自分で描いた絵や文字を好きな大きさで作れる消しゴムはんこは、ハンドメイド初心者が挑戦しやすい趣味として人気です。消しゴムなので彫りやすく、好きなデザインや大きさで作ることができます。そこで、この記事では消しゴムはんこの基本的な作り方やアレンジ方法を紹介します。消しゴムはんこを作る時の疑問点にも回答していますので、これから消しゴムはんこにチャレンジしてみたい方は、ぜひ参考にしてください。
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消しゴムはんこって何?
消しゴムはんことは、消しゴムに文字や絵を彫ってスタンプとして使うことです。お気に入りの図柄を用意して、オリジナルのはんこが作れます。材料が少なく簡単に作れるため、誰でも気軽に始められますよ。
消しゴムはんこの基本的な作り方
消しゴムはんこの基本的な作り方を紹介します。
消しゴムはんこの材料
・消しゴム
・スタンプ台
・デザインナイフ(彫刻刀)
・カッター
・鉛筆
・トレーシングペーパー
・紙
・カッターマット
消しゴムはんこの作り方
- 図案を描いた紙の上にトレーシングペーパーを乗せて、鉛筆で図案をなぞる
- 消しゴムの表面を軽く拭き取ってから、トレーシングペーパーの図案がかかれた面を消しゴムに乗せる。
- トレーシングペーパーをこするように消しゴムに押し当て、図柄の転写をする
- 消しゴムを彫りやすい大きさにカットする
- インクを付けたい部分以外をデザインナイフで彫る
- 試し押しをして余計な部分が残っていないか確認し、完成
消しゴムはんこのアイデア集
消しゴムはんこの作り方のアイデアを3つ紹介します。
消しゴムはんこのアイデア集①文字入れはんこ
【材料】
・消しゴム
・トレーシングペーパー
・鉛筆
・カッター
・練り消し
・スタンプ台
・デザインナイフ
【作り方】
- トレーシングペーパーに絵柄を書き写す
- 練り消しで消しゴムの表面の粉を落とし、トレーシングペーパーを乗せる
- スタンプ台など固いものでトレーシングペーパーをこすって転写する
- カッターで消しゴムをカットする
- デザインナイフで絵柄を彫る
- 練り消しを押し付けて、鉛筆の跡を消して完成
動画では「請求書在中」などの事務仕事に使えるはんこでしたが、名前に変えればおなまえスタンプとして使えます。子供の名前を彫って、学校の名前付けに利用してみてはいかがでしょうか。
消しゴムはんこのアイデア集②メッセージ書き込みはんこ
【材料】
・カード
・消しゴム
・トレーシングペーパー
・鉛筆
・練り消し
・カッター
・デザインナイフ
・印刀曲
・スタンプ台
【作り方】
- 図案をトレーシングペーパーに写す
- 消しゴムの表面を練り消しできれいにして、トレーシングペーパーを乗せる
- トレーシングペーパーの裏からこすり、図案を消しゴムに写す
- カッターで消しゴムをカットする
- デザインナイフで図案を切る(大きめの余白は印刀曲を使う)
- 鉛筆の跡を練り消しで消して、完成
名刺サイズのカードに押せるはんこを作れば、ちょっとしたメッセージを書き込んで渡すときに便利です。印刀曲という彫刻刀は大きめの余白を彫る時に使うと、効率的に彫ることができますよ。
消しゴムはんこのアイデア集③はんこ2個使いの上級者向けアイデア
【材料】
・消しゴム
・トレーシングペーパー
・鉛筆
・練り消し
・カッター
・デザインカッター
・スタンプ台×2
【作り方】
- 図案をトレーシングペーパーに写す
- 2つの消しゴムにトレーシングペーパーから図案を写す
- カッターで消しゴムをカットする
- ストライプの彫る場所に気を付けて、デザインカッターで2つの消しゴムを彫る
- 鉛筆の跡を練り消しで消す
- それぞれのはんこに異なる色のインクを付けて重なるように押したら、完成
図案を2つの消しゴムに分けて彫り、同じ場所に2つのはんこを押すことで文字が浮かび上がるという仕組みです。消しゴムはんこ作りに慣れてきた方向けの難易度ですが、2色で表現できると手が込んで見えておしゃれですね。
消しゴムはんこ作りに関するQ&A
消しゴムはんこを作る時のよくある質問に3つ回答します。
消しゴムは消しゴムはんこ専用を使った方が良い?
消しゴムはんこに使用するのは、文房具の消しゴムでもOKです。消しゴムの彫りやすさは消しゴムの材質によって異なります。消しゴムはんことして彫りやすいのは、ポリマーでできている消しゴムです。100均でも消しゴムはんこ専用の消しゴムが販売されています。また、大きな消しゴムはんこ作品を作りたい場合は専用の消しゴムのほうがサイズのバリエーションが豊富です。そのほか、専用消しゴム・トレーシングペーパー・スタンプ台・図案がセットになっている消しゴムスタンプのキットも販売されています。初めて消しゴムはんこにチャレンジされる方におすすめです。
消しゴムはんこの広めの余白はどうやって処理する?
消しゴムはんこを作る時に、線のみを残して余白が多い図案の時は印刀曲がおすすめです。印刀曲とは、印刀の先を曲げた彫刻刀のことで、折れ曲がったヘラのような形をしています。元々彫刻刀としてはあまり使われることがありませんでしたが、消しゴムはんこを作る方たちに余白を大きく処理できると人気になりました。
消しゴムはんこの保存方法は?
せっかくきれいに彫った消しゴムはんこは、正しく保管をして何度も使えるようにしましょう。消しゴムはこすったり強い力が加わったりすると変形してしまうので注意してください。
まず使い終わった消しゴムはんこからインクを取り除きます。掃除練り消しを使ったり、汚れが落ちにくい場合はクレンジングオイルを使ったりすると、きれいに落ちます。最後に水分をよく拭き取り、よく乾かしておきます。
消しゴムを保管する時は、紙やティッシュを敷いた上に彫った面を上にして保管をします。消しゴム同士を重ねたり、プラスチック製のケースに入れたりすると、消しゴムの表面が溶けてくっついてしまいます。ポリプロピレン製のケースであれば、消しゴムはくっつかないので保管ができます。自分で彫った消しゴムはんこを何度も使えるように正しい保管方法を知っておくと安心ですね。
100均の材料でオリジナルの消しゴムはんこを作ってみよう
消しゴムはんこは材料や道具の種類が少なく、誰でも気軽に始めることができるハンドメイドアイテムです。オリジナルの図案を彫って、自分だけの消しゴムはんこを作ってみてはいかがでしょうか。