当日の朝に、お弁当のおかずをすべて作るのは大変です。少しでもゆとりを持つため、作り置きを活用するのがおすすめです。本記事では、お弁当用おかずの作り置きレシピを紹介します。唐揚げなどの定番レシピや、彩り豊かで栄養満点なレシピの他、便利なアイテムもピックアップしたので、ぜひ役立ててくださいね。
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【お弁当の作り置きおかず】メイン料理①唐揚げ
お弁当の定番・唐揚げは、作り置きしておくことで朝の手間をグッと減らせます。レシピのポイントは、砂糖と酢をプラスし、二度揚げすることです。やわらかな食感をキープできることに加え、5〜6日ほどの冷蔵保存が可能に。ここでは、冷めてもおいしい唐揚げの作り方を紹介します。
作り置きの唐揚げの材料
- ・鶏もも肉:1枚
- ・片栗粉と薄力粉:同量ずつ混ぜる
<漬け込み用のタレ>
- ・醤油:大さじ1
- ・酒:大さじ1
- ・ごま油:小さじ1
- ・砂糖:小さじ1
- ・酢:小さじ1/2
- ・生姜(すり下ろし):1欠片
作り置きの唐揚げの作り方
- 漬け込み用のタレの材料を混ぜ合わせる
- 一口大に切った鶏肉にタレを揉み込み、30分ほど置く
- 混ぜた片栗粉と薄力粉を鶏肉にまぶす
- 160度の揚げ油で、薄く色がつくまで揚げる
- 鶏肉を揚げ油から取り出し、3分置く
- 揚げ油の温度を180度に上げ、再び鶏肉を入れる
- 鶏肉にこんがりとした色がついたらできあがり
唐揚げが余った場合は、アレンジするのがおすすめ。ケチャップとスイートチリソース、マヨネーズを混ぜたソースを絡めてエビチリ風味にするなど、好みに合わせて味変を楽しんでくださいね。
【お弁当の作り置きおかず】メイン料理②ハンバーグ
子どもから大人まで人気が高いハンバーグも、作り置きレパートリーに入れておくと便利です。卵ではなく片栗粉をつなぎに使えば、冷蔵で5日、冷凍で1ヵ月保存できます。ここでは、ご飯とも相性の良いハンバーグの作り方を紹介します。
作り置きのハンバーグの材料
- ・合挽き肉:100グラム
- ・玉ねぎ:1/4個
- ・塩:小さじ1/4
<タネに混ぜる調味料>
- ・パン粉:大さじ1.5
- ・牛乳:大さじ1
- ・片栗粉:大さじ1/2
- ・ナツメグ:少々
作り置きのハンバーグの作り方
- みじん切りにした玉ねぎを透き通るまで炒め、冷ましておく
- 合挽き肉と塩をこね、粘りが出たら調味料を加える
- 玉ねぎを加えて、さらに混ぜる
- タネを10個に分けて小判型にし、中央にくぼみを入れる
- 油を敷いたフライパンにタネを乗せ、中火で焼く
- 焼き色がついたところで裏返し、蓋をして弱火に落とす
- 5分ほど加熱し、竹串を刺した時に透明な肉汁が出てきたら完成
鶏ひき肉や豚ひき肉を使って、つくねにアレンジしても、おいしく食べられます。玉ねぎをネギに変えれば、調味料を変えなくても和風な味わいに。つくねにした時も冷凍で3週間日持ちするため、作り置きに重宝しますよ。
【お弁当の作り置きおかず】彩り&栄養満点料理①タラと彩り野菜のソテー
ボリュームだけでなく、栄養や彩りもお弁当の大切なポイントです。いろいろな野菜を使えば、見た目が華やかになるだけでなく、必要な栄養も補いやすくなります。ここでは、栄養満点な食材を使った、タラと彩り野菜のソテーを紹介。冷蔵庫で、4日ほど保存可能です。
タラと彩り野菜のソテーの材料
- ・タラ:4切れ
- ・ズッキーニ:1/2本
- ・かぼちゃ:50グラム
- ・ナス:1本
- ・パプリカ:1/2個
- ・にんにく:1欠片
- ・塩胡椒:少々
- ・オリーブオイル:大さじ2
- ・醤油:大さじ1〜2
- ・レモン果汁:小さじ1
- ・酒:大さじ1
タラと彩り野菜のソテーの作り方
- タラは一口大に切ってから、塩胡椒で下味をつける
- 野菜は角切り、にんにくは薄切りにする
- オイルを敷いたフライパンににんにくを入れ、香りを出す
- 皮目を下にしてタラを入れ、中火で焼く
- タラの皮目に焼き色がついたら裏返し、野菜を加える
- 酒を回しかけて蓋をし、2〜3分加熱する
- タラを取り出した後、野菜に醤油とレモン汁を加えて水分を飛ばす
- タラの上に野菜ソースをかけて、できあがり
タラにかける野菜ソースは、鶏肉のソテーやパスタ用のソースとしても活用できます。タラ以外の食材とも組み合わせて、作り置きのレパートリーを増やしてはいかがでしょうか。
【お弁当の作り置きおかず】彩り&栄養満点料理②トマトとチーズのオムレツ
卵やチーズのタンパク質の他、野菜の栄養をとれる具沢山オムレツは、健康的でカラフルなお弁当にしたい時におすすめ。ここでは、4日間冷蔵保存できるトマトとチーズのオムレツのレシピを紹介します。
トマトとチーズのオムレツの材料
- ・卵:4個
- ・トマト:1個
- ・玉ねぎ:1/4個
- ・ハム:3枚
- ・クリームチーズ:50グラム
- ・とろけるチーズ:適量
<調味料>
- ・マヨネーズ:大さじ2
- ・みりん:小さじ1
- ・コンソメ顆粒:小さじ1
トマトとチーズのオムレツの作り方
- トマトとハム、クリームチーズを角切り、玉ねぎはみじん切りにする
- 卵と調味料を混ぜ合わせる
- 卵液に具材を入れて軽く混ぜ合わせたら、耐熱容器に流し入れる
- とろけるチーズをトッピングする
- 170度に予熱したオーブンで25〜30分ほど焼く
- お好みのサイズにカットしたら完成
材料にパセリを加えれば、黄・赤・緑が揃い、さらに彩り豊かにできます。卵液をラップで包み、湯煎か電子レンジで温め、一口大のボール型オムレツしても可愛いですよ。
できあがったおかずを詰めるのにぴったりなお弁当を探している場合は、こちらをチェック。便利なお弁当箱を紹介しています。
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【お弁当の作り置きおかず】イベント用料理①カップキッシュ
カップキッシュは、冷蔵で2〜3日保存可能なのに加え、食べやすいのが良いところ。運動会やピクニックなどのお弁当で、食べやすさを重視したい時にぴったりです。ここでは、餃子の皮を使ったカップキッシュのレシピを紹介します。
カップキッシュの材料
- ・ほうれん草:1束
- ・ネギ:5〜6センチ
- ・ソーセージ:3本
- ・餃子の皮:6枚
- ・卵:1個
- ・マヨネーズ:大さじ2
- ・とろけるチーズ:30グラム
- ・塩胡椒:適量
- ・オリーブオイル:適量
カップキッシュの作り方
- ほうれん草をラップで包み、600Wの電子レンジで3分加熱
- ラップごとほうれん草を冷水に浸し、粗熱をとる
- ほうれん草を3センチ幅、ソーセージを5ミリ幅に切り、ネギはみじん切りにする
- フライパンにオリーブオイルを入れ、ネギとソーセージを炒める
- ほうれん草を炒め合わせ、塩胡椒で味を整える
- 餃子の皮を敷いたカップに5を入れる
- マヨネーズ・卵・塩胡椒を混ぜたものを6に流し入れる
- チーズを乗せ、トースターで5〜6分焼く
- 粗熱をとって完成
ほうれん草やネギではなく、アスパラガスなどの好みの野菜を入れてもおいしく仕上がります。お弁当に使う際は、電子レンジで温め直し、冷ましてから詰めましょう。
【お弁当の作り置きおかず】イベント用料理②ロールサンド
片手で食べやすいロールサンドも、運動会やピクニックなどのお弁当で大活躍。ここでは、ピーナッツバターを使うロールサンドの作り方を紹介します。生クリームを使わないため、冷蔵で2日保存可能です。
ロールサンドの材料
- ・サンドイッチ用のパン:6枚
- ・ピーナツバター(パン1枚あたり):大さじ1
- ・イチゴジャム(パン1枚あたり):大さじ1
- ・バナナ:1本
- ・クルミ:15粒
ロールサンドの作り方
- バナナは薄くカットし、クルミは刻んでおく
- パンにピーナッツバターを塗った後、イチゴジャムを上から塗る
- バナナとクルミを乗せる
- 手前からパンをくるくると巻く
- ラップで包んだらできあがり
フルーツではなく、ハムやチーズなどの食材を入れてアレンジすれば、作り置きレパートリーの幅が広がります。お弁当に詰める時は、ワックスペーパーなどで包みましょう。
手軽に彩りもプラスできる便利なお弁当アイテム
作り置きをする際には、便利アイテムを活用するのがおすすめです。ここからは、日々の作り置きに役立つアイテムを紹介。さらに、イベント時に活躍するお弁当グッズを紹介します。
作り置き~お弁当にそのまま入れられるシリコンカップ
シリコンカップは、洗えば繰り返し使えるのが魅力です。作り置きしたおかずをカップに入れ、冷蔵庫または冷凍庫に入れておけば、当日はお弁当に詰めるだけで済みます。
赤や緑、黄色など、彩りを加えられるカラーだと、華やかなお弁当に。100円均一ショップではお弁当用カップの冷凍トレーも販売されているため、作り置きおかずを保存する際に活用してみてくださいね。
運動会やピクニックの時におしゃれで便利な紙コップ
運動会やピクニックでは、おかずを紙コップに入れる方法が役立ちます。取り皿代わりとして紙コップを活用できるだけでなく、お弁当が崩れる心配をしなくて良いのが嬉しいポイント。カラフルなデザインの紙コップなら、イベントにぴったりな楽しい雰囲気のお弁当になります。
便利な作り置きおかずで、お弁当の日もゆとりある朝を
週末にお弁当用の作り置きをしておけば、平日の朝はばたつくこともなく、ゆとりを持って過ごせます。また、おいしさはもちろんのこと、彩りや栄養を意識することで、健康的で見た目もバッチリなお弁当に。今回紹介したレシピを参考にして、日々のお弁当作りを楽しんでくださいね。