材料で、約10杯分の出汁が作れます。

かつお節 30g
煮干し 10g
刻み昆布 10g
緑茶の茶葉 5g

煮干しの頭と内臓を取り除く必要はありません。ですが、しっかりうま味を感じたい人や苦味が苦手な人は、調理前に頭と内臓を取り除いておきましょう。
また、塩分はむくみの原因になるため、刻み昆布は塩分不使用の商品を選んでくださいね。
かつお節と緑茶に関しては、スーパーで売られている一般的なものであれば何でもOKです。

作り方

熱したフライパンにかつお節と煮干しを入れ、かつお節がパリパリ、煮干しがサクッとするまで中火で炒める
炒めたかつお節と煮干し、刻み昆布、緑茶をミキサーにかける
粉末状になったら完成!

あとは完成した出汁の粉末を大さじ1杯に対し、150〜200mLのお湯で溶かして飲むだけです!
残った出汁の粉末を保存する際は、密閉容器に移して冷蔵庫に入れてくださいね。
また、ミキサーがない場合は、100均でも販売されているすり鉢で代用できます。

市販の出汁で代用する時の注意点

 

出汁ダイエットに使う出汁の素は、市販の出汁パックや顆粒出汁を代用してもOKです。
市販の出汁に緑茶は入っていませんが、かつお節と煮干し、昆布が入っていれば、緑茶抜きでもダイエット効果が期待できます。
もしも3つの合わせ出汁が見つからない場合は、それぞれの顆粒出汁を購入し、自分でブレンドするという方法もありますよ!
「1番簡単なやり方で出汁ダイエットに取り組みたい!」「出汁の粉末を自分で作るのは面倒…」という人は、ぜひ市販出汁を使ってみてくださいね。
ただし、市販の出汁には、塩分や添加物が入っていることもあるため注意が必要です。
塩分はむくみを、添加物は代謝低下を招きやすく、出汁ダイエットの効果を薄めてしまいます。
出汁ダイエットに市販の出汁を代用するときは、原材料をよく確認し、無添加の商品を使ってくださいね。

出汁ダイエットにおすすめ!市販の出汁

市販出汁を使えば、忙しい人でも手軽に出汁ダイエットを習慣化できるはず。ここからは、出汁ダイエットにおすすめの市販出汁を紹介します。

かね七「料亭仕込み 天然だしの素パック」

かね七の市販出汁は、かつお節、煮干し、昆布などがバランスよく配合されているティーパックタイプの出汁。
天然素材だけで作られた出汁は、薄味なのにしっかりとうま味が凝縮されていて、飲み続けても飽きません。
無添加の市販出汁は高価なことが多い中、コスパがいいところも嬉しいポイントです。

 

 

 

まえか和「天然だしパック テイスト」

まえか和の市販出汁は、鹿児島県産のかつお節や北海道産の昆布など、国産の原材料にこだわって作られた出汁。
肉厚な原料を荒く砕いてティーパックにすることで、えぐみや臭みのないおいしい出汁が簡単に取れます。
食塩や化学調味料が一切入っていない無添加出汁は体にやさしく、血糖値やコレステロール値が気になる人でも安心です。

 

 

 

茅乃舎「茅乃舎だし」

茅乃舎の市販出汁は、4種の出汁素材を使用し、すっきり上品な味わいが特徴の出汁パック。
市販出汁の中ではかなりの人気商品なので、ご存知の人も多いのではないでしょうか?
ただし、少量ながら食塩が含まれているので、ダイエット効果を高めたい人は減塩タイプを選ぶのがおすすめです。

 

 

 

出汁で太りにくい習慣を身につけよう

 

味覚や体質を改善し、自然と太りにくい体にしてくれる出汁。ダイエットというと「我慢するもの」「つらいもの」というイメージが強いですが、出汁を飲むだけならストレスなく続けられるのではないでしょうか。
出汁ダイエットは市販の出汁を使用してもOKなので、ぜひ自分に合った方法で生活に取り入れ、毎日の習慣にしてくださいね。