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Sep 11, 2020

おしゃれで住みやすい1LDKレイアウト方法。インテリアで広く見せるコツも

白を基調にしたリビングダイニングルーム

LDKと個室で構成された1LDKは、1人暮らしにもカップルにも人気の間取りです。ただし快適に過ごすためには、間取りや暮らし方によってレイアウトへの工夫が必要。そこで本記事では、部屋を広く見せたりおしゃれにしたりするコツ、1LDKのタイプ別のおすすめレイアウトを紹介します。

1LDKのレイアウト①基本

ソファとダイニングテーブルがあるLDK

縦長・L字形・正方形などバリエーションがあるLDKに、さらに個室がプラスされた1LDKは、間取りが豊富なのが魅力です。LDKや個室の使い方など、どんな暮らしがしたいかを想像しながらレイアウトを考えてみましょう。ここでは、基本の1LDKのレイアウトを紹介します。

基本①間取りに合わせて考える

1LDKの間取りには、玄関からLDK・寝室までが続いているタイプ、リビングの横に個室があるタイプ、個室とLDKが独立しているタイプなどさまざまです。

 

ドアや引き戸でLDKと個室が仕切られている間取りを広々とさせたいなら、仕切りを取って開放的な空間に。リビング・ダイニング・キッチン・個室をそれぞれの空間に分けたい場合には、家具の配置で間仕切りするなどすると良いでしょう。

基本②LDKの使い方を考える

LDKのレイアウトは、主に以下の3つのプランが考えられます。


➀リビング・ダイニング・キッチンの3つの空間を分ける
部屋ごとの景観が崩れないので、用途に合わせたコーディネートがしやすくなります。

 

②キッチン・ダイニングとリビングの2つの空間に分ける
食事をする場所とくつろぐ場所を完全に分けたい人におすすめです。

 

③リビングとダイニングの空間を兼用する
外食が多い人は、リビングとダイニングを兼用するのも良いでしょう。空いたスペースにパントリーを置いたり、ワーキングスペースを設けたりして、好みのレイアウトが楽しめます。

基本③個室の使い方を考える

個室を収納部屋として使うプランもありますが、一般的には寝室として使われることが多いです。


ベッドメイキングの手間を軽減させたいなら、ホテルのようにベッドの頭部だけを壁につけるレイアウトに。化粧をする人は
ドレッサー、ベッド周辺にものを置く癖のある人はサイドテーブルを置くなど、自分の過ごしやすいレイアウトを考えましょう


書斎や趣味の作業スペースなど、寝室以外の要素をプラスする場合は、間仕切りや照明を上手に使って空間を仕切るのもおすすめです。

基本④暮らす人数に合った家具を選ぶ

1LDKで快適に過ごすには、人数に合った家具を選び、限られたスペースを有効に使うことがポイント。一緒に暮らす人がいる場合、お互いが部屋でどう過ごすのかを考慮して、それぞれの生活導線を考えたレイアウトが必要です。より広いスペースを確保したいときは、ベッドではなく布団にするのも良いかもしれません。

1LDKのレイアウト②広く見せるコツ

壁に設置したテレビと棚があるリビングルーム1LDKは家具の数が多すぎたり、配置が悪かったりすると、圧迫感が出て狭い空間に見えがちです。ここでは、1LDKを広く見せるレイアウトのコツを紹介します。

コツ➀必要な家具を厳選する

生活する上での優先順位を考え、必要な家具を厳選しましょう。広々とした空間を好むなら、ローテーブルの代わりにサイドテーブルを置いたり、ラグのみにしたりしてみてください。ダイニングテーブルを置かずに、ソファで食べるソファダイニングにするのもおすすめです。

 

また必要に応じて大きさを変えられるエクステンションテーブル、収納つきのベッドやソファ、ソファベッドなどの多機能家具を取り入れると、狭いスペースを有効活用できて便利ですよ。

コツ②コンパクトな家具を選ぶ

コンパクトな家具を使うのもポイントです。ダイニングテーブルやキッチンカウンターの椅子は、ひじかけや背もたれのないチェアやベンチにすると、すっきりとした印象に

 

テレビボードやチェストなどは薄型のタイプを選ぶことで、より広い空間が生まれます。オープンラックで抜け感を演出できるので、リビングとの間仕切りとして活用するのも良いでしょう。

コツ③生活導線を考えて配置する

2人以上で生活する場合は、お互いの生活導線を考えたレイアウトが大切です。すれ違うときにぶつからないか、椅子に座ってもう一人がうしろを通れるかなどを考慮してください。

 

人が正面を向いて通るときに必要な広さは、約55センチ以上、横向きは約45センチ以上、二人が正面を向いてすれ違う場合は、約110センチ以上が必要と言われています。これらのスペースを確保しながら家具を配置しましょう。

コツ④壁かけアイテムを上手に使う

壁面を有効に活用すれば、床面のスペースが確保できます。収納スペースが少ない場合は、壁面に収納棚を設置するのも1つの手段です。テレビは薄型にして壁に取り付ければ、圧迫感も緩和されすっきりとした印象に。鏡は直接壁に設置し、棚を活用してドレッサー的な空間を作るのもおすすめです。

1LDKのレイアウト③おしゃれに演出するコツ

観葉植物・ランプ・ソファがあるリビングルーム

1LDKをおしゃれに見せるには、色の統一感やアクセントになるインテリア、照明などにこだわるのがポイントです。ここでは、1LDKをおしゃれに演出するコツを3つ紹介します。

 

コツ➀色やテイストに統一感を出す

家具の色やテイストに統一感を出すと、すっきりとおしゃれな空間に。清潔感があり部屋を広く見せる白色、落ち着きを感じさせる青色、ナチュラルで温かみのあるブラウンなど、色によって与える印象は変わります。どんな時間を過ごしたいかを考えて、LDKや寝室に好みの色を取り入れてみてください。

コツ②フォーカルポイントを作る

フォーカルポイントとは、部屋の中で最も視線が集まる見せ場のこと部屋に入ったときに目に留まる場所にアクセントとなる物を置くと、部屋全体が引き締まった印象になり、奥行きも生まれます。

 

比較的容易に取り入れやすいのが、シンボルツリーとなる大きめの観葉植物やポスター・絵などのアートです。これらのオブジェは部屋を彩るおしゃれな空間を演出してくれます。

コツ③照明器具にこだわる

照明は部屋をおしゃれに見せるアイテムの1つ。リビングやダイニングのそれぞれに適した照明器具を取り入れると、こだわりのある丁寧な暮らしを連想させます。

 

ダイニングに吊り下げるタイプのペンダントライト、リビングに天井に直接設置するシーリングライトがよくある組み合わせです。フロアライトをリビングのコーナーに置くと、アクセントがプラスされておしゃれな雰囲気になります。

 

1LDKのおすすめ家具サイズ

部屋のサイズに合わせて家具を揃えるのも、狭くなりがちな1LDKのインテリアには重要です。

部屋のサイズに合ったテレビの大きさ

テレビは大きすぎるとかえって見にくくなってしまいます。また、画面が黒いため圧迫感が出てしまうことも。おすすめのサイズはこちらを参考にしてみてください。

 

6畳:24〜32V型
8〜10畳:32〜40V型
10〜12畳:40〜49V型
12畳〜:50V型〜

 

人数別のソファの大きさ

ソファは家具の中でも、レイアウトや動線に大きな影響を与えます。ライフスタイルや家族構成を踏まえて選ぶのがコツです。座る人数に対しての幅の目安はこちらを参考にしてみてください。

 

1人掛けソファ:幅600~900mm

2人掛けソファ:幅1100~1600mm

2.5人掛けソファ:幅1800~1900mm

3人掛けソファ:幅2000~2200mm

 

最近はソファを置かずに、大きめのクッションやプフなどを置いて空間を広く見せるレイアウトも人気です。

 

目的別テーブルのおすすめの大きさ

テーブルの大きさは利用シーンを想像して、用途にあったサイズを選びましょう。

長さだけではなく、幅も意識して選ぶのがコツです。

 

ダイニングテーブルで食事をする際は、一人あたり「幅600mm×奥行き400mm」のスペースが一般的とされています。食事だけではなく、ワークスペースも兼ねたい場合は奥行きが700mm以上あると余裕を持って作業ができます。

 

2人でテーブルに向かい合って座る場合は最低限800mmの奥行きを確保しておきましょう。

 

 

タイプ別!1LDKのおすすめレイアウト

グレーのソファと白の棚があるリビングルーム

1LDKをおしゃれに広々と使うには、やはり間取りに合ったレイアウトがポイントに。ここからは、1LDKのおすすめレイアウトをタイプ別で紹介します。

タイプ①L字型のLDKの場合

L字型のLDKは、キッチンとダイニングを1つのスペースに作り、残りをリビングとして使うレイアウトがおすすめです。ダイニングに背を向けるようにソファ、もしくは収納ラックを配置すると、キッチンとダイニングに境界ができてシーンを分けやすくなります。ソファを仕切りに利用するなら、背面までデザイン性の高いものがおすすめです。

タイプ②縦長のLDKの場合

縦長のLDKは直線を意識して片側に家具を寄せたレイアウトにすることで、入口から奥まで通り抜ける空間が生まれ部屋が広く見える上に、生活導線も確保しやすくなります。

 

同じ高さの家具を揃えて配置すると、部屋の雰囲気が引き締まった印象に。細長い家具やラグは直線を強調するので、部屋がより広く見えやすいです。

タイプ③正方形に近いLDKの場合

正方形に近いLDKは、ダイニングとリビングのスペースが区切りにくく、レイアウトが意外に難しい間取りです。ダイニングとリビングは、対角線上に配置するのがポイント。L字型のソファを置いて、リビングとダイニングを兼ねた空間にするのも良いでしょう。


広く見えやすいカラーやデザインの家具を取り入れるのも大切です。高さが低い家具で統一すれば、圧迫感が少なく部屋が広く感じます。

家具やレイアウトにこだわり、おしゃれで住みやすい1LDKに

ピンクのソファとテレビがあるリビングルーム

基本的なレイアウトを頭に入れながら、部屋を広く見せるコツやおしゃれに演出する方法、生活導線に配慮したレイアウトを取り入れた1LDKは快適になるはずです。ぜひ今回紹介したことを参考に、おしゃれな住みやすい1LDKにしてみてください