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Jan 25, 2024

3月8日はミモザの日 年に一度の黄色の季節を楽しんで|くらしの花図鑑

ミモザについて

ミモザ

ミモザってどんな花?

鮮やかな黄色、小さくてふわふわの丸いお花がたくさんついているミモザ。その姿のかわいらしさから、年々人気を増しているお花です。お花屋さんに最も多く出回るのは、2〜3月。特に3月8日の「ミモザの日」にはたくさんのミモザが店頭に飾られているはず。実は「ミモザ」は通称で、正式名称は「アカシア」です。アカシアという植物の中でも、黄色い花を咲かせるのが「ミモザアカシア」と呼ばれています。日本では、ギザギザとした羽のような形の葉を持つ「銀葉アカシア」の出回りが最も多く、その次に丸い葉をした「パールアカシア」を見かけるかなと思います。同じ花を持っているのに葉っぱの形が違うなんて不思議ですよね。

ミモザの花言葉は「感謝」「友情」「密かな愛」「優雅」

日本でのミモザの花言葉は、「友情」「優雅」。小さくて黄色いお花が身を寄せ合っているように見えることから、「友情」という花言葉となったようです。また、ミモザの花言葉は国によって違い、ミモザの本場であるイタリアでは、「感謝」が花言葉とされています。

3月8日は「ミモザの日」

ミモザの花束を抱える女性

 

毎年3月8日は「国際女性デー」、通称「ミモザの日」と呼ばれています。1904年3月8日に、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが開催されたことが起源となって、1975年に「女性の社会参画を願う日」として国連によって正式に制定されました。この時期にミモザがたくさん咲き誇るイタリアでは、この「国際女性デー」に、母や妻・恋人・同僚など、日頃お世話になっている女性にミモザの花が贈られます。この習慣が世界に広まり、ミモザの日と知られることになったんです。

お花屋さんでのミモザの選び方

花がたくさん咲いたものを選ぶ

ミモザの花

 

ミモザの花は、すでに花が咲いているふわふわの状態のものを選ぶのがおすすめです。多くの切花は蕾の状態のものを花が咲く過程を楽しむことをおすすめしていますが、ミモザの蕾を咲かせるのは難しいんです。そのため、最もふわふわでボリュームのある花を選ぶと。上手く咲かせられない・・・なんてことにならずに最大限ミモザを楽しむことができます。

ミモザのおすすめの飾り方

ミモザは生花・ドライフラワーや押し花・リースやスワッグとして色々な楽しみ方ができるのも魅力のひとつ。

おすすめの飾り方①花瓶に生ける

花瓶にはいったミモザ

 

やっぱりまずは花瓶に生けて、生花のミモザを楽しみましょう!ミモザ特有のふわふわの質感は、生花でしか楽しめないんです。

おすすめの花瓶

フラワーベースは、クリアガラスでも、シンプルな陶器でもなんでも合います。ナチュラルなテイストが好きな方は、バスケットのようなフラワーベース。非常にかわいくなります。ミモザのボリュームを楽しむため、花瓶の大きさは購入したミモザのサイズに対して、半分以下の高さがおすすめ。

合わせて飾ると可愛い花

ミモザは単体で生けてもかわいいですが、組み合わせるなら「白」や「水色」のお花がおすすめ。ミモザの黄色を引き立てつつ、やさしい雰囲気にしてくれます。

この時期、「チューリップ」「スイートピー」「ブルースター」「ラナンキュラス」などがおすすめです。

一緒に合わせる小物

一緒に合わせる小物

 

最もおすすめなのが、青系のランチョンマット。ミモザの鮮やかな黄色を引き立ててくれます。ナチュラルな空間が好きな方は、グリーンや木の素材のプレートマットや、白のレース素材のアイテムを一緒に置くとかわいくなりますよ。

おすすめの飾り方②ドライフラワーにする

ミモザのドライフラワー

 

乾燥に弱いミモザですが、その分、綺麗なドライフラワーが作れるというのが嬉しいポイントです。束にしたミモザを逆さまにして吊るしておくことで、2週間ほどでドライフラワーに仕上がります。綺麗なドライフラワーにするには、新鮮な状態で乾燥させるのがベストですが、生花の水生けを楽しんで少し萎れ始めた後でもいい感じのドライフラワーが仕上がります。ドライにした後は、そのまま花瓶に入れて飾ったり、スワッグの材料にしたり、一部を切り取ってアクセサリーにしたり…楽しみ方も色々。

 

また、キッチンペーパーに挟んで、上から本などの重しを2〜3週間ほど載せておくと押し花も作れます。スマートフォンのケースに挟んだり、ラミネーターを使って栞を手作りすると、ミモザのかわいらしさ・春の訪れを閉じ込めておくこともできますよ。

おすすめの飾り方③リースやスワッグを作る

リースやスワッグを作る

 

ミモザといえばリースやスワッグを作って楽しむことができます。

 

リースは、ミモザ・リース土台・麻紐かワイヤーを準備するだけで作れます。10~15cmほどに切り分けたミモザを、麻紐やワイヤーで括り付けていくだけ。くくりつけた後は、アクセントにリボンなどを結ぶとかわいくなりますよ。リース土台は100円ショップなどで簡単に入手できます。

 

スワッグは、ユーカリなどのグリーンを織り交ぜながらざくっと束ね、束ねた部分を麻紐やラフィアなどで結ぶだけ!初めての方でも、簡単にできますよ。

 

どちらも生花の状態で作ると作りやすく、飾っている間にドライになっていく過程の風合いの変化も楽しむことができます。

ミモザのお手入れ方法

ミモザの花束

 

ミモザは乾燥に弱いお花なので、お手入れでしっかり水分補給できるようにします。せっかくなので、長く生花を楽しみましょう。

お手入れ方法①水揚げ

花瓶の中に入ってしまう不要な葉や枝は取り除いてしまいましょう。花瓶の水も清潔に保てるだけでなく、お花に十分に水分を行き渡らせることができます。不要な葉などを取り除いた後は、茎をカットして切り口を新鮮にします。カットするときは斜めに切るか、十字に切り込みを入れるようにしましょう。そうすることで、新鮮な茎の断面の面積が広くなり、より多くの水を取り込めるようになります。

お手入れ方法②花瓶の水

乾燥しやすく、水をたくさん吸い上げるので、花瓶の水はたっぷりめに入れるようにしましょう。また、水も汚れやすいので毎日水を替えるのがおすすめです。水を替える際には、切り口のカットも合わせてしてあげましょう。

お手入れ方法③置き場所

ミモザは乾燥にかなり弱いお花なので、乾燥している場所や直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。特にエアコンの風の影響を受ける場所は厳禁。乾燥して、あっという間にドライフラワーになってしまいます。

お手入れ方法④霧吹きで水分補給

お花の表面からも乾燥してしまうので、霧吹きで水を吹きかけて、お花そのものにも水分補給してあげましょう。

一年に一度のお楽しみ。ミモザの季節をめいいっぱい楽しんで。

籠に入ったミモザの花

 

鮮やかな黄色とふわふわなお花がたまらなくかわいいミモザ。毎年大人気のお花ですが、一年のうち、この短い時期にしか出会えないとっても貴重なお花です。ときめく子を見かけたらぜひおうちにお迎えして、春の訪れを思いっきり楽しんでみてくださいね。

花と緑をこよなく愛するお花屋さん。 日々の暮らしがちょっぴりハッピーになるような、花や緑との関わり方をお届けします。

花屋WAKAflower(わかフラワー)