【医師監修】手先の冷えに即効マッサージで対策しよう！原因や対策、おすすめハンドクリームも紹介

末端冷え性とは？

 

末端冷え性とは、体温が低いわけではないけれど、手や足などの体の末端が冷たくなってしまう症状のことです。冷え性の一種で、筋肉量が少ない女性に多くみられます。末端冷え性がひどくなると、手先がかじかんで動かしにくくなったり、足先が冷えて寝つきが悪かったり、途中で目覚めてしまったりすることも。意外と自分が冷え性であることに気付かない場合も多いといわれています。

末端冷え性はなぜ起きるの？

末端冷え性の原因は、主に自律神経の乱れです。自律神経とは、体の状態を正常に保つために体温などを調節するもので、交感神経と副交感神経の2種類があります。ストレスや天候などによって交感神経が優位になると、血管が収縮して体の末端まで血液が行き渡りにくくなります。血液の流れが悪くなるうえ、手先や足先には熱を生成する筋肉が少ないので、冷えてしまいます。

末端冷え性の対策は何をする？

末端冷え性の対策を3つ紹介します。末端冷え性の原因は自律神経が乱れ、交感神経が優位になってしまうことなので、副交感神経を優位にするような対策が有効です。

バランスのとれた食事を

 

1つ目は、バランスのとれた食事です。体を冷やすような食材や、キンキンに冷えた飲み物を摂取していると冷え性が悪化してしまいます。なるべく常温で飲んだり、朝起きてから白湯を一杯飲んだりすると、体が温まりやすくなります。体を温める食材はしょうが・根菜類・発酵食品などがあります。一方、血管が詰まりやすくなる動脈硬化による冷え性の場合は、血糖値や中性脂肪を増やさないように糖質や脂質の摂りすぎに注意してください。

体を温める

 

2つ目は、体を温めることです。おしゃれを意識し過ぎて、薄着だったり肌の露出部分が増えたりしていませんか。体を効率的に温めるためには、3つの首といわれる手首・足首・首を温めるとよいとされています。体にフィットした服装や締め付けのきつい下着や靴下は血流を悪化させてしまいます。また、ついついシャワーで済ませてしまうという人は、ゆっくりと湯船に浸かり体を温めることもおすすめです。

筋肉量を増やす

 

3つ目は、筋肉量を増やすことです。特におすすめは体の中でも一番大きい筋肉の太ももです。トイレに行くたびにスクワットをするなど、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。また、ふくらはぎは血液を送り出すポンプの機能をしているので、足首を回したり、ふくらはぎを伸ばしたりすることで足先の冷えの改善になります。

さらに、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も効果的です。エスカレーターやエレベーターを使わずに階段で登り降りしてみたり、1駅分歩いてみたりするなど、日常生活に取り入れやすい行動から始めてみましょう。

いますぐ温めたい！ハンドマッサージのすすめ

普段の生活で冷え性対策をすることも大切ですが、すぐに温めたいという場合もあるでしょう。そこで、すぐに手先を温めることができるマッサージやツボを紹介します。

ハンドマッサージ

冷え対策になる2つのハンドマッサージを紹介します。

 

＜指揉みマッサージ＞

 

手の親指と人差し指を反対の手の爪の両側に添えて軽く10秒程度プッシュしたら、指を挟んだままぐりぐりと回すように10回ほどプッシュ。これを各指3セットずつ行います。

 

＜手のひらマッサージ＞

 

指先が温まったら、手のひらのケアも行いましょう。掌側、中指の付け根から親指3つ分さがったところを、反対側の親指の腹全体で垂直に7秒押しましょう。自分が気持ちいいと思うところを探しながら、5mm程度ずらしながら円を描くように押すようにするといいでしょう。7秒間を3セット行ったら、反対側の手のひらも同じようにマッサージします。

手先の冷えに効くツボ

手先の冷えに効くツボを4つ紹介します。

 

井穴（せいけつ）	爪の生え際にあり、体を動かすエネルギーが出る場所といわれていて、全身が温まりやすくなる
労宮（ろうきゅう）	手の平の真ん中にあり、ストレスを緩和して副交感神経が優位になる
合谷（ごうこく）	親指と人差し指の付け根の間にあり、イライラしている時に押すとストレスが緩和される
神門（しんもん）	小指の骨と手首のしわが交差するところにあり、精神を安定させるのに効果的なので、夜寝る前のリラックスタイムにおすすめ

 

ハンドマッサージにはユースキンがおすすめ！

ハンドマッサージやツボを押す時は、痛すぎず気持ちよく感じる強さでおこないましょう。また、ハンドクリームを塗ってからおこなうと、肌に水分と油分を閉じ込めて乾燥を防ぎます。ハンドクリームは人差し指の指先から第一関節までの量が目安ですが、乾燥がひどい場合は第二関節までの量を塗り込みましょう。ハンドクリームを塗ってからハンドマッサージをおこなうと滑りが良くなり、より気持ちがよくなるでしょう。

 

手荒れや手の冷えが気になる時には、ビタミンE配合のユースキンがおすすめ。指定医薬部外品のユースキンは、4つの有効成分が配合されていて、ひび・あかぎれ・しもやけを治してくれます。血行を促進するビタミンE誘導体・トコフェロール酢酸エステルや炎症を鎮めるグリチルレチン酸、dl-カンフルなどの成分が含まれており、末梢血管を拡張させて血行を改善してくれます。塗った直後から肌が潤い、保湿成分が持続します。お肌に合えば、手だけでなく顔・足など全身に使用することもできるので、ぜひユースキンを使ってハンドマッサージやツボ押しをしてみてくださいね。

 

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手先の冷えには生活習慣とハンドマッサージが効果的

 

手先の冷えは自律神経が乱れることにより、血流が悪くなることが原因です。体を温めるような食事をしたり、入浴をしたり、服装に気を付けてみたり、筋肉を鍛えて血流を上げてみたりしましょう。日々の生活の中で冷えないように気を付けていくことで、冷え性を少しずつ改善できます。また、すぐに冷えた手先を温めたい場合は、マッサージやツボ押しがおすすめです。手の乾燥にもマッサージの効果を上げるためにも、ユースキンなどのハンドクリームを塗ってみてくださいね。