アロマキャンドルはリラックスタイムに人気のアイテムですが、普段使いするのがもったいない、もっと自分好みのものがほしいと感じていませんか。実はアロマキャンドルは簡単に手作りすることができます。そこで、この記事ではアロマキャンドルの作り方やアレンジ方法を紹介します。お気に入りのアロマキャンドルを作ってみたい方は参考にしてください。
アロマキャンドルの基本の作り方
アロマキャンドルの材料はろうそくとワックスの2種類あります。作り方はほとんど一緒ですので、基本の作り方さえマスターしてしまえば、アレンジの幅が広がりますよ。
基本の材料と道具
アロマキャンドルを作るために必要な材料と道具は次の通りです。
・ろうそくorワックス
・お好みのアロマオイル
・芯(ろうそくの場合は再利用も可能)
・割りばし
・キャンドルの型
・ボウル
・鍋やフライパン
・クッキングシート(作業するスペースに敷いておいて汚れ防止)
このほかにろうそくやワックスは加熱し過ぎるとよくないため、温度計があると作りやすいですよ。
アロマキャンドルの作り方
アロマキャンドルの基本的な作り方は次の通りです。
*ろうそくで説明しますが、ワックスでも同じです。
1.ろうそくをボウルに入れて鍋やフライパンで湯せんする
2.溶けたろうそくから芯を取り出し、ティッシュなどで軽く拭いておく(ワックスの場合はこの工程はなし)
3.溶けたろうそくにアロマオイルを入れて混ぜる
4.キャンドルの型にろうを流し込む
5.芯を真ん中に差し込み、割りばしなどで上に固定する
6.冷えて固まったら完成
キャンドル作りの所要時間目安は20分程度です。(冷ます時間を除く)
注意点としてはろうそくやワックスを湯せんするときは、ガス火ではなくIHを使うことです。アロマオイルなど可燃性の材料を使う工程があるため、ガスだと引火する恐れがあります。火力はそこまで必要ありませんので、コンパクトなIHヒーターを用意すると使いやすいでしょう。
オリジナル感UP!アロマキャンドルのアイデア7選
ここからはろうの中に様々な材料を入れてオリジナルのアロマキャンドルを作るアレンジ方法を7つ紹介します。
①ドライフラワーでボタニカルキャンドル
お花屋さんや雑貨屋さんで売られているドライフラワーを使用したボタニカルキャンドルの作り方です。もちろん生花を自分で乾燥させて使うのもよいですね。小さいキャンドルをあらかじめ作っておき、少し大きい型の中に小さいキャンドルとドライフラワーを入れて外側を固めれば完成します。火をつけるとドライフラワーが透けて見える様子が素敵です。
②クレヨンでカラフルなグラデーションキャンドル
家に使わなくなったクレヨンは残っていませんか。クレヨンはろうに溶けるので、砕いて入れるとろうに色を付けることができます。1色だけでも素敵ですが、2色以上の色を混ぜるとカラフルでかわいいアロマキャンドルになります。
③透明感がかわいいジェルキャンドル
一般的なろうそくやワックスは固まると白くなりますが、ジェルワックスを使えば透明なまま固まります。そのため、ワックスの中に入れたドライフラワーなどが見やすく、よりおしゃれなアロマキャンドルを作ることができます。型の中に2回に分けてワックスを流し込むことで、2層のキャンドルを作るアレンジも素敵です。
④食べ物を使ったアロマキャンドル
実はキャンドルの中にアロマではなく、食べ物を入れても作ることができます。コーヒーやシナモンなどの香りが強い食材を入れてみましょう。食べ物の香りなので、食事中に付けるキャンドルとしても使いやすいと人気が高いです。
⑤幻想的な柄のホイップキャンドル
ホイップキャンドルはつぶつぶ感があるキャンドルを入れて固めて作ります。顔料とろうを混ぜずに少し冷ますことで、ぼろぼろとしたろうができます。不揃いな大きさの方が幻想的な雰囲気に仕上がりますので、初心者でも作りやすいアロマキャンドルです。
⑥韓国風おしゃれなボンボンキャンドル
4つの丸がくっついた形のボンボンキャンドルは韓国風のデザインで、部屋に置いておくだけでおしゃれな空間を演出したい方におすすめです。シリコンの型を使えば何度も繰り返し使用できます。ただし、シリコンの型に芯を通すための穴を開ける作業が必要となりますので、針を用意しておきましょう。
⑦火を付けずに楽しむアロマキャンドルサシェ
キャンドルを付ける習慣があまりないという方にもおすすめなのが、アロマキャンドルサシェです。サシェとは、フランス語で香り袋のことです。クローゼットや車に置いておくとほのかに香り、嫌な臭いを取る役割があります。芯を通す必要もないため、作り方もより簡単です。火を付けずに楽しめるのでお子様やペットがいる方でも安心して使用できます。
アロマキャンドルを手作りするときの注意点
ここからはアロマキャンドルを手作りする時の注意点について解説します。手作りしてみたけれどうまく作れないと悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
アロマオイルを入れすぎない
アロマオイルの量はきちんと測って入れていますか?アロマオイルはろうそくやワックスの量に対して5%程度入れるのが目安です。少なすぎると香りが薄く、多すぎるとろうに混ざりきらなかったオイルが表面に浮き、べたついてしまいます。面倒くさい工程ですが、きちんと測ってからアロマオイルを入れましょう。
アロマオイルを加えるのは粗熱がとれた後
ろうやワックスが溶けたらすぐにアロマオイルを入れていませんか。アロマオイルは油でできていますので、高温のろうに入れると揮発し香りの成分が飛んでしまいます。温度計を使用している場合は、70℃前半くらいで入れると混ぜやすく飛ばないでしょう。
キャンドルサイズに合った芯を選ぶ
アロマキャンドルは火をつけて楽しむアイテムなので、意外と重要なのが芯です。芯が細すぎるとすぐに火が消えてしまいます。逆に芯が太すぎると炎が大きすぎたりすすがたくさん出てしまったりします。作るアロマキャンドルの大きさに合わせて芯を選ぶことをおすすめします。
材料や型の特性を理解する
アロマキャンドルはろうそくやワックスを溶かして固めるだけの簡単な作り方ですが、実は材料や型の素材によって出来上がりの完成度が変わります。ろうそくやワックスはそれぞれ融点が異なり、融点が低いものを熱しすぎてしまうと劣化しやすくなります。また、アロマオイルを入れたろうをプラスチックの型に入れるのは避けた方がよいです。プラスチックがアロマオイルによって腐食され白い斑点ができることもあります。
オリジナルのアロマキャンドルを作ってみよう
高くておしゃれなイメージのアロマキャンドルは意外と簡単に手作りすることができます。自宅でのリラックス時間に手作りのアロマキャンドルで癒されてみてはいかがでしょうか。また、上手に作れるようになってきたら、友人や家族にプレゼントしてみるのも喜ばれますよ。ぜひ材料や道具を揃えてアロマキャンドル作りを楽しんでみてくださいね。