クリスマスの飾りといえばクリスマスリース。一見作るのが難しそうなクリスマスリースですが、土台と飾りさえ用意すれば意外と簡単に手作りできます。本記事では、子どもと一緒に手作りできる簡単な方法を紹介するので、ぜひ世界に一つだけのクリスマスリース作りを楽しんでください。
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クリスマスリースを飾る意味とは
クリスマスに植物で作ったリースを玄関や壁などに飾るという行為には、ある「祈り」の意味が込められています。ここではまず、クリスマスリースを飾る意味を確認してみましょう。
クリスマスリースを飾る意味①魔除けや豊作祈願のため
欧州のクリスマスリースでは、一般的に常緑樹の枝と葉が使われています。冬にも葉が茂る常緑樹は、寒さに打ち勝つ生命力があることから、魔除けに効果があると信じられてきました。
また、クリスマスリースに付ける松ぼっくりやリンゴの飾りには、「祈願」の意味合いが込められています。実りの象徴である木の実をリースに付け、新しい年の豊作を願うお守りとして飾られてきたのです。
クリスマスリースを飾る意味②新年の幸福を祈るため
キリスト教圏では、クリスマス当日が過ぎてもクリスマスツリーやリースを飾っておくのが一般的です。クリスマスを祝うだけでなく、新年の幸福を願うためにもクリスマスリースが飾られています。ちょうど日本のお正月に飾る「しめ縄飾り」のような役割を持っているのがクリスマスリースです。
手作りクリスマスリースに必要な材料
クリスマスリースの作り方を紹介する前に、まずは土台や飾りに必要な材料をチェックしましょう。材料は100均などでも気軽に購入できるので、お気に入りのものを見つけてみてください。
手作りクリスマスリースの土台となる「リース台」
まず土台となるリース台を作るための紙や段ボール、ワイヤー、紐(麻紐や紙紐)を準備しましょう。ベース用のグリーンや飾りを貼り付ける工作用の接着剤も必要です。100均やクラフトショップでは既成のリース台が売られているので、手軽にリース作りをしたい場合は既製品を利用するのもおすすめです。
手作りクリスマスリース台に付ける「飾り」
リース台の他に必要なのが、リースのメインでもある飾り用のアイテムです。クリスマスが近づくと、100均やクラフトショップでさまざまな飾りやオーナメントが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。また、子どもと一緒に公園で拾った松ぼっくりなどを飾りとして利用するのもおすすめです。
子どもと作れる簡単手作りクリスマスリースの作り方
材料が整ったら、さっそくクリスマスリースの手作りに挑戦してみましょう。クリスマスリース作りは、土台とベース作り、飾り付けの3つの工程に分けられます。今回紹介するのは、子どもと一緒にできる簡単な作り方なので、ぜひ気軽に試してみてください。
クリスマスリースの作り方手順①紙や段ボールで土台を作る
まずは、ワイヤー・紙または段ボール(やわらかいもの)・紐を使って土台を作っていきます。ワイヤーを2重巻にして円を作りましょう。円の大きさは、手のひらサイズや壁に掛けるのにちょうど良いと感じるようなものなど、好みのサイズで作ってください。
ワイヤーで円を作ったら、周りに紙や段ボールを巻き付け、その上から麻紐や紙紐をぐるぐると巻いていきます。このとき、隙間を作らないように巻くのがポイントです。巻き終わったら、壁などに掛けやすいように紐で輪っかを作っておきましょう。
クリスマスリースの作り方手順②ベースとなるグリーンを巻き付ける
土台ができたら紐の上に木工用の接着剤を付け、飾りのベースとなるグリーンを巻き付けていきましょう。木工用の接着剤を使うことで、巻き付けたグリーンが固定されやすくなります。グリーンは無造作に巻き付けてナチュラルに仕上げたり、ハサミを使ってきれいな丸い形に整えたり、好みに合わせてアレンジしてください。
クリスマスリースの作り方手順③飾りを取り付ける
グリーンを巻き付けた後はいよいよ飾り付けです。100均やクラフトショップなどで手に入れた飾りや、手持ちのお気に入りアイテムをリースに付けていきましょう。全体のバランスを見ながらレイアウトを決めて飾り付けてください。
工作用の接着剤でも飾りを貼り付けられますが、しっかり固定したいのなら「グールガン」の使用をおすすめします。「グルーガン」から出るのりは乾きやすいので、アイテムにのりを付けたらすばやくベース台に貼り付けましょう。
手作りクリスマスリースのおすすめデザイン
どんな飾りを選ぶかによって、印象の異なるおしゃれなクリスマスリースができます。ここでは、手作りクリスマスリースのおすすめデザインを3つ紹介しましょう。参考にしながら、オリジナリティ溢れるクリスマスリースを作ってみてください。
毛糸やコットンを使ったホワイトクリスマスリース
おしゃれで美しいクリスマスリースに挑戦したいなら、ホワイトリースがおすすめ。コットンの雪のような質感がポイントの一作です。真っ白な毛糸やコットンを使うと、冬らしい雰囲気にアレンジできます。
100均などで手に入る雪の結晶の形をした飾りや白い小花、ホワイトと相性が良いシルバーの葉や木の実のフェイクなどを取り付ければ、統一感が出てよりエレガントなホワイトリースに仕上がります。
松ぼっくりを使ったナチュラルクリスマスリース
松ぼっくりなどの自然のものを使うと、ナチュラルな雰囲気のリースになります。松ぼっくりを飾ると奥行きが出せるので、存在感のあるリースに仕上げたい場合におすすめです。
松ぼっくりと相性の良い赤のポインセチアのフェイクを取り付ければ、よりクリスマスらしいリースになるでしょう。小ぶりのクリスマスオーナメントをプラスすれば、さらにクリスマスムードたっぷりのナチュラルリースに仕上がります。
リボンを使ったキュートなクリスマスリース
キュートなクリスマスリースに仕上げたいなら、リボンを使ったアレンジがおすすめです。リボンは色次第で、子どもが好きなかわいらしいものから大人っぽいものまで、好みの雰囲気にアレンジできるのが魅力です。100均などで気軽に購入できるので、他のアイテムと一緒にリボンもチェックしてみてください。
手作りクリスマスリースのお洒落な飾り方
せっかく手作りしたクリスマスリースは、できるだけお洒落に飾りたいですよね。「目につきやすいところに飾る」など、飾る場所や掛け方を工夫することでクリスマスリースが活きて、その場のムードも一気に高まります。ここでは、クリスマスリースをお洒落に飾る方法を紹介しましょう。
手作りクリスマスリースを玄関ドアに飾る
魔除けや新年の幸福祈願の意味合いがあるクリスマスリースは、やはり定番の飾り場所である玄関がおすすめです。クリスマスリースを玄関に飾るだけで、シンプルなドアも華やかでおしゃれな雰囲気になります。
ドアの外に飾るクリスマスリースは、存在感のある大きめのものがピッタリ。玄関を出入りする度にクリスマスの雰囲気を感じられるので、家族はもちろん、家に来てくれたお客さんにも楽しんでもらえるでしょう。
手作りクリスマスリースを天井から吊るす
クリスマスリースは玄関や壁に飾るだけでなく、天井から吊るして飾るのもおすすめです。ライトを囲むようにクリスマスリースを吊るせば、光がリースを照らし、より華やかな雰囲気を演出できます。ダイニングやキッチン、リビングなど好きな場所にリースを吊るして、一気にクリスマスムードを高めてください。
世界に1つだけのクリスマスリースを手作りしてみよう
今回は、子どもと一緒に簡単に作れるクリスマスリース、おしゃれなデザイン、飾り方などを紹介しました。ぜひ本記事を参考にしながら、子どもと一緒に世界に1つだけのクリスマスリースを作ってステキに飾ってみましょう。