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May 12, 2020

【湿気&結露対策】おすすめは除湿機!目的やライフスタイル別の選び方

ベッドルームに置かれた除湿機

除湿機はジメジメした梅雨の湿気対策だけでなく、衣類乾燥や結露防止などで通年利用する人も多くいます。さまざまな機能や種類があるので、購入を検討する段階で迷うことも。本記事では、ライフスタイルや目的に合わせた除湿機の選び方を紹介します。

除湿機を選ぶ時のポイント

 

リビングに置かれた除湿機除湿機は「進化系家電」の代表格です。次々と新しい機能が追加され、見た目や価格だけで選ぶことが難しくなっています。使用頻度の高い家電で失敗は避けたいもの。まずは、選び方の基本となる4つのポイントを確認しましょう。

除湿能力で選ぶ

除湿機は、除湿能力の数値が大きいほど早く除湿ができます。スピーディーに除湿したい場合は大きな容量の除湿機を選ぶと良いです。ただし、容量が大きい除湿機は本体の重さ・サイズも大きくなり、コストもかかりやすい傾向にあります。それぞれのバランスを考慮して決めてください。また、除湿可能面積は除湿機ごとに異なります。使用する部屋の広さに合った除湿機を取り入れましょう。

電気代・コスパで選ぶ

除湿機本体の価格は、安ければ3,500円、高ければ10万円を超える場合があります。 付加機能が多いほど値段が高くなるのが一般的です。自分に適した機能がつき、コスパの良い商品を選ぶと良いでしょう。

 

電気代は付加機能や除湿機のタイプで変化します。除湿機のタイプには「デシカント式」「コンプレッサー式」「ハイブリッド式」の3種があり、コンプレッサー式は特に電気代がかかりません。デシカント式はヒーターを使うので3種の中で最も消費電力が高くなります。電気代重視であればコンプレッサー式がおすすめです。

付加機能で選ぶ

除湿機にはさまざまな付加機能があります。代表的なものとして挙げられるのが、冷風機能・空気清浄機能・衣類乾燥機能・カビブロック機能・自動ストップ機能・連続排水機能です。機能が多いほど価格が上がる傾向にありますが、不要な機能がついているとコスパが悪くなります。本当に必要な機能がついているか確認してから選ぶようにしてください。

お手入れ方法で選ぶ

メンテナンスの頻度が最も高いのがタンクです。水捨てや内部の洗浄など、こまめなお手入れが必要になります。タンクの容量やサイズだけでなく、取り付け&取り外し、掃除しやすいかは大事なポイント。

 

続いてチェックしておきたいのがフィルターです。水洗いOKか、掃除機でお手入れしやすいかを確認しましょう。自動でカビやほこりを掃除する機能は、お手入れを手間に感じる場合におすすめです。

用途別に選ぶ、おすすめの除湿機

洗濯物の前に置かれた除湿機

除湿機にはライフスタイルに合わせてさまざまな機能・形状がそろっています。除湿機を選ぶ際は日々の暮らしの中でどのように活用できるか、具体的にイメージすることが大切です。目的や場所に合わせた除湿機の選び方を紹介します。

部屋干し・衣類乾燥するために

雨の日だけでなく、PM2.5や花粉対策のために部屋干しが増えたことから送風機能搭載の除湿機が注目されています。最近ではほとんどの除湿機に送風機能が搭載されており、除湿機を衣類乾燥除湿機と呼ぶケースも少なくありません。

 

衣類乾燥除湿機を選ぶポイントは「送風」。衣類に効率よく風を当てる機能が備わっていると、素早い乾燥につながります。無駄な電力を抑えて衣類乾燥を行うセンサー機能は、ランニングコストを削減したいときにぴったり。そのほか、部屋干しによる雑菌の繁殖や、ニオイの発生を抑える除菌・脱臭機能も選ぶ際のポイントです。各メーカーによって性能は異なるので、比べてみてください。

クローゼットや押入れを除湿するために

狭い場所のカビ対策で除湿機を使う場合は、コンパクト型(小型)の機種がおすすめ。 タンク容量は1リットル以下のものが多くなるため、満水時に自動停止する機能があると安心です。

 

コンパクト型はタンクを取り外す頻度が高いため、タンクの取り外しやすさも大切なポイント。 通常サイズなら排熱を調整できるものを探しましょう。排熱を利用することで、クローゼットや押入れの除湿が可能です。ルーバーの角度によりスポット除湿できたり、スポット除湿用のアタッチメントがついていたりすると狭い場所でも使いやすいです。

洗面所・浴室のカビ防止に

洗面所や浴室で使う場合もコンパクト型が最適です。または、キャスター付き・ハンドル付きを選ぶのもおすすめ。このタイプなら、通常サイズでも用途に合わせて他の部屋に持っていきやすいでしょう。洗面所・浴室のみで良いのか、他の場所でも使いたいのかを考慮して選んでみてください。

 

浴室での使用方法は簡単です。浴室内の水気を軽く拭き取ったら窓を閉め、除湿機の電源を入れるだけ。浴室のバーに洗濯物をかけておけば一緒に乾かせて効率的です。浴室のドアを開け、入り口や浴室内に除湿機を置くと脱衣所も同時に除湿できます。

居間や寝室の湿度調整に

寝室や居間で使う時は静音性が重要です。大きな音の除湿機は就寝などの邪魔になります。広い居間で使用する除湿機は、除湿パワーがしっかり備わっているタイプが求められます。除湿量の多いコンプレッサー式を取り入れると、効率的に除湿しやすいでしょう。

季節別に選ぶ、おすすめの除湿機

地面に降り注ぐ雨

除湿機は使用するタイミングや季節によって、選ぶ種類が変わります。合わない種類を選ぶと、思ったような結果にならないかもしれません。3種類の除湿機の違いをチェックして選んでいきましょう。

梅雨・夏がメインならコンプレッサー式

「コンプレッサー式」は25℃以上の気温で除湿能力が高くなり、室温を上げにくいのが特徴です。冷却器で空気中の水分を冷やし、結露させることで湿気を除去します。 コンプレッサー式は3種のなかでも特に消費電力が少ないので、ランニングコストを抑えたい場合に最適です。

 

湿度の高い季節でも乾燥できる除湿能力の高さを備えています。 室温が上がりにくいため、暑い日も快適に使えるでしょう。コンプレッサーがついているので振動音は比較的大きくなります。就寝時に使用することを想定している場合は、音に注意してください。サイズも大きく、重ためです。室温が低いと除湿機能が落ちるため、通年利用を考えている人には向きません。梅雨〜夏にかけて利用を考えている人におすすめです。

冬がメインならデシカント式

冬場の結露対策には、低温時の除湿能力が高い「デシカント式」が最適です。 乾燥剤で吸収した湿気をヒーターで水に換えます。内部にヒーターがあるので、使用時には室温が上がりやすいので、室内でも寒さを感じる冬場に役立ちます。

 

デシカント式はコンプレッサーがついておらず、コンパクトかつ軽量な機種が多いです。持ち運びしやすく、場所を取らない除湿機をお求めの場合にも良いでしょう。 ただし、ヒーターを使うデシカント式は消費電力がかかりやすくなりますので、ランニングコストを抑えたい場合は注意が必要です。また、気温が高い夏場の使用はおすすめできません。

1年中使うならハイブリッド式

1年を通して使える除湿機をお求めの人には、コンプレッサー式とデシカント式の良いところ取りをした「ハイブリッド式」がぴったり。夏はコンプレッサー式、冬はデシカント式といったように季節に合わせて切り替えられます。どんな気温でもしっかりと除湿ができるため、気温差が大きな地域にお住まいでも安心です。

 

通年使用する場合はいろいろな場所へ移動させることも考えられるので、大きさ・重さには気を付けてください。ハイブリッド式はコンプレッサー式の要素も持ち合わせているため、サイズが大きく重くなる場合があります。キャスターやハンドルが付いたタイプなら移動させやすいはずです。

 

また、ハイブリッド式は価格が高くなる傾向にあります。予算と見合った値段であるかも要チェック。使い勝手の良さとコスパを考慮に入れて、最適な機種を選びましょう。

おすすめの除湿機で毎日の暮らしを快適に

ソファの上で笑顔を浮かべる女性

除湿機は部屋の湿度を下げるだけではなく、暮らしを快適にするためのさまざまな機能がついていま。どのような目的で使用するのか、何の機能が必要かによって選ぶ機種は変わります。今回紹介した選び方を参考にして、ライフスタイルに合った除湿機を見つけてください。