一人暮らしを始めるときは、自分に必要なものを絞って揃えるために、「部屋の間取りはどうか」「生活スタイルはどうか」などを考えることが大切です。今回は、一人暮らしに必要なものや注意点を紹介します。女性の一人暮らしで気を付けるべき防犯関連の情報も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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一人暮らしに必要なものを揃える前に
必需品の予算や生活スタイルは、人によって異なるもの。まずは自分にとって必要なものを揃えられるよう、一人暮らしの準備前に考えておきたいことを紹介します。
予算を決める
部屋の賃貸料や引越し代金など、一人暮らしを始める際に必要となる費用があります。こうした費用を差し引いて残った予算から、必要最低限の家具や家電を揃えるのが基本です。
新品ばかりだと予算に収まらない場合は、現在使っている家具や中古品を利用したり、100均グッズをうまく活用したりしましょう。新生活応援セールが開催される時期に、大型のアイテムを揃えるのも手です。
生活スタイルから考える
例えば、自炊をするか否かで必要なキッチン用品は異なってきます。日常的にコインランドリーを使うなら、洗濯機は不要になるはず。このように、自分の生活スタイルをイメージした上で家具や家電を揃えることが大切です。購入してから「やっぱりいらなかった」と後悔しないよう、慎重に考えて購入品を決めましょう。
買い物チェックリストを準備しよう
何を購入するか決まったら、忘れ物防止のために買い物チェックリストを作るのがおすすめです。一人暮らしの準備で焦りを感じているときでも、必要なものを落ち着いて確認できます。
一人暮らしに最低限必要なもの
何を購入すれば良いかと迷った場合は、まず必要最低限のものを確認しましょう。ここでは部屋のタイプや予算に関係なく、一人暮らしに必要なものを紹介します。
家具
一人暮らし初日から快適に過ごすために、基本的な家具は揃えておきましょう。必要最低限としてまず挙げられるのは寝具です。寝る場所を決めたら、部屋の大きさに合わせてベッドのサイズを選んでください。シーツや布団カバー、枕、枕カバーも忘れずに。洗濯するときのために、替えの寝具もあると便利です。
照明も、初日からなければ不便なアイテム。あらかじめ部屋に付いている場合もあるので、事前の確認は必須です。新調する場合は、対応する電球の種類や取り付けやすさをチェックしておくと、スムーズに選べます。また今後のことを考えて、電気代を節約できるLEDがおすすめです。
防犯対策のため、カーテンの準備も忘れてはいけません。引っ越し前にサイズや取り付け方法を確認してから購入すると、失敗を防げます。
家電
冷蔵庫は、一人暮らしなら200L未満で十分対応できます。自炊をする場合は、より多くの食材をストックする可能性を考え、300L前後にするのもおすすめです。また、自炊を想定しているなら炊飯器は欠かせません。一度にたくさんご飯が炊ければ、小分けにして冷凍保存ができるので電気代の節約につながるので、自炊をしない人もぜひ検討してみて。
洗濯機は、置き場所を確認してから購入しましょう。仕事で忙しく、干す時間をとるのが難しい場合は、乾燥機能付き洗濯機が役立ちます。
エアコンがない物件へ引越しをするときは、熱中症対策として、夏が来る前に設置の手配を行ってください。
洗面・バス・トイレに必要なもの
洗面所やお風呂に置く、シャンプー・ボディソープ・歯ブラシ・歯磨き粉・タオル類を始めとした身だしなみ用品を揃えましょう。女性の場合、トイレにはトイレットペーパー以外にも、サニタリーボックスや生理用品を準備しておくと安心です。
キッチン用品
自炊するなら、鍋やフライパン、まな板、包丁は必須。まな板はキッチンに合わせたサイズでないと置きにくいので、注意が必要です。包丁は手入れのしやすい、ステンレス製をおすすめします。包丁研ぎ器があると、切れ味が悪くなったときにすぐ対処できるので便利です。
食器を洗うために必要なスポンジや洗剤の準備も忘れないでください。また、コンロが最初から設置されている物件もありますが、ない場合はガスやIHコンロの準備が必要です。
お気に入りの食器を集めると、料理へのモチベーションが上がるはず。自炊をしない人も、来客が想定される場合は食器を揃えておきましょう。
日用品
部屋の中を整理整頓していくため、ゴミ箱やゴミ袋は必要です。地域指定のゴミ袋があれば、それを用意してください。洗濯用品は、部屋干しするなら洗濯スタンドを準備するなど、生活スタイルに合わせて取り揃えます。
引っ越し作業中には部屋が汚れやすいため、雑巾も用意しておきましょう。まだ掃除機を準備できていない場合は、粘着クリーナーやハンディワイパーで対応するのも手です。
常備薬
熱が出たときのための風邪薬や、頭痛が起きた際に役立つ鎮痛剤など、もしもの場合に必要な常備薬は必需品です。お腹の調子が悪くなりやすい人は整腸剤を準備する、といったように、自分の体に合わせて必要な薬を足しましょう。怪我をした際にすぐ使えるよう、絆創膏や消毒液もあると安心です。
一人暮らしに必要なものを揃える時に注意すること
準備を焦ると必要ないものまで購入し、失敗することがあります。そんな事態を防ぐため、ここでは注意点を紹介します。事前に確認して、後悔がないようにしましょう。
最初から全部揃えようとしない
「とりあえず揃えたけど使わなかった」となると、置くスペースやお金が無駄になります。最初は最低限必要なものを揃えて、それ以外は徐々に買い足しましょう。
テレビはスマホやタブレットで代用できるので、こだわりがないのであれば急いで揃える必要はありません。オーブン機能付きのレンジなどに憧れる人は多いですが、今まで使ったことがないなら様子を見た方が懸命です。実際に生活をして、本当に必要だと思えたら購入を検討してください。
購入はサイズを確認してから
家具や家電を購入するときは、事前に設置場所のサイズを測るのが鉄則です。大きなサイズのものは部屋に搬入できるかを確認しましょう。玄関や廊下、あればエレベーターも一緒に計測しておくと、搬入可能かお店と相談しやすくなります。
一人暮らしの女性が気を付けるべきこと
一人暮らしの生活を安全なものにするため、防犯対策はしっかりしておきましょう。入居後に「失敗した」とならないよう、物件探しから慎重に進めてください。
物件探しで気を付けること
一人暮らしをする場合、物件探しから防犯性に優れているかを確認することが重要。管理人が常駐していれば顔を覚えてもらえるため、不審者の侵入を防ぎやすいです。監視カメラやモニター付きインターホンなどの防犯設備が整っていると、より不審者の心配を減らせます。さらに外部からの侵入を防ぐため、外壁に足場となるものがなく、2階以上の物件がおすすめです。遅い帰宅が多い場合は、駅近物件であることや、夜道が明るいといった条件を重視すると良いでしょう。
引越し後に気を付けること
一人暮らしはいざというとき、守ってくれる人が近くにいないため、普段から緊張感を持って生活をした方が懸命です。訪問者があったときは、きちんとインターホンで確認してください。すぐに玄関のドアを開けず、インターホン越しで用件を確認しましょう。覗き穴は逆に覗かれる可能性があるので、ビニールテープやドアスコープカバーなどをかぶせて対策を。侵入者を防ぐために、鍵は防犯性の高いタイプを選びましょう。特殊加工が施されたディンプルキーやウェーブキーといった鍵は、ピッキングのリスクを減らしてくれます。
洗濯物は、天気が良くても外に干さない方が安心です。洗濯物によって、女性の一人暮らしだとバレる危険性があります。また外出した際にも注意を払うことが大切です。毎日同じルートで帰宅すると、自宅を知られる場合があります。人通りが多く、明るい道を選んで、ルート変更していくのがおすすめです。
一人暮らしに必要なものを準備して新生活を始めよう
新生活を始めるときは「あれもこれも必要では?」と焦りがちですが、落ち着いて考えれば本当に必要なものを絞れます。まずは予算や置くスペースのサイズを確認し、慌てずに最必要低限のアイテムを揃えましょう。防犯対策も万全に行い、安心できる環境で新生活を始めてください。