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Feb 25, 2023

【3月の花】花屋が教える、春の足音聞こえる3月におすすめの花と飾り方|くらしの花図鑑

花束

3月に飾りたいお花Best5

3月の代表的な花といえば「チューリップ」「ミモザ」「アネモネ」「桜」「桃」「スイートピー」「コデマリ」「ストック」「ラナンキュラス」「パンジー」「スイセン」「フリージア」「ヒヤシンス」などです。その中でも、春の訪れを楽しむのにぴったりなお花を紹介します。

 

1:ミモザ

ミモザ
入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★★★★★

 

3月はやっぱりミモザ!

3月上旬は、お花が好きな人たちが色めきたつ季節。
そう、ミモザが出回りはじめるのです。
小さな黄色いふわふわのお花をたくさんつけたミモザのかわいらしさは、多くの人を虜にしています。
一年でこの時期しか出会えない貴重なお花です。

 

3/8は「ミモザの日(国際女性デー)

イタリアでは、3/8に女性にミモザの花を贈って感謝を伝えるという風習があります。
ちょうどこの時期に花が咲くこと、黄色は幸せの象徴でもあることから、ミモザの花が女性たちに贈られます

 

香りも良く、ドライフラワーや押し花にも。

見た目のかわいらしさだけでなく、ふんわりと優しい香りもミモザの魅力。
生花で購入した後は、見た目のふわふわ感と香りを楽しんでください。
また、ミモザはドライフラワーに非常にしやすいお花です。
押し花にもできるので、生花を楽しんだ後はドライフラワーや押し花にアレンジして一年に一度のミモザをぜひ堪能してみてくださいね。

2:チューリップ

チューリップ
入手しやすさ ★★★★★
長持ち度   ★★★✩✩
ドライ向き  ★★✩✩✩

 

春といえばチューリップ!

「春のお花」と聞いてチューリップをイメージする方も多いのではないでしょうか。
そんな春を象徴するチューリップは、3月に最も出回りが多くなります。

 

品種改良でさらにかわいい品種も

花壇に咲くオーソドックスな形のチューリップもかわいいのですが、品種改良によってかわいい品種も年々増えています。
最近では花びらのふちがフリンジになった品種や、花びらが波打ったような形の「パーロット」という品種、双子や三つ子で咲く品種など、見るだけで心がときめくものがたくさん。
どれにしようか迷ってしまいます。

 

切花なのに、伸びます

チューリップを飾って少し驚くのが、切花なのにどんどん茎が伸びるということ。
伸びるにつれて茎のしなり方や花の向きが変わるので、日々変化を楽しめますよ。

3:桃

桃
入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★✩✩✩✩

 

3月3日は桃の節句。

3月3日は桃の節句、ひな祭りです。
一年のうちに5回ある「五節句」のうちの一つです。
「桃=百歳(ももとせ)まで生きられるように」という不老長寿を願って、桃の花が飾られます。

 

枝なので、咲く過程を長く楽しめる

1月に紹介した桜と同じく、蕾のついた枝物はじっくり花が咲く過程を楽しむことができます。
桜は1〜4月中旬まで出回りがありますが、桃は3月3日前後にしか出回らないので、ぜひ飾ってみてくださいね。

 

4:スイートピー

スイートピー
入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★✩✩
ドライ向き  ★★✩✩✩

 

春のお花の隠れた主役。花言葉は「旅立ち」

細く伸びた繊細な茎に、飛び立つ蝶のような花姿が特徴のスイートピー。
その姿から花言葉は「旅立ち」と、この時期にもぴったりのお花です。
儚く可憐な美しさは、春のラインナップに欠かせません。

 

スイートピーは甘い香りがたまらない

スイートピーは見た目のかわいさもさることながら、やさしい甘い香りがたまらないんです!
良い香りのお花はたくさんありますが、中でもスイートピーはしつこさがなく、幸せな気持ちになる香りです。

 

単色をたくさんでも、複数色をたくさんでも!

控えめなお花なので、一輪で飾るよりも複数本生けることで、ふんわり感と花の動きの美しさをより楽しむことができます。
同じ色をまとめて生けて、ボリューム感を楽しむことはもちろん、
2〜3色を組み合わせることで、あなた好みのグラデーションを楽しむこともできます。
ぜひいろいろな組み合わせを楽しんでみてくださいね。

5:コデマリ

コデマリ
入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★★★✩✩

 

小さな白い花の、圧巻のボリュームにうっとり

小さな白い花が手毬のように集まり、枝に連なるように咲くコデマリ。
もこもことしたボリュームに圧巻されると同時に、小さな花のひとつひとつのかわいらしさにうっとりしてしまいます。

 

どんなお花にもぴったり!一気に華やかに

コデマリを単体で生けるのもかわいいのですが、どんなお花と組み合わせても華やかにしてくれるのがコデマリの素敵なところ。
大ぶりのお花一輪にも、小ぶりのお花複数本にも、少し華やかさがほしいなと思った時はコデマリを入れてみてください。

 

つぼみで買うと、花が開く過程も楽しめます

花屋さんには、花が咲いた状態のボリュームあるもの、まだつぼみのもの、さまざまな状態のコデマリが並びます。
たっぷり咲く花にも惹かれますが、つぼみの多い枝を買うと、少しずつ咲いて豪華になっていく様子を楽しめますよ。

 

3月のお花に合わせたい、おすすめのグリーン

ユーカリ丸葉

ユーカリ丸葉
ユーカリの中でも特にまるい形の葉を持つ、かわいらしい雰囲気にぴったりの品種。
葉のマット感と、春の花のやわらかな色味も絶妙にマッチします。

 

スマイラックス

スマイラックス
長い「つる」状のグリーン。ブライダル装花で使われることが多いグリーンですが、お花屋さんでもたまに見かけます。
1mほどの長さで売っていることが多いので、花瓶に入れ、はみ出た部分は花瓶の周りを取り囲むようにディスプレイすると、いつもよりもぐっとおしゃれに生けることができます。

フローリストが考える自宅に飾る際のポイント

チューリップなどの花

 

今月紹介したお花は、同じ種類をたっぷりと、ざっくりまとめて飾るのがおすすめ。
ボリュームで楽しむことで、春の訪れをより一層感じることができます。

組み合わせるならこれがおすすめ

①桃+チューリップ+スイートピー

桃の節句におすすめの、THE・春!な組み合わせがこの3種類。
ちらし寿司やひなあられを頂くときに、テーブルに飾ると彩りがさらに増します。

 

②チューリップ+ユーカリ丸葉

チューリップを1〜3輪で生けたいときは、ユーカリの丸葉と組み合わせるとまた違った表情を見せてくれます。
ちゅるんとしたチューリップの雰囲気と、マットな質感の丸くてかわいいユーカリの葉は相性ばっちり。
ユーカリを少し高めに生けると、チューリップの茎が伸びてくるのをより感じることができて楽しいですよ。

 

 

3月のお花におすすめの花瓶

花瓶
出典:楽天市場
ピッチャー型のフラワーベース

同じ種類のお花をたっぷり飾るのにぴったりなのが、ピッチャー型のフラワーベース。
クリアガラスのタイプは爽やか・軽やかに、ぽってりした陶器のタイプは春の花のふんわり感とのコントラストを生かして飾ることができます。
インテリアとしてもとてもかわいいので、ひとつは持っておくと重宝しますよ。

 

カゴ
出典:楽天市場
バスケット

春のお花はバスケットに入れて飾るのもおすすめ!
まるでお花畑から花を摘んできたようなかわいらしさになります。
バスケットの中に水の入ったグラスを入れるだけで簡単に飾ることができます。
壁に掛けられそうな場所があれば、吊り下げるタイプのバスケットもおすすめです。

3月のお花に合わせたい小物

ミモザのリースとプレゼント

 

ミモザのリースを見つけたらお迎えして!

ミモザが好きな人は、リースを必ずこの時期にゲットしてください!
この時期を過ぎると、たとえドライフラワーでもミモザのリースを手に入れることが出来なくなってしまいます。
自分でミモザのリースを作るレッスンもいろいろなお花屋さんで開催されているので、自分で作ってみたい方はぜひ参加してみてくださいね。

 

花のポストカード

花にちなんだポストカードもこの時期たくさん見かけることができます。
気に入ったポストカードを見つけたら、お花と一緒に飾るもよし、
別れの季節の3月だからこそ、お世話になった方にお手紙を送ってみるのも良いのではないでしょうか。

 

寒さもやわらぐ3月。いよいよ春がやってくる!

花束を持った女性

 

街中の花のつぼみも膨らみはじめ、春の訪れを感じる3月。
厳しい寒さも和らいで、気持ちもほっこりゆるみます。
もうすぐやってくる春に心を馳せて、ひと足早くお部屋で春を楽しんでみてくださいね。

 

花と緑をこよなく愛するお花屋さん。 日々の暮らしがちょっぴりハッピーになるような、花や緑との関わり方をお届けします。

花屋WAKAflower(わかフラワー)