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Nov 16, 2023

【2024年】冬至はゆず風呂に入ろう!正しい方法や注意点・得られる効果まで気になるポイントを解説

湯船に浮かんだゆず

冬至が近づくとスーパーの目立つところにゆずが並べられるようになります。冬至にゆずを入れたお風呂に入る習慣があることは知っているけれど、ゆずをどのようにしてお風呂に入れるのがいいのか分からない方もいらっしゃると思います。そこで、この記事ではゆず風呂に入る由来やゆず風呂の入り方を紹介します。2024年の冬至は12月21日に迎えますので、ぜひ冬至に家族でゆず風呂に入ってみましょう。

ゆず風呂に入る意味や由来とは

ゆず

 

なぜ冬至にゆず風呂に入るようになったのか、意味や由来を紹介します。

冬至にゆず風呂に入るのはなぜ?

冬至は1年の中で最も昼が短い日で、年にもよりますが12月21日ごろに迎えます。この日を境に太陽の力が強まっていく=運が再び上がっていく「一陽来復(いちようらいふく)」という考えから、体を温めるゆず風呂に入って寒い冬を乗り越えていこうと習慣になったとされています。その結果、冬至にゆず風呂に入ると風邪を引かないとされています。また、冬至と湯治(とうじ)の語呂合わせとも言われています。

なぜ「ゆず」を使用するの?

冬至に入るお風呂にゆずが使われるのは「融通が利きますように」という願掛けの意味が込められています。香りの高いゆずによってお湯の邪気を払い、身を清めて翌日からの運気上昇を願っていたとも言われています。また、ゆずは実を付けるまでに長い期間かかることから、「長年の苦労が報われますように」という意味もあると考えられています。

ゆず風呂の効果・効能

肌を触る女性

 

ゆず風呂にはどのような効果や効能があるのでしょうか。

血行促進と保温効果

ゆずにはβカロチンやリモネンが多く含有されているため、血管が拡張し血液の循環が良くなる効果があります。ゆずが入っているお風呂に入ることで、より体が温まり冷えを改善し、風邪を予防も期待できます。ゆずの皮に含まれる芳香油には湯冷めを防ぐ効果もあるため、お風呂上がりの体を冷やさずにホカホカの状態が長く続くでしょう。

香りによるリラックス効果

ゆずの香り成分は揮発性が高く、温めるとお風呂場中に香りが広がります。爽やかなゆずの香りがアロマテラピーとしてリラックス効果を発揮するでしょう。また、ゆずに多く含まれるクエン酸は代謝を促進する効果があるので、年末の忙しい時期の疲労回復にピッタリです。

ゆず風呂の入り方

しぼったゆず

 

お風呂にどのようにゆずを入れればいいのでしょうか。3つの方法を紹介します。

ゆずをそのまま浮かべて入れる方法

ゆずをそのままお風呂に入れるのは、一番シンプルな方法です。ゆずを丸ごと、そのまま入れてもゆずの香りや効能が感じにくいため、ゆずの表面につまようじで穴を開けたり、皮を数か所削ったり、浅く切り込みを入れたりするといいでしょう。

カットしたゆずをそのままお風呂に入れる方法

ゆずの香りを強く感じたいのであれば、ゆずを半分や輪切りにしてからお湯に入れましょう。ゆずは種が多いので、カットした面から種を取ってから入れることをおすすめします。長時間ゆずを湯船に入れたり、手で触ったりしていると、ゆずがふやけてしまいます。また、排水溝にゆずが詰まらないように注意してください。

ゆずを袋に入れてお風呂に入れる方法

ゆずが湯船の中でバラバラになってしまうのを防ぎたいなら、ゆずを袋に入れてからお風呂に入れましょう。使う袋は洗濯用ネットや水切りネットのほか、ガーゼなどで手作りするのもおすすめです。なるべく目が細かい袋にいれることをおすすめします。袋に入れてしまうとゆずを目で楽しめなくなりますが、香りや効果は感じることができる上掃除が楽です。

ゆずの皮やしぼったエキスをお風呂に入れる方法

ゆずを丸ごとお風呂に入れるのではなく、一部のみを入れても楽しめます。皮だけでも香りを十分に感じることができ、果肉の部分は料理やスイーツに使うことができます。ゆずの皮は分厚いので、包丁でむくか、上下を切り落として手でむいて使いましょう。
ゆずの果汁をしぼってお風呂に入れると、ゆずの濃厚な香りを楽しめます。皮や果肉などのごみが湯船に残らないので、お風呂に入った後の掃除が楽になります。

ゆず風呂に入る際の注意

ゆず

 

ゆず風呂に入る時の注意点を3つ紹介します。

肌への刺激を感じたらお風呂から上がる

ゆずに含まれるリモネンという成分は皮膚に刺激を与えることもあります。皮や果汁に含まれているため、ゆずに切れ込みを入れたり、輪切りにしたりするとお湯に含まれやすくなります。刺激を少なくするためには、丸ごと入れることをおすすめします。ただし、丸ごと入れた状態でも肌への刺激を感じた場合はお風呂から上がりましょう。

ゆずを直接体にこすりつけない

ゆずにはリモネンという刺激物質が含まれているため、体に直接こすりつけてしまうと刺激を感じやすくなってしまいます。特に小さな子供はゆずで遊びたがりがちですが、直接肌に触れさせないように注意しましょう。心配な場合は、コップや洗面器にお湯とゆずを入れて、お風呂場に置いて香りを楽しむに留めておいてください。

ゆず風呂の後はしっかり掃除をする

ゆず風呂に入った後は、お湯を抜く前に入れたゆずを回収しましょう。皮や種をそのまま流してしまうと、排水管が詰まってしまうことがあります。心配であればネットにゆずを入れておくと安心です。また、ゆずの香りは強いのでしっかりと掃除をしないと、翌日以降も香りが残ってしまいます。お風呂用洗剤やスポンジを使って、ゆずの香りや成分を除去しましょう。

使用後のゆずを水回りの掃除に再利用

水回りの掃除

 

ゆず風呂に使ったゆずを捨ててしまう方が多いことでしょう。しかしこの後も使い道があります。ゆずの皮には水垢を除去する効果があるクエン酸が含まれています。そのため、ゆずの白い皮部分でキッチンや洗面所の蛇口・シンクを掃除してみましょう。ゆずの香りを楽しみながら掃除ができます。

冬至はゆず風呂に入って温まろう

桶に浮かんだゆず

 

冬至にゆず風呂に入る理由や入る方法を紹介しました。ゆずには保温効果やリラックス効果がありますが、刺激もあるので肌が弱い方は注意してください。また、ゆず風呂に使ったゆずは捨てるのではなく、掃除に使えますのでぜひ利用してみてください。ゆずをお風呂に入れて、寒い冬を乗り切りましょう。