おしゃれなキッチンは、工夫を凝らしDIYすることができます。賃貸であっても、原状回復できるように配慮すればDIYで素敵なキッチンに大変身。本記事では、賃貸でもできるDIYやおしゃれなキッチンにするコツについて紹介します。自分の手で理想のキッチンを作りたいときの参考にしてくださいね。
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賃貸でもできるキッチンのDIYとは?
賃貸物件でDIYする場合は、原状回復できる範囲で行うことが大切です。壁に直接ペンキを塗ったり、大きな穴を開けたりする大改造はNG。そうなると「賃貸でおしゃれなDIYは無理なのでは」と思いますが、工夫次第で好みのキッチンに変身させられます。まずは賃貸でも可能なDIYについて紹介するので、チェックしましょう。
①壁を傷つけにくいアイテムを使ったDIY
賃貸のときは、壁を傷つけずにDIYすることを心がけてください。壁に棚などを取り付けたい場合は、大きな穴を開けずに済ませる工夫しましょう。例えば画鋲やピンで設置できるものなら、壁に大きな穴を開ける必要はありません。
画鋲で固定できるおしゃれな棚としておすすめなのが、ハニカムシェルフです。六角形のデザインが特徴的で、1つだけでもつなげて取り付けても素敵に仕上がります。また2×4材を床と天井の間につっぱらせれば、壁を傷つけることなく釘やネジで棚を取り付けられます。
②家具をリメイクするDIY
キッチン自体には触らず、家具に工夫を加える方法もあります。キッチンカウンターや食器棚など、既存の家具にペンキやスプレーで色を塗るだけでも全体の雰囲気が変わります。ペンキやスプレーの使用が難しい場合は、マスキングテープやリメイクシートなどを使うのもおすすめです。好みのデザインで家具をリメイクしましょう。
③剥がせるシートやシールを使ったDIY
100均や雑貨店での取り扱いが多いウォールステッカーやリメイクシートなどでも、理想のキッチンが作れます。剥がせるタイプを使えば、賃貸でも安心。リメイクシートは貼るだけで木目調やタイル調、レンガ調といったようにキッチンのデザインを変えられます。 シンプルな文字ステッカーは、壁紙にワンポイントとして貼るだけでおしゃれです。また、黒板ウォールステッカーでカフェ風にするのもかわいいですよ。
キッチンをおしゃれにするコツ①壁面をDIY
キッチン全体の雰囲気を変えたい場合は、壁面に手を加えるのがおすすめです。インテリアの統一感を意識することが、おしゃれなキッチンにするためのポイント。ここでは、壁面DIYで素敵なキッチンを作る方法を紹介します。
2×4材で壁面収納を作る
2×4材を床と天井の間でつっぱらせ、そこに棚を取り付ければ壁面収納ができあがります。おしゃれ感を演出しつつ、キッチンの収納力を上げたいときにぴったり。お好みの容器に入れたスパイス類やデザイン性に優れた食器などを並べれば、見せる収納を楽しめます。一番下だけ扉を付けると、ゴミ袋などの隠したいものを収納できます。自由にカスタマイズして、収納力バッチリの棚にしましょう。
ウォールシェルフに雑貨を飾る
ウォールシェルフは100均などで手軽に手に入るのに加え、デザイン性が高いところが魅力です。取り付けるだけで素敵な雰囲気を作れるので、DIYの手間があまりかからないのも嬉しいポイント。キッチンのスペースに合うものが市販品になければ、1から作るのもおすすめです。ウォールシェルフにはキッチンツールなどを飾る他、グリーンや装飾用の雑貨も置くと垢抜けた印象になります。
リメイクシートで印象を変える
壁面にリメイクシートを貼ると、キッチンの雰囲気がガラリと変わります。キッチン全体ではなく、アクセントウォールとして一部のみに貼るのも良いでしょう。タイル・木目・レンガなど、目指すコーディネートに合わせてリメイクシートのデザインを選ぶのがコツです。
例えばナチュラルにしたいときは白の木目調、モダンなキッチンならブラックタイルが合います。メンズライクなキッチンがお好みの場合は暗めトーンのレンガがぴったり。ターコイズブルーを取り入れれば西海岸風に仕上がります。
キッチンをおしゃれにするコツ②カラーボックスでDIY
キッチンの家具を作るなら、カラーボックスを活用してみませんか?ここでは、カラーボックスを使った簡単な方法を紹介します。好みのDIY家具で華やかなキッチンを目指してください。
天板×カラーボックスでキッチンカウンターを作る
キッチンの中心に位置するカウンターは、色や柄を変えることで全体の雰囲気に変化を加えられます。キッチンカウンターがない場合は、作業スペースや収納力の確保も兼ねて作ってみるのも良いかもしれません。3段ほどのカラーボックスを2つ用意し、天板をのせるだけでキッチンカウンターのできあがりです。ペンキやリメイクシートを使って装飾すれば、デザイン性の高いキッチンカウンターにできます。
100均のカゴ×カラーボックスで食器棚を作る
カラーボックスと100均のカゴを組み合わせた、手作り食器棚もおすすめ。カラーボックスにL字型のプラスチックレールを付けてカゴをひっかければ、スライド式食器棚の完成です。見た目のおしゃれ感と、使いやすさの両方を兼ね備えた家具となるでしょう。
カラーボックス×カラーボックスでレンジ台を作る
カラーボックスを横向きにして固定すれば、幅広のレンジ台になります。好みの高さやサイズをイメージし、カラーボックスを重ねる個数を調整するのがポイントです。
側面や上部に木材を取り付けるとカラーボックスっぽさがなくなり、垢抜けた印象に。収納部分はカゴを取り入れたり、つっぱり棒とカフェカーテンで隠したりする方法もあります。カラーボックスのサイズにぴったりな布製ボックスを入れて、引き出せるようにするのも良さそうですね。
キッチンをおしゃれにするコツ③コンロ・シンク周りをDIY
コンロやシンク周りに必要なものを収納できると、調理の作業効率がアップします。おしゃれに仕上がるように意識して、空いたスペースを有効活用してみましょう。ここからは、コンロやシンク周りの収納DIYを紹介します。
スパイスラックを配置する
素敵なスパイスラックがあれば、コンロやシンク周りはパッと華やかになります。まずは、設置場所に合わせてスパイスラックのサイズや段数をイメージしましょう。イメージに合わせたサイズの木材を棚の形に組み合わせれば、スパイスラックの完成です。壁に沿うように配置するのなら、背面の板はなくてもOK。並べるスパイス類はボトルやラベルのデザインを統一するとおしゃれに仕上がります。
キッチンツールを吊り下げる
キッチンツールを吊り下げて収納するのも、実用的かつおしゃれなアイディアです。キッチンの壁にポールを取り付けたり、レンジフードに引っ掛けたり、吊戸棚の底板にフックを取り付けたり…DIYのレパートリーはさまざま。自宅のキッチンで可能な方法や好みの仕上がりに合わせて、手段を選んでみてはいかがでしょうか。見せる収納なので、吊るすキッチンツールのデザインにもこだわるのがコツです。
キッチンをおしゃれにするコツ④ゴミ箱収納をDIY
ゴミ箱は生活感が出やすいので、工夫を加えたいポイントです。ここでは、おすすめしたいゴミ箱収納のDIYを紹介します。好みの方法を取り入れて、上手に生活感を隠しましょう。
ゴミ箱を完全に覆える収納ボックスを作る
ゴミ箱のサイズに合わせてラックを作れば、目隠しができます。複数のゴミ箱をまとめて収納したい場合は、並べてから幅を採寸しましょう。ラックに被せるフタをつけたら、生活感のないゴミ箱収納ボックスのできあがり。ゴミ箱の移動させたい場合は、収納ボックスの底面にキャスターをつけるのがおすすめです。
使用する素材や色にこだわったり、ペンキやリメイクシートインテリアを活用したりして、キッチンになじむデザインに仕上げてみてください。また収納ボックスのうしろにディアウォールやラブリコで柱を作り、棚を設ければキッチンの収納力がアップします。
ゴミ箱本体をリメイクする
既存のゴミ箱の表面にリメイクシートを貼り付けるだけで、DIYの完成です。「使い古したゴミ箱だけど、機能面が気に入っているから捨てたくない」という場合に適してます。費用も作業時間も抑えられるので、忙しいなかでも手軽にできるのが魅力。清潔でおしゃれな状態を長く保てるよう、お手入れが簡単な防水性のリメイクシートを使うと良いでしょう。
DIYでおしゃれなキッチンを作ろう
賃貸であっても、原状回復できるように意識すればDIYができます。100均グッズなど、リーズナブルなアイテムを使って費用を抑えるなどの工夫もするのがポイントです。どんなキッチンにしたいかイメージを固めて、DIYに挑戦してみませんか?