お正月をお祝いするおせち。一般的に元日から三が日にかけて食べ進めますが、途中で飽きてしまったり、余らせてしまったりして、お悩みではありませんか?
捨てるのはもったいないし、せっかくのおせちを無駄にしたくはありませんよね。本記事では、おせちの残りでできる簡単なアレンジテクニックを紹介します。余ったおせちを手軽に、おいしく楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
余ったおせちはどうする?
新年の楽しみの一つでもあるおせちですが、飽きてしまったり、家族が好き嫌いをしたりすると余ってしまうこともあります。余ったおせちはどれくらい日持ちするのか、どう保存すればいいのか、さらにアレンジして食べきる方法をチェックしていきましょう。
おせちは日持ちする?
おせちはある程度日持ちするように調理されているので、慌てて食べきる必要はありません。おせちは本来「お正月はゆっくり過ごせるように」と、数日間はそのままで食べられるように調理するメニューが多いです。
冷蔵で保存する場合は2~4日程度日持ちします。大晦日におせちを作り、三が日のあいだに食べ終わるくらいがベストです。手作りではなくスーパーや百貨店、通販などで購入したおせちには賞味期限や保存方法も記載されているので、その内容に従うようにしましょう。
小分けにして冷凍保存
おせちをさらに長期間保存するなら、小分けにして冷凍保存することがおすすめです。冷凍保存なら、1か月程度日持ちします。冷凍保存すれば食材が痛む速度を遅らせることができ、食べたいときに食べたい具材だけを選んで食べられます。おせちをそのまま冷凍保存すると匂いや味が移ったり、食べたいときの解凍が面倒になったりするので、具材別にタッパーなどに入れて小分けにしておくと便利です。
リメイクして飽きずに食べ切るのもおすすめ!
お正月はずっとおせちを食べていて飽きてしまったという方は、リメイクして食べきることもおすすめです。リメイクすれば、普段食べなれない食材や味付けのおせちでも楽しみながら食べることが可能です。子どもがおせちを食べてくれない、定番の味付けに飽きてしまったという方は、以下で紹介するリメイクレシピを参考にしてみてください。
おせちの品目別リメイクレシピ7選
おせちの品目別のリメイクレシピを紹介します。おつまみからサラダ、ハンバーグやカレーなどのメインまで、さまざまなアレンジを楽しんでみてくださいね。
ワインのおつまみにも!「黒豆マスカルポーネ」
ワインのおつまみにもぴったりな、おしゃれな黒豆マスカルポーネのレシピです。作り方は簡単2ステップなので、少しだけおつまみがほしいときにもすぐ作れますよ。
【材料】
・マスカルポーネチーズ
・黒豆
【作り方】
- マスカルポーネチーズと黒豆を同量ボウルに入れる
- しっかり混ぜ合わせる
ごろごろの具材が嬉しい「お煮しめカレー」
お煮しめを使って、いつもとは一味違うカレーを楽しんでみましょう。おせちだけでなく、冷蔵庫に余っている食材を一緒に入れてさらに自由度の高いアレンジもできますよ。
【材料】
・あたたかいごはん:400g
・お煮しめまたは筑前煮:300g
・お湯:400ml
・カレールー:60g
・すりおろししょうが:小さじ2
【作り方】
- お煮しめの汁気をしっかり切っておく
- 鍋にお湯を入れて火にかけ、沸騰したらお煮しめを入れる
- 一煮立ちしてから2分煮込み、カレールーとすりおろししょうがを加える
- カレールーが溶けるまで中火で煮込み、火からおろす
- 器にごはんとカレーをかけて完成
カルシウムと香ばしさが嬉しい「田作りハンバーグ」
田作りをハンバーグに活用することも可能です。作り方は簡単で、いつものハンバーグにフードプロセッサーで砕いた田作りを混ぜ込むだけです。田作りにはカルシウムが豊富に含まれており、子どもの成長にも嬉しいレシピになっています。いつものハンバーグにほんのりと田作りの香ばしさが合わさって、この時期ならではの味わいを楽しめますよ。
食感が楽しい!贅沢な「数の子ポテサラ」
数の子のコリコリ食感を楽しめるポテトサラダのレシピです。子どもにも人気のポテトサラダも、数の子を入れて少し大人っぽい風味を楽しんでみましょう。
【材料】
・数の子:1~3本
・じゃがいも:3個
・にんじん:1/2本
・玉ねぎ:1/2個
・きゅうり:1/2本
【作り方】
- 蒸し器にじゃがいもとにんじんを入れて20~30分蒸す
- 玉ねぎときゅうりを薄めにスライスする
- 玉ねぎときゅうりをボウルに入れ、塩を入れて水分を取っておく
- しんなりしたら水にさらして塩分を抜き、よく絞って水分を取る
- じゃがいもとにんじんが柔らかくなったら粗熱を取り、温かいうちに皮を剥く
- ボウルにじゃがいもを入れて細かくつぶしていく
- にんじんは薄くスライスする
- じゃがいもににんじんを入れて、塩コショウを振って混ぜる
- 数の子を手でちぎりながら入れていく
- 玉ねぎときゅうりを入れて全体を混ぜ合わせる
- マヨネーズとからしをお好みで入れる
味付け色々「かまぼこチップス」
かまぼこは味付け次第でさまざまなチップスにアレンジできます。ちょっとしたおやつやおつまみにはもちろん、いつものサラダに振りかけても楽しめます。
【材料】
・かまぼこ:1本
・オリーブオイル:大さじ1
・具ラックペッパー:小さじ1
・青のり:小さじ1
【作り方】
- かまぼこを薄くスライスする
- 天板にアルミホイルを敷いて、かまぼこを並べる
- トースターで10分ほど焼く
- つのビニール袋にそれぞれブラックペッパーと青のりをいれ、同量ずつかまぼこを入れる
- よく混ぜ合わせてかまぼこ全体に味がついたら完成
簡単&時短でやみつき「かまぼこのガーリックバター炒め」
かまぼこはガーリックバター炒めにすることで洋風なレシピに早変わりします。面倒な下味や調味料の準備も不要で簡単、かつ時短にもつながります。お正月明けでなかなか家事に力が入らない…というときにもおすすめのレシピです。
【材料】
・かまぼこ:1本
・茹でたブロッコリー:子房8~10個
・ニンニクチューブ:小さじ1
・バター:15g
・醤油:小さじ1
・あらびきコショウ:適量
【作り方】
- かまぼこを厚さ1cm程度に切る
- フライパンにバターを入れて溶かし、かまぼことにんにくを入れてこんがり焼く
- ブロッコリーと醤油を加えて炒めて、あらびきコショウを振りかけて完成
甘さを活かしたおやつに♪「栗きんとんパウンドケーキ」
栗きんとんを使って、パウンドケーキづくりにもチャレンジしてみましょう。甘くておいしい栗きんとんは、パウンドケーキにアレンジすることでより本格的なスイーツとして楽しむことが可能です。ノーマルなパウンドケーキのレシピにひと手間加えるだけなので、基本を抑えておけば簡単に作れます。
【材料】
・栗きんとん:250g
・無塩バター:80g
・グラニュー糖:50g
・塩:少々
・溶き卵:2個分
・薄力粉:80g
・ベーキングパウダー:小さじ1
・きな粉:20g
【作り方】
- 栗きんとんはあんと栗に分け、栗は粗く刻んでおく
- オーブンを170度に余熱しておく
- ボウルにバターを加えてクリーム状になるまでよく混ぜる
- 溶き卵を加えながら白っぽくなるまで混ぜる
- 栗きんとんのあんを加える
- 薄力粉、きな粉、ベーキングパウダーをふるい入れて粉っぽさが少し残るくらいまで混ぜる
- 栗きんとんの栗を加え、生地がツヤっぽくなるまで混ぜる
- クッキングシートを敷いた型に流し込み、表面を平らにする
- オーブンで40~50分ほど焼き、型から外して粗熱を取ったら完成
余ったお餅のアレンジも!
おせちだけでなく、あまったお餅のアレンジも楽しんでみましょう。みたらし団子やバターもちのほか、お餅で作るグラタンやおかきのレシピも紹介します。以下の記事も参考に、お正月の食材を無駄なくおいしく食べきってくださいね。
おせちの残りで美味しいリメイク料理を試してみて
おせちの残りを活用できるリメイク料理を紹介しました。普段あまり馴染みのない食材や味付けが多いおせちでも、おいしくアレンジできる簡単レシピはたくさんあります。捨ててしまうのはもったいないけどなかなか食べきれない…という方は、今回紹介したレシピも参考に、さまざまなアレンジを試してみてくださいね。