DIYをしようと思い立ったとき、自宅に専用の作業台があれば、効率良く安全に作業を進められます。本記事では、DIYの意欲がより高まりそうな作業台の選び方のポイントや、おすすめ商品を紹介します。また、マネしたくなるDIYスペースのアイディアも一緒に紹介しましょう。
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DIY作業台があるとこんなに便利!
DIY用の作業台があると工具を安全に使え、作業効率もアップします。ここでは、DIY作業台の利点について具体的に見ていきましょう。
DIYの作業がはかどる
木材の切断や研磨、塗装、組み立てなどをするときは、汚れても気にならないスペースが必要になります。床に新聞や段ボールを敷いて作業する上級者もいますが、ある程度の高さがないと作業しづらいものです。作業台があると工程がはかどり、また床を傷付けたり汚したりするのを防げます。
しっかりと固定して安全に作業できる
作業台にクランプや万力などの工具で材料をしっかり固定できるため、作業を安全に進められるのもメリットです。例えば、木材を切る際に片手で押さえながらノコギリを使うと、木材がズレて正確に切れないことがあります。しかしクランプで作業台に木材を固定すれば、両手で正しく工具を使えるので、安全に作業ができて作品もきれいに仕上がるのです。
DIY作業台選びのポイント①タイプ
作業台は大きく分けて、「折り畳み式」と「据え置き式」の2種類があり、設置スペースに合わせて選ぶのがおすすめです。ここでは、2つのタイプの特徴を見ていきましょう。
折り畳み式
作業スペースに限りがある場合や、DIYの頻度があまり高くない場合には「折り畳み式」の作業台をおすすめします。使わないときは畳んでしまっておけるので、大した場所を必要としません。簡単に折り畳めて、軽くて持ち運びしやすいタイプが便利ですが、安定性に優れた丈夫なものを選ぶことも重要です。
据え置き式
DIYの頻度が高いなら、天板や脚が固定された「据え置き式」がおすすめです。十分な作業スペースを確保する必要がありますが、その分いつでも作業を進められるというメリットがあります。作りかけの作品を片付ける必要がないのも嬉しいポイントです。また重量感がある据え置き式は、安全面から見ても優れていると言えます。
DIY作業台選びのポイント②サイズ
サイズや高さに注目することもDIYの作業台選びには重要です。ここでは、作業台の天板のサイズや台の高さを選ぶときのポイントを見ていきましょう。
天板のサイズ
作業台は、天板のサイズはスペースや用途に合ったものを選ぶのがおすすめ。スペースに余裕があるなら、作品の幅が広げられるよう、あらゆる作業に対応できる大きいサイズを選んでおくと便利です。
天板の上には工具や材料、設計図などいろいろなものを置くはずなので、そのことも考慮して選びましょう。
高さ
長時間作業することも考えて、体に負担がかからず、作業がしやすい高さの作業台を選ぶことも大切です。作業台の高さは、「身長(靴を履いている場合)÷2+5センチ」が適切と言われています。また、立ち作業の場合は「ひじの高さ-10±5センチ」が良いという研究結果もあります。
どちらにも対応できるよう、高さを自由に調整できる商品を選ぶのも1つの手段でしょう。
DIY作業台選びのポイント③材質
作業台を選ぶ際は、天板と脚が作業内容や扱う材料に対応できる材質であるかも要チェックです。ここでは、材料や作業内容に合う作業台の材質の選び方を紹介しましょう。
木材
木材の天板は耐久性があり、一般的なDIYや木工作業に適しています。比較的広い用途で使える天板なので、初心者にもぴったりです。
すべて木材で作られた作業台もあれば、脚だけ金属製のものもあります。
アルミやステンレスなど、金属を扱うDIYの場合は、より強度の高い金属製の脚の作業台が適しているでしょう。グラインダー使用時などの振動にも耐えられ、安全に作業ができます。
防水加工が施されたものや、耐水性に優れた木材を使用しているものなど、購入の際は他の機能性もチェックしてみてください。
金属
最近は、屋内でも使用できるDIY用の溶接機が市販されています。アイアン家具の製作などで溶接作業をするなら、耐熱性や強度に優れた金属製の天板の作業台がおすすめです。屋外での作業には、錆や腐食に強いアルミ製の脚の作業台が良いでしょう。
DIY作業台のおすすめ商品
DIY作業台の選び方のポイントを押さえたら、実際に自分の目的に合った作業台を選びましょう。ここでは、DIY作業台のおすすめ商品を紹介します。
アークランドサカモト グレートツール ワークベンチバイス
折り畳み式で使いやすい初心者向きの作業台です。耐荷重が約50kgとやや少なめですが、大手工具メーカー類似商品に比べて約半額とリーズナブルな価格が魅力です。初めて作業台を購入する人や、これからDIYを始める人でも気軽に購入できます。
ハンドルを回せば天板の開口部の幅を調整でき、万力のように使うことも可能です。工具を収納できるポケットまであり、機能性も抜群。使用者のクチコミでも高い評価を受けています。
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作業台 ワークベンチ 700kg ウッド天板
ナチュラルな木製の天板と、赤色の本体が目を引く作業台です。重量65kg、幅150cm×奥行き64cm×厚み3.8cmで、天板が大きく作業がしやすいサイズ。天板は強固なプレスウッド38mmの厚板を使用し、耐荷重は700kgあります。
作業台下を収納スペースとして有効活用できるのも魅力。左右2つの引き出しは別々のカギ付いており、どちらもベアリングが入っているので開け閉めがスムーズにできます。
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パオック SSPOWER ミニワークベンチ MWB-60
コンパクトなサイズで折り畳みもできる作業台です。使用時のサイズは幅48.5cm×奥行51.5cm×高さ60cmで、折り畳み後は幅48.5cm×奥行17cm×高さ87cmと場所を取らないのが魅力です。本体が4.5kgと軽量で持ち運びも簡単。コンパクトながらも耐荷重は約70kgあり、天板にはメモリが付いているので作業もしやすいです。
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POSITEC WORX ワークテーブル サイドキック WX066
クイックセットアップで、折り畳みや持ち運びに便利な作業台です。サイズは約60×60cm、作業台の高さが約81.3cm、耐荷重は約135kgあります。リンクロックで複数連結したり、脚を外して天板のみを使用したりすることも可能です。クランプドッグも4つ付いていて、機能性にも優れています。
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マネしたくなるDIYスペースのアイディア
丸々一室のDIYスペースを用意できない場合は、階段下やガレージなどのデッドスペースを活用するのもひとつの手です。ここでは、マネしたくなるDIYスペースのレイアウト例を紹介します。
1.ガレージの一角に作られたDIYスペース
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ガレージがある場合は、その一角を作業スペースにしてDIYを楽しむのもおすすめ。壁にペグボードをかければ、よく使う工具をディスプレイ収納できます。ガレージなので掃除が楽なのも嬉しいポイント。工具や作業台の色が、ガレージ内の自転車やヘルメットともリンクするポップなカラーリングも魅力的です。
2.壁面を使って整頓されたDIYスペース
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テーブルの上部に壁面収納を作り、サイドワゴンをプラスした収納力ばっちりのワークスペース。ペグボードやコンパクトなキャビネットを使って用途別に道具を整理したり、プラスチックのカゴや空き瓶などを利用したりなど、あらゆるアイディアが詰まったDIYスペースです。
3.屋外に作られたコンパクトDIYスペース
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家の中で作業するとどうしても木屑やペンキ汚れが気になってしまうためベランダやテラスでDIYする人も多いのではないでしょうか。こちらは作業馬とベンチボックスで作られたコンパクトな作業スペース。これさえあれば、すぐに作業に取り掛かれて便利ですよね。
DIYをより安全・快適に楽しむための作業台を準備しよう
作業台があれば、DIYを安全で快適に進められ、作業効率もアップします。本記事で紹介した選び方のポイントを参考にしながら自分に合った作業台を見つけ、ぜひ安全で快適にDIYを楽しんでください。