お菓子を開封した後、食べきれなかった時の保存方法に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。今回こちらの記事ではお菓子の種類別の賞味期限やおすすめの保存方法、さらにおすすめの保存用アイテムを紹介します。正しくお菓子の袋を閉じて保存することで、次に食べる時まで品質を維持しやすくなるので、ぜひ参考にして取り入れてみてくださいね。
MOKUJI
開封後のお菓子の賞味期限はどのくらい?
お菓子を美味しく安全に食べるために、賞味期限はチェックしておくべきポイントです。こちらの項目ではお菓子の種類別に開封前後の賞味期限の目安と、おすすめの保存方法を解説します。
スナック菓子の開封後の賞味期限は?
ポテトチップスなどのスナック菓子の賞味期限は、未開封で4,5ヶ月程と設定されていることが多いです。また開封後の賞味期限はしっかりと口を閉じた状態で、1週間程度と言われています。
スナック菓子の保存の際の気になるのが、油の酸化。紫外線や空気に触れる、高温な場所での保存は酸化を促進するので注意するようにしましょう。
また、酸化を抑える方法として低温保存は効果的と言われています。直射日光を避け、低温かつ空気の影響を抑えることができるので、冷蔵庫・冷凍庫での保存はおすすめです。冷蔵庫・冷凍庫で保存する場合、ジップ付きの袋など密封性の高い袋を使用することで、より空気と湿気の侵入を最小限に抑えられます。
板チョコの開封後の賞味期限は?
板チョコの賞味期限は、一般的には未開封のものは常温保存で半年〜1年程と言われています。しかし、同じチョコレートでも生クリームを使用したものは賞味期限が2週間ほどと短く設定されているので、商品パッケージなどで成分を確認するようにしましょう。また、チョコレートは腐りにくいと言われますが、開封後は1ヶ月を目安に食べきることをおすすめします。
板チョコの保存温度は15℃前後とされており、夏以外は常温保存でも構いません。しかし、その際も直射日光を避け、空気に触れないよう注意しましょう。また、冷蔵保存する際も空気に触れないよう、チョコレートをアルミホイルなどでしっかりと包んで保存するようにしましょう。
米菓子の開封後の賞味期限は?
せんべいなど米菓子の賞味期限は、せんべいの種類によって異なりますが、未開封で60日以上と言われています。しかし、ぬれせんべいはその他に比べて賞味期限が短いので注意してください。
また、せんべいは開封して30分後から品質が落ちるとも言われています。そのため、開封後はなるべく早く食べる、もしくは食べる分だけ袋から取り出し、袋は密閉するようにしましょう。
開封後のせんべいは高温多湿を避け、直射日光が当たらないように保存すると品質を保ちやすくなります。そのため、開封後はジップ付きの保存袋や缶などに入れ、直射日光を避けた場所で保存するようにしましょう。また、より長く開封後のせんべいを保存する方法として、冷蔵保存もおすすめです。その際は湿気のある野菜室は避け、冷蔵室・冷凍室で保存しましょう。
開封後のお菓子のおすすめ保存方法3選
こちらの項目では開封後のお菓子の保存方法を3つ紹介します。アイテムを使用した物から、簡単に袋の口を閉じることができるアイデアまで提案するので、これは良いかも!というものをぜひ取り入れてみてくださいね。
袋止めクリップを使って保存する
一度開封したお菓子の袋を閉じるのに「袋止めクリップ」は定番アイテムです。袋止めクリップは手軽に袋の口を留められ、密着性があります。また、再利用可能なので経済的です。袋止めクリップには以下3つの種類があり、それぞれに特徴があります。
くの字型クリップ:挟む面に凹凸のある「くの字に開閉するクリップで、間に袋を挟んで閉じる
クリップタイプ:シンプルに袋の口を挟んで留める
スティックタイプ:袋の止める部分がスッキリとする上、密着性も高い
スガイワールド「BO(ボー)」
密着性が高く、見た目もすっきりとするスティックタイプは、上記で紹介した袋止めクリップの中でも特におすすめです。
「BO(ボー)」は、外側と内側の2本の棒を重ねることで袋をしっかり密封します。古紙を主成分としているため、環境にやさしくリサイクルも可能です。古紙の風合いを生かしたナチュラルな色合いもおしゃれです。さらに、キッチンインテリアをはじめ、いろんなジャンルのお部屋の雰囲気にマッチしやすいのもおすすめポイントです。約3年以上(1日1回の開閉を基準にして約1,000回以上)使用可能なので、コストパフォーマンスもばっちりです。
シーラーを使って保存する
開封前のようにぴったりと袋の口を閉じる方法として「シーラー」を使用した方法があります。シーラーとは、熱によって、お菓子などの袋の口を密閉させる機械です。しっかりと隙間なく密閉させることができるので、湿気を避けたいスナック菓子や米菓子、焼き菓子などの保存に特におすすめです。また、閉じる際に中に食品用の乾燥剤を一緒に入れておくとより湿気を防ぎ、品質を保ちやすくなります。
アイテムなし、ひと工夫で袋の口を閉じる保存
パッケージを閉じるためのアイテムがあると便利ですが、アイテムが手元にない時におすすめの方法を紹介します。警視庁の警備部災害対策課のX(旧Twitter)で紹介された方法は、道具要らずの上にしっかりと袋の口を閉じられると話題に。自宅以外の場所でも最適と絶賛されています。簡単にできるのでぜひ試してみてくださいね。
私は、袋菓子が大好きです。でも休憩時間では食べ切れないことがあります。その様な時は、テープや輪ゴムを使わず、袋を閉じる方法があります。長期保存には向きませんが、避難生活や乗り物で移動中等にお試しあれ。「〇〇さーん」、あ!上司がお呼びだ。「はーい」と言いながら慌てて袋を閉じる私。 pic.twitter.com/VsCegie20a
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) April 3, 2023
【袋の口を閉じる折り方】
- 袋の上部左右の角を斜め内側に折りたたみ、折り目がハの字になるようにする
- そのまま袋を裏返し、上部を手前に1回折る
- 中身の量に合わせて、さらに数回手前に折る
- 表面に戻し、上部の袋状になった角の内側に親指を差し入れて、反対側へひっくり返す
- これを左右におこなったら完成
しっかり保存して美味しくお菓子を食べよう
普段何気なくしているお菓子の袋止めも、しっかりと行うことで、食べきれなかったお菓子の品質を保ちやすくなります。紹介した保存用アイテムや方法をぜひ取り入れて、美味しく安全にお菓子を味わってくださいね。