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May 12, 2020

後悔しないサーキュレーターの選び方!静音性や扇風機との違いも解説

サーキュレーター

サーキュレーターは、室内の空気を循環させるために使用する家電。冷暖房と併用して電気代を節約したり、梅雨の時期には部屋干しの洗濯物を乾きやすくしてくれたりするので、季節に関係なく使うことができるのです。本記事ではサーキュレーターと扇風機との違いや、サーキュレーターの機能や静音性、選び方のポイントを解説します。

サーキュレーターの概要と扇風機との違い

床に置かれたサーキュレーター

サーキュレーターと似ている家電として、扇風機が挙げられます。両方とも風を起こす家電ですので、扇風機があれば必要ないと考える人もいるかもしれません。こちらではサーキュレーターの概要と扇風機との違いを解説します。

サーキュレーターの概要

サーキュレーターとは、風を起こし遠くまで届ける家電のことです。「エアーサーキュレーター」とも呼ばれています。使用すると室内の空気が循環できますので、室温のムラを解消することが可能で冷暖房の電気代を節約することにも繋がります。

 

また部屋に干してある洗濯物に直接風を当てると、そのまま干すよりも早く乾きやすいため、部屋干しの機会が増える梅雨時期にとても便利な家電です。

サーキュレーターと扇風機は何が違う?

サーキュレーターと扇風機はどちらも似ているのですが、目的や機能面に違いがあります。

まず扇風機を使用する目的は「涼を得るため」。それに対してサーキュレーターを使用する目的は「部屋の中の空気を循環させるため」です。

 

風の特徴にも違いがあり、扇風機は「風を拡張して広範囲に届かせる」のに対して、サーキュレーターは「まっすぐ遠い場所まで勢いのある強い風を起こす」ことができます。

 

機能面での違いは、人に風を当てる目的の扇風機は上下の首振り角度は上に20~30度くらいで、下は10~15度程度が一般的です。空気を循環させることが目的のサーキュレーターは、上下の首振り機能は上向き90度まであるものが多いようです。

サーキュレーターと扇風機の静音性の違い

室内で使用するときは静音性についても気になりますよね。動作音は、扇風機よりもサーキュレーターのほうが大きいとされています。睡眠時に稼働させる場合や、羽の回転する音が気になる人には静音性もチェックして選びましょう。

サーキュレーターの4つの便利機能

稼働中のサーキュレーター

室内の空気を循環させる目的で使用するサーキュレーターは、製品によって搭載している機能に違いがあります。そのため選ぶときは、価格だけでなく機能面もチェックしましょう。続いては、サーキュレーターの便利機能を解説します。

1.首振り機能

空気を循環させてくれるサーキュレーターは、扇風機のような首振り機能がついていない製品が多いようです。しかし、中には上下だけでなく左右の首振り機能がついているものもあり、部屋に干してある洗濯物を乾かすときにとても便利です。

2.タイマー機能

タイマー機能を持つサーキュレーターもあります。タイマー機能が付いていれば、生活リズムに合わせて電源のON/OFFができるので、とても便利です。電源の切り忘れ防止機能がついているものもあり、電力の無駄な消費や本体の故障を回避するのに役立つでしょう。

3.風力の調整機能

風力を調節する機能が搭載されているサーキュレーターなら、部屋の広さや利用する目的によって風力を変えることができるため使い勝手もぐっと上がります。

 

基本的には「弱」「中」「強」の3段階+αあれば十分といわれていますが、中には風量を99段階で細かく調節できるものも。

4.リモコン付き

リモコン付きのサーキュレーターなら、離れた位置から風力や首振り機能の設定、電源のON/OFFをコントロールすることができます。もし寝室で使用するのであれば、寝る前にベッドを立たずに電源を切ることができるので、リモコン付きのものがおすすめです。

サーキュレーター選びの4つのポイント

メタルのサーキュレーター

サーキュレーターにはさまざまな種類がありますので、自分が何を重要視するのかを事前に定めてから選ぶと、納得のいく製品と出会える可能性が高いです。続いては選び方のポイントを4つ解説します。

1.風力で選ぶ

使用する部屋の大きさに見合ったサーキュレーターを選ぶことが大切です。例えば広いリビングや天井の高い部屋で使う場合、風力の強いものが必要となります。

 

より風の勢いがあるものを選ぶには、羽根の枚数が多いものや羽根の直径が長いものです。より離れた場所まで風を届けたい人に向いています。

2.置き方で選ぶ

サーキュレーターは床に置く「据置きタイプ」が一般的ですが、その他にもさまざまな形状のものがあります。「壁掛けタイプ」や「クリップタイプ」は置く場所がない場合に便利ですし、机の上で使用するなら小型な「卓上タイプ」も人気です。

3.掃除のしやすさで選ぶ

サーキュレーターは、定期的に掃除をする必要があります。使っているうちに羽根やカバーにホコリがたまり、風の勢いが落ちることもありますのでしっかりメンテナンスしましょう。

 

羽が取り外せるタイプなら、掃除の際に水洗いして汚れを落とすことができます。ファンガード(全面のカバー)の固定方法にはさまざまなものがありますが、こまめに掃除をしたい人は取り外しが簡単なレバータイプかツメを固定するタイプがおすすめです。

4.静音性で選ぶ

ものによっては稼働しているときの音が大きいものも。動作音はdb(デシベル)という単位で表示されています。

 

例えば、30デシベルは深夜の郊外やささやき声程度の大きさで静かと言える音です。40デシベルは図書館や昼間の閑静な住宅街くらいの音で、50デシベルになると家庭用のクーラーの室外機や静かな事務所くらいの音。

 

60デシベルなら、走行中の乗用車や普通の会話程度です。一般的には、35dB程度を下回ると静かとされています。DCモーター搭載のサーキュレーターは静音性に優れているので、選ぶ際のポイントにすると良いです。

冷暖房の効率をアップさせるサーキュレーターの置き方

窓辺に置かれたサーキュレーター

冷暖房を効率よく効かせるためにサーキュレーターを使用する人も多いでしょう。効率的に使用するには置き方を把握しておくことも大切です。そこで、冷暖房を使用する時や換気をするときのおすすめのサーキュレーターの置き方を解説します。

冷房使用時のサーキュレーターの置き方

冷房時に使うのであれば、エアコンを背にして水平の方向に風を向けると効率的に部屋を冷やすことができます。冷房で冷やされた冷たい空気は「下に溜まりやすい」ため、水平の方向に風を向けることで冷たい空気を動かして、循環することができるのです。

暖房使用時のサーキュレーターの置き方

暖房時に使うのであれば、エアコンと向き合うように設置するのがベストです。暖房で暖められた空気は「上に溜まりやすい」ので、風を当てることで効率よく空気を循環することができます。

 

使用する暖房機器がエアコンでない場合は風の向きに注意が必要です。火を使う石油のストーブやファンヒーターの場合は対角線上にサーキュレーターを置いてはいけません。ニオイがでたり事故につながったりする可能性もあるので、暖房機器に直接風を当てるのではなく、真上に向けるようにします。

換気をするときのサーキュレーターの置き方

部屋の換気をしたいときにも、サーキュレーターはおすすめです。サーキュレーターはうしろから空気を取り込んで前方に出す仕組みなので、 ベランダや窓に向けて置くと、部屋の空気を外に出して効率よく換気することができます。

サーキュレーター選びは静音性や機能面にこだわることが大切

メタルのサーキュレーター

サーキュレーターは動作音が大きいものも多く、よく考えずに購入してしまうと「音が大きすぎて使いにくい」なんてことも。そういったことを避けるために、静音性に優れたものを選ぶと良いです。価格や機能面、静音性などさまざまな角度から機種を比較して、自分にぴったりのサーキュレーターと出会ってくださいね。