水耕栽培は、室内で手軽に植物が楽しめると人気です。ガラスの花器を使用すれば、植物が水中へ根を伸ばしていく様子が楽しめる上、水の減り具合もわかりやすく、さらに暑い日は涼やかさを演出してくれるなど、インテリアとしても最適です。
水耕栽培をより手軽に楽しめるアイテムとして最近人気を集めているのが、KINTO(キントー)のプロダクトシリーズ「AQUA CULTURE VASE(アクアカルチャーベース)」。洗練されたデザインながら、生活空間に自然となじむと評判です。
この記事では、「AQUA CULTURE VASE」のシリーズ展開と「AQUA CULTURE VASE」を使った水耕栽培の実例を紹介します。
MOKUJI
KINTO(キントー)「AQUA CULTURE VASE(アクアカルチャーベース)」は2WAYスタイル
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KINTO(キントー)の「AQUA CULTURE VASE(アクアカルチャーベース)」は、球根類から切り花まで様々な種類の植物を楽しめるように、2種類のサイズと3種類のカラーでシリーズ展開されています。
まずは、それぞれの特徴と選び方を見ていきましょう。
2種類のサイズ
「AQUA CULTURE VASE」には、200mlのSサイズと830mlのLサイズがあります。
Sサイズは小ぶりなサボテンなど多肉植物を育てるのに適しています。また、短めの切り花を活ける花瓶としても素敵ですね。高さ130mmなので、ちょっとしたスペースがあればすぐに水耕栽培を楽しむことができるでしょう。
Lサイズは830mlと容量たっぷり。直径も120mmあって広口なので、しっかり水耕栽培を楽しみたい人、球根以外の観葉植物でも水耕栽培に挑戦したい人、背の高い花を切り花として活けたい人に向いています。
3種類のカラー
「AQUA CULTURE VASE」はクリア、ブルー、グレーと3種類のカラーが用意されています。植物の色や部屋の雰囲気に合わせて選べるのが嬉しいですね。
【1WAY】球根類やサボテン、多肉植物の栽培に
「AQUA CULTURE VASE」は上部の皿を取り外しできる設計になっているのが特徴です。
球根などの水耕栽培の場合は、皿に球根を乗せ、下のベース部分に水を入れます。ガラス製なので、根が伸びていく様子も水の減り具合もひと目で確認OK。日々の管理をラクに行うことができます。
皿を取り外すことで、栽培中の植物や繊細な根などに直接触れることなく、水の交換を行えます。成長を妨げる心配がないのもいいですね。
【2WAY】そのまま草花を活けて花瓶として
上部の皿を使わなければ、「AQUA CULTURE VASE」はそのまま花瓶として使えます。
Lサイズなら高さが190mmあるので、花屋で買ってきた切り花をそのまま活けることも可能。水耕栽培に適していながら、花器としても使えるとあって、屋内ガーデニング根の幅が広がるはず。
「AQUA CULTURE VASE」を使った水耕栽培の方法
水耕栽培で大事なことは、水耕栽培に使用する球根の選び方と水の管理。
その基本を踏まえた上で、「AQUA CULTURE VASE」で球根を水耕栽培する方法を具体的に解説していきます。
球根の選び方
水耕栽培と言えば球根が欠かせません。しかし、どんな球根でもいいのかと言うと、実はそうでないのです。管理をしっかり行えばどんな球根でもすくすく成長してくれますが、中には管理の難しい球根もあります。
初めて水耕栽培に挑戦するのであれば、秋植え球根を選びましょう。秋植え球根は文字通り、秋に植える球根で、越冬させたのち春に花を咲かせます。秋植え球根には、水耕栽培の代表ともされるヒヤシンスの他、クロッカスやムスカリがあります。
育てる花を決めたら、大きくて重い、中身の詰まった球根を選んで下さい。分球していないことも重要なポイントです。
なお、秋植え球根としてはチューリップも有名ですが、チューリップは球根が柔らかく管理が難しいので、水耕栽培でも中級者クラス向けと言えます。
置き場所
「AQUA CULTURE VASE」は、ムダのないスタイリッシュなデザインなので、置く場所を選びません。ただ、植物を育てるのですから、日の光の届く、明るくて風通しの良い場所がいいでしょう。
ただ、夏は直射日光に当たる場所を避けるようにしましょう。「AQUA CULTURE VASE」内の水温が上がってしまい、根腐れやカビ発生の原因になってしまいます。気温の高い時期は涼しい場所に置くようにして下さい。
日々の管理
球根を「AQUA CULTURE VASE」に設置するときは、上の皿に球根を乗せ、下の花器には球根に触れるすれすれの位置まで水を入れます。球根をすっかり水に浸してしまうとカビが発生したり、腐ったりしてしまうので、水の入れすぎには注意しましょう。
根が出てきたら、成長に合わせて水の量を減らしていきます。根が呼吸できるように、根元が水から出るくらいが適量です。
水は1週間に1回程度、中身の水を交換します。水耕栽培用の液肥を混ぜる場合は、希釈濃度はしっかり守って下さいね。
花が咲き終わったら
球根は内部に蓄えていた栄養分を使って花を咲かせるため、一度咲いたら終わりになることがほとんど。
しかし、水耕栽培としての役割は終えても、2年目以降も花を楽しむ方法があります。まず根を傷めないように水耕栽培の容器から抜き取り、そのまま肥料を与えた土に植えておけば、翌年以降に花を咲かせることがあるのです。
たとえばヒヤシンスの場合。咲き終わったら、病気予防のために茎を残したまま、花だけを取り除きます。それから庭、あるいは大きめの鉢に根を傷めないように丁寧に植え付けます。1週間ほどして落ち着いた頃に、カリウム系の肥料をあげるのがおすすめです。
ただ、種類によっては、やはり1度きりで終わる花もあるようです。自分なりに試行錯誤してみるといいでしょう。
「AQUA CULTURE VASE」おすすめの使い方
「AQUA CULTURE VASE」が1つあれば色々な植物を楽しむことができます。
球根や多肉植物の水耕栽培、観葉植物、切り花など、対応する植物の幅は広いにもかかわらず管理がしやすいので、どんな植物お気軽に室内に持ち込めます。
それでは、「AQUA CULTURE VASE」の使い方について、実例をチェックしてみましょう。
まずは基本の球根栽培を
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「AQUA CULTURE VASE」はそのデザインから、水耕栽培として楽しむのが一番のおすすめ。Sサイズ、Lサイズはもちろん、3つのカラーを揃えて、それぞれの色どりを楽しむのもいいでしょう。
球根から根が伸びていく様子を眺める楽しみは、水耕栽培ならではですよ。もちろん花が咲いたら、その姿と香りにも癒されるはず。
多肉植物もおすすめ
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多肉植物は、グランドカバーにも利用されるセダムのようにぷっくりと愛らしい姿から、サボテンのようにトゲトゲした姿まで、実に多種多様。インテリアプランツとしても人気ですよね。
こうした多肉植物は降雨量の少ない乾燥した地域原産の植物であるため、葉や茎、根の部分に水分を溜めておけます。水耕栽培に不向きに思われそうですが、実際には好相性。
ポイントは、すでに生えている根をばっさりと切って、水耕栽培を始めること。そうすると、水耕栽培に適した新しい根が生えてきます。
アボカドの水耕栽培を楽しむ人も
スーパーでよく売られているアボカドを、水耕栽培している人が増えています。
方法は簡単。アボカドの種の周りについている果肉や油分を取り除いたら、あとは「AQUA CULTURE VASE」にセットするだけでOK。1カ月ぐらいで種が割れ、根が出て発芽します。
アボカドを水耕栽培で育てるには、冷蔵庫で保管しないのがコツです。
アボカドは温かい地域の植物なので、冷蔵してしまうと発芽率が下がってしまう恐れがあります。
そのため、実を食べたあとに水耕栽培をするつもりなら、購入後のアボカドは冷蔵庫ではなく常温で保存するようにしましょう。
水耕栽培で野菜を育てることも可能
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「AQUA CULTURE VASE」でキャベツや大葉、ハーブ、イチゴといった野菜やフルーツを育てることも可能。土を使わないので虫がつきにくく、雑草も生えないのが、水耕栽培で野菜を育てる魅力。さらに、室温で育てるため、安定して収穫できるとして人気があります。
ただ、苗によっては水の上では安定しにくいこともあります。そんなときには、キッチンスポンジを長細く切って、クルクルと巻いてから中央の穴に入れ、スポンジで苗を挟むようにして下さい。こうすれば、パクチーや豆苗、リーフレタスなどの葉物野菜も育てられます!
キッチンで育てれば、植物の成長にほっこりしつつ料理にも使えるとあって、いいこと尽くしですよ。
ボリュームのある花束も映える
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水耕栽培だけじゃなく、たまには切り花や植物も飾ってみたいと思っても、適した花瓶がない…そんな経験をしたことはないでしょうか。
「AQUA CULTURE VASE」なら、上部の皿を取り外すだけで、花瓶に早変わりします。ガラスの花瓶は可憐な野の花から豪華な花束まで、花を選ばず美しく見せてくれるのも嬉しいところ。円錐型のベースはバランスがよく、安定性もあります。
シンプルかつコンパクトなデザインが魅力の「AQUA CULTURE VASE」ですから、高さよりもボリュームを出すように活けるのがおすすめです。
上部の皿も使えばこんなアレンジも
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背の高い花や植物を飾るときには、球根を乗せる上部の皿をそのまま利用するといいでしょう。皿が重石の代わりになって、安定感が増します。縦だけでなく、横方向へ広がるつる性の植物を育ててもいいですね。
「AQUA CULTURE VASE」があれば、既成概念にとらわれない自由な発想で植物を楽しむことができるでしょう。
観葉植物だって水耕栽培で楽しめる
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「AQUA CULTURE VASE」の使い道にルールはありません。上部の皿を取り除けば、根が大きく育つ観葉植物の水耕栽培だって楽しめますよ。
もちろん、あまりに大きく育ちすぎるとバランスが取れなくなって、転倒させてしまう可能性もありますが、適度に剪定(せんてい)するなどして、小さく育てれば大丈夫。大きく育ってきたら、土の鉢物や庭に植え替えてあげるといいでしょう。
エアプランツなら水の交換も不要
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エアプランツは、雨や空気中の水分を効率よく葉や根から吸収して成長します。土もいらないとあって、インテリアとして利用する人も多いですよね。
雑貨と組み合わせたりワイヤーをくくり付けて空中に浮かせたりと、色々な楽しみ方ができるエアプランツを、そのまま「AQUA CULTURE VASE」に乗せて育ててみるのもアリ。球根植物とは違った雰囲気を楽しめます。
乾燥に強い植物なので、下のベースに水を入れておく必要はありません。とは言え、まったく水がなければ枯れてしまうので、春から夏にかけては週2回、冬は週1回くらいの水やりはお忘れなく。水を上げたあとは水気を切っておくことも大切です。
上手に育てれば、きれいな花を咲かせてくれますよ。
そのままの美しいシルエットを楽しむ
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「AQUA CULTURE VASE」はそのままインテリアとして飾っても存在感はじゅうぶん。
棚に置かれた「AQUA CULTURE VASE」を眺めながら、どんな植物を育てようかを想像するだけでもワクワクと楽しい気分になれますよ。
「AQUA CULTURE VASE」で水耕栽培をもっと楽しく
水耕栽培と聞くと、特別なケアが必要に感じる人もいるかもしれません。
けれど、虫が寄り付きにくく植物の状態も観察しやすいとあって、日ごろのお手入れはとても簡単。それでいて、きれいな花を咲かせたり心を癒してくれたりするので、忙しい人や植物を育て慣れていない人にこそおすすめの栽培方法なのです。
球根などの準備を終えた後は週1回の水の交換さえ忘れなければ、長く植物を楽しめます。
KINTO(キントー)の「AQUA CULTURE VASE(アクアカルチャーベース)」なら、水耕栽培はもちろん、他にも用途が色々あって便利ですよ。
生活にグリーンをプラスして、潤いのある日々を過ごしてはいかがでしょうか。