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Mar 31, 2023

オートミールの離乳食レシピ集♪離乳食の段階別おすすめレシピとオートミールへの疑問にお答えします!

離乳食のスタートは10倍粥です。それをスタートに少しずつパンや麺など主食のレパートリーが増えていきます。ですが お粥は思った以上に手間がかかります。また、食べる赤ちゃんだけではなく作っているお母さんたちも「もっと離乳食のレパートリー増やせないかな」と悩んでいます。そこでおすすめしたいのが今回ご紹介するオートミールです。欧米では離乳食の定番ですが、日本ではまだ注目され始めたばかりの食材です。オートミールはお粥としてはもちろん、粉砕してパンケーキにするなどいろんな料理に変身させられます。赤ちゃんの離乳食レパートリーに悩んでいる方、もっと栄養価の高い主食を摂らせたいという人はぜひチェックしてくださいね♪

離乳食におすすめのオートミールって何?

 

先述した通り、離乳食のスタートはお粥です。その理由は、お米はアレルギーが起きにくく、消化吸収が良いから。今回こちらの記事でご紹介するオートミールもまたお米同様、アレルギーを起こしにくい主食として欧米では離乳食・幼児食に多く取り入れられています。

 

 

小麦と同じカテゴリーで捉えられがちですが、オートミールはイネ科カラスムギ属の「オーツ麦」や「燕麦(えんばく)」と言われる種類に属しています。オーツ麦は小麦アレルギーの原因物質であるグルテンを含んでいません。そのため、お米同様に安心して赤ちゃんや幼児の主食として取り入れることができます。

 

※稀に製造過程や輸送過程で小麦が混入する可能性もあります。初めて離乳食に取り入れる場合はスプーン一口だけなど、少量を様子を見ながら食べさせるようにしましょう。

 

初めてのオートミール講座♪オートミールの基礎知識と食べ方、アレンジレシピや離乳食応用方法もご紹介!

なぜオートミールが離乳食に向いているの?

 

上記でも書いたように、オートミールはお米同様にアレルギーを起こしにくい食品です。また、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富で、少量でも満足感が得やすいと言われています。さらに、10倍粥からパンケーキなどさまざまな料理に利用できるのも、段階ごとに食べるものが変わっていく離乳食に向いている理由の1つです。

オートミールは何ヶ月から食べていいの?

 

 

離乳食を始める時期は赤ちゃんによって異なるので、確実に何ヶ月からとは言い切れません。一般的には離乳食を始めるタイミングは生後5〜6ヶ月とされています。

 

 

オートミールは食物繊維が多く、消化に時間がかかるため離乳食をスタートして数日で取り入れるよりは、赤ちゃんの胃腸が食べ物に慣れてくる離乳食開始の1、2ヶ月後から取り入れ始めるのがベターです。また、その際は細かく粉砕されたクイックオーツ、インスタントオーツと言われる種類のオートミールを加熱して食べさせるようにしましょう。

子供にオートミールを食べさせる時の注意点

オートミールのアレルギーについて上記でお話しましたが、それと同じくらい注意したいのがオートミールの粒の大きさです。赤ちゃんの気道は思っているよりも狭く、ちょっとした粒でもむせたり、詰まってしまうので注意が必要です。そのため、離乳食のステップに応じてオートミールの種類を変えていく必要があります。

 

離乳食のステップ オートミールの種類、調理法
離乳初期(ごっくん期) インスタントオーツ、クイックオーツを加熱してさらにすりつぶす。
離乳食中期(もぐもぐ期) インスタントオーツ、クイックオーツを舌でするつぶせるくらい加熱して柔らかくする。多少粒感があっても舌ですりつぶせればOK!
離乳食後期~完了期(かみかみ期~ぱくぱく期

インスタントオーツ、クイックオーツを歯茎で噛めるバナナくらいまで加熱する。お粥以外にもおやきやパンケーキにアレンジしても◎

離乳食の段階別おすすめオートミールレシピ

 

欧米では日本のお粥と同じ感覚でオートミールが取り入れられています。離乳食でお粥を取り入れる際は上記の表のように調理方法に工夫や配慮が必要です。ここからは離乳食のステップ別おすすめのレシピをご紹介します。

【離乳食初期】ドキドキの離乳食スタート!とにかく「食事」になれることからスタート♪

 

離乳食は5、6ヶ月からスタートできるとされています。首が座り、支えがある状態で1人で座れるようになる頃ですね!ですが、いきなりオートミールから始めるのではなく、通常の離乳食スタートと同様に10倍粥を少量あげることからはじめ、食事を飲み込むことに慣れ始めてから少しずつ与えるようにするのが安全です。

まずは食事の練習♪とろとろオートミール粥

【オートミール粥】

材料 分量
オートミール(クイック・インスタントオーツ) 5g
50~80ml(月齢に合わせて量を調節)
野菜の裏ごしペースト(にんじんやほうれん草など) ひとスプーン分

 

作り方としては10倍粥とあまり変わりません。オートミール粥の基本としてこちらを覚えておくと様々なアレンジが可能になります。

オートミール粥と一緒に食べたいお野菜ペースト

【離乳食初期に食べられる野菜・果物】

 

野菜 ほうれん草、大根、にんじん、ブロッコリー、カリフラワー、たまねぎ、かぶ、かぼちゃ、キャベツ、じゃがいも、さつまいも、とうもろこし、トマトなど
果物 りんご、いちご、もも、バナナなど

 

離乳食初期ではペースト状にした野菜をお粥に添えてあげると彩りも良く、味覚が敏感な赤ちゃんに取っては味の変化が感じられて、より食事に関心を向けてくれます。はじめは水で作っていたオートミール粥も粉ミルクを加えて「ミルク粥」にしたり、バナナやいちごを加えてデザート粥にするのもおすすめです♪

【離乳食中期】食事の回数が増え始める♪楽しさと美味しいを感じることが大切!

 

離乳食中期は食べ物を舌で上アゴに押し付けてすりつぶせるようになります。また、食事の回数も1日2回に増え、食事から栄養を摂ることに慣れ始めます。食べ物は「豆腐」くらいの固さのものであったり、大きさも初期よりも少し大きめの「粗みじん切り」くらいの大きさのものを食べられるようになります。

子供が大好きなバナナとのコラボ!オートミールのバナナミルク粥

【オートミールのバナナミルク粥】

 

材料 分量
オートミール(クイックorインスタントオーツ) 15g
ヨーグルト 50g
バナナ 40g

 

多くの赤ちゃんが大好きなバナナとヨーグルトの組み合わせは赤ちゃんもパクパク食べてくれます♪初期に比べて舌ですりつぶせるようになるので、オートミールの粒感やバナナの食感が少し残るくらいに作ってあげましょう。

お野菜もしっかり取れるオートミール野菜リゾット

【オートミール野菜リゾット】

 

オートミールがゆ 大さじ2
チキンスープ(離乳食・幼児向け) 大さじ1
鮭フレーク(※1、2 小さじ1
ブロッコリー(みじん切り) 小さじ1/2
カリフラワー(みじん切り) 小さじ1/2
にんじん(みじん切り) 小さじ1/2
粉チーズ 小さじ1/2

 

※1 鮭は「特定原材料に準ずるもの21品目」に含まれているので、はじめは少量ずつあげて様子を見るようにしましょう。

 

2 市販の鮭フレークは赤ちゃんには塩分が多いため、減塩タイプの鮭フレークにお湯をかけてしっかり塩抜きをする、もしくは生鮭(無塩)を茹でてすりつぶして使用します。

 

野菜もタンパク質も一緒に摂れるので一品で栄養バランスのとれたメニューとしておすすめです。「※2」でも書きましたが、市販の鮭フレークは塩分が多く、赤ちゃんの腎臓器官も負担をかけるので使用する場合はしっかりと塩抜きをする、または生鮭を茹でて、すりつぶして使用しましょう。

【離乳食後期〜完了期】色々食べられるようになってきたからこそ栄養バランスに気をつけたい!

 

離乳食後期・完了期になると食事の回数は1日3回になり、ミルクや母乳よりも食事から栄養を摂取するようになります。また、食事を楽しんで取ってもらう工夫に加え、栄養バランスも重視する必要が出てきます。後期になると掴み食べ、完了期には少しずつスプーンやフォークなどの食器を使う練習が始まります。

手掴み食べにぴったりなオートミールパンケーキ

 

【オートミールパンケーキ】

オートミール(クイックorインスタントオーツ) 1/2カップ
2個
バナナ 1本

ブレンダーで混ぜて焼くだけの簡単おやつ。

そのままでもほんのり甘いので食べやすいのですが、例えばバナナペーストを添えたり、市販の離乳食として売られているフルーツジュレなどを添えてあげるのもおすすめです♪

お野菜も入れて栄養バランスもバッチリなオートミールおやき

オートミールおやき

オートミール(クイックorインスタントオーツ) 20g
水(もしくは牛乳、粉ミルクなどの水分 40g
にんじん(粗みじん切り) 10g
ブロッコリー(粗みじん切り) 10g

 

手掴み食べの定番のおやきは野菜を積極的に取り入れられるのでおすすめ♪少量の粉チーズを入れてほんのり塩味を付けてあげても◎(粉チーズは意外に塩味が効いているのでごく少量で!)

栄養価が高く、食べやすいオートミールをぜひ離乳食のレパートリーに♪

 

離乳食の主食はお粥、パン、うどんなどが考えられますが、より栄養面を考えた食事を効率的に摂らせたい場合や、離乳食のレパートリーを増やしたい場合、オートミールはおすすめの食材です。また、食事系のレシピからデザート系のレシピまで幅広く活用できるのもオートミールをおすすめするポイントです。これから離乳食を始める人も、離乳食のレパートリーを増やしたい人もぜひ今回ご紹介したレシピを参考にしてみてくださいね♪