台所で大きな面積を占める食器棚。食器棚はインパクトがあるので、食器棚が変われば台所の雰囲気はぐっと変わりますよ。ここでは、100均アイテムや市販のカラーボックスを活用して、手軽にできる食器棚のDIYアイディアや収納アップ術、DIYに必要な道具などを紹介します。
DIYで既製の食器棚をリメイク
今の台所を自分好みにイメージチェンジしたいなら、まずは食器棚を変えてみましょう。新しい食器棚を買わなくても、DIYすれば簡単にリメイクできます。さっそく食器棚をDIYして、憧れのキッチンを手に入れましょう。
既存食器棚をリメイク①カフェ風にDIY
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食器棚をおしゃれなカフェ風にDIYするなら、ベースとなる色に黒×茶×白を用いましょう。白の配分を多めにすると、開放的で明るいカフェのような雰囲気になりますし、木の茶色は暖かみを感じさせてくれます。
カフェ風の食器棚を簡単にDIYするなら、100均に売っているステンシルシートがおすすめです。ほかに材料として、黒板塗料と刷毛を用意します。
まずは食器棚の扉を黒板塗料で塗ります。乾いたらその上から100均のステンシルシールを貼って、好きな文字を描いてください。塗装が難しければ木の天板にステンシルシートで文字を書くだけでも、カフェっぽい雰囲気に仕上がります。
また、100均に売られている小さな黒板にステンシルシートを貼り、食器棚にディスプレイするとカフェのような空間を作ることができます。
既存食器棚をリメイク②フレンチカントリー風にDIY
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上品な色味が特徴のフレンチカントリー風も人気のリメイクです。食器棚をフレンチカントリー風に仕上げるなら、色のベースには白、くすみ感のある薄いベージュ、ブルーを使います。
フレンチカントリー風にはナチュラルなアイテムが合うので、ポイントでグリーンを取り入れても良いかもしれません。また、フレンチカントリー風にはシャープなものより、丸みを帯びているものがおすすめ。
フレンチカントリー風のDIYを気軽にしたい場合は、100均に売っているリメイクシートを活用しましょう。その他の材料として、100均のタイルステッカーと白の塗料、刷毛を準備します。
まずは食器棚の枠を白に塗ります。乾いたら扉の中心にタイルステッカーを貼るだけで、フレンチカントリー風な食器棚の完成です。ブルー系のタイルステッカーを選ぶと、フレンチカントリー風を簡単に演出できます。
既存食器棚をリメイク③西海岸風にDIY
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まるでカリフォルニアの海や風を感じさせる、白×ブル-のトーンが人気の西海岸風リメイクもおしゃれ。食器棚のDIYで西海岸風を演出するには、ペイント方法に工夫を凝らしましょう。
西海岸風のDIYの材料は、白のグラフィティーペイント、ダストメディウム、刷毛です。また、ビーチを連想させる流木や貝殻、シーグラスといったアイテムを用意して、ガラス瓶に入れて食器棚に飾るだけでもアクセントになります。
まずグラフィティーペイントで、棚の中を白にペイントします。しっかり乾かしたら、続いてガラス扉に英文字をラフに書き、乾いた刷毛でダストメディウムをすばやく塗りましょう。最後に用意したアイテムを詰めたガラス瓶を飾れば完成です。
簡単に作れる食器棚DIY
せっかく食器棚をリメイクするなら、空いた空間を活用して収納スペースをもっと増やしてみませんか?気軽に手に入るカラーボックスやすのこを利用すれば、ローコストで簡単にキッチンの収納力をアップできますので、参考にしてみてください。
DIY食器棚①カラーボックスを利用
カラーボックスをDIYして、キッチンの収納スペースを簡単に増やすことができます。カラーボックスには2段タイプや3段タイプなどがあるので、キッチンの雰囲気や収納したいものに合わせて選びましょう。カラーボックスを選ぶ際は、中板が空洞になっていない強度のあるものを選ぶことが重要です。将来的にリメイクすることを考慮して、汎用的な大きさやメーカーの製品を選んでおくと良いでしょう。
DIYのアイディアとしては、扉を付けたり、レールにバスケットを付けたり、ペイントしたりすることなどが挙げられます。アイリスオーヤマのカラーボックスであれば、DIYしやすいように専用の扉やレールなどが販売されているので、初心者でも簡単に取り付け可能です。
DIY食器棚②すのこを利用
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すのこの横にボードを貼るだけで、簡単に棚を作ることができます。レールになる細い板をつけて、かごを置いても良いでしょう。タイルシールを貼ると、おしゃれにグレードアップできます。これらのアイテムはすべて100均で揃いますので、チャレンジしやすいですね。
DIY食器棚③レクポストを利用
レクポストとは、溝が入ったラック支柱のことです。溝に棚板を差し込んで、木ネジで固定するだけで好きなサイズの棚を組み立てることができます。
レクポストは後で棚板を追加してカスタマイズもできる、汎用性が高いアイテムです。主な購入場所はホームセンターで、板やレクポストのカットサービスを行っている店舗もあります。
食器棚のDIYに準備しておきたいアイテム7選
DIYを始める時には、さまざまな道具が必要になります。ここでは手軽にできるDIYをもっと便利にする、揃えておきたいアイテムを厳選して7つ紹介します。
準備しておきたいアイテム①メジャー
メジャーは、棚のサイズや隙間のサイズを測る時に必要なものです。100均でも購入できますが、軽くてストッパーが付いている、ある程度しっかりとしたタイプがおすすめです。長さも種類がありますが、3m以上のメジャーを準備しておけば間違いないでしょう。
準備しておきたいアイテム②サンドペーパー
ペイントする時にわざと角を丸くしたり傷を付けたりしてアンティーク感を出したい場合や、ペイント前の下処理をする時に使用します。
サンドペーパーにはいろいろな種類がありますが、400~600番までのセットがあると便利です。サンドペーパーの目の粗さは番手といわれ、「#」を付けた数字で表されます。数字が小さいほど粗目ということです。
準備しておきたいアイテム③刷毛(ハケ)
ペイントをする際に使う刷毛は、広い面を塗る幅広のものや細かい部分を塗る細いものなど、何種類かの大きさのものを揃えておきましょう。幅広のものは使用頻度が高いため、使っているうちに毛が抜けやすくなったり、固まってしまったりしやすいです。そのため、刷毛は安さ重視で選んでも良いでしょう。
準備しておきたいアイテム④マスキングテープ
マスキングテープは、作業中にちょっとした印をつけたい時に便利です。また、デザイン性の高い幅広のマスキングテープであれば、リメイクシートのように模様を活かした使い方をすることもできます。
準備しておきたいアイテム⑤タッカー
大きなホチキスのようなもので、壁紙を仮止めしたり、ファブリックパネルを作ったりできます。大きなものなら、ソファや椅子の張替えにも使用します。タッカーは100均でも手に入りますので、1つ準備しておくと便利でしょう。
準備しておきたいアイテム⑥のこぎり
ちょっとした時にあると便利なのが、のこぎりです。すのこなど、小さなものをカットする時に重宝します。本格的なカットはホームセンターのサービスを利用した方が良いので、準備するのは小さなサイズののこぎりでOKです。
準備しておきたいアイテム⑦電動ドライバー
女性がDIYを行う時に電動ドライバーがあれば、作業がとても楽になります。電動ドライバーはねじを止めるだけでなく、ドリルビットを使うことで穴を開ける使い方もできる便利なアイテムです。
初心者には、パワー4.8V位の「電動ドリルドライバー」がおすすめ。電動ドライバーはコードを気にせずに、どこでも使える充電式のものを選びましょう。電池交換がしやすく、アフターサービスが充実しているメーカーの商品を選ぶこともポイントです。
食器棚のDIYでおしゃれで快適な生活を
台所のイメージを大きく左右する食器棚は、100均グッズを活用することで自分好みに簡単にリメイクできます。毎日使う食器棚をDIYして、快適でおしゃれな生活にしてみませんか。