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Dec 11, 2022

幼稚園の入園準備でやるべきことは?必要なものや全体スケジュールを把握しよう

赤い帽子を被った女の子

幼稚園への入園にあたっては、意外とやるべきことが多いもの。直前になって慌てないように、スムーズに準備を進めたいですよね。そこで本記事では、入園までに用意するものやスケジュール、準備にかかる費用や子どもと一緒に練習しておきたいことを紹介します。子どもの幼稚園入園を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

幼稚園の入園準備品リスト

先生と手をつないで遊ぶ園児たち

はじめに、幼稚園への入園にあたって用意するアイテムを見ていきましょう。園によっては、ルールが異なる場合や、指定品・推奨品がある場合も。幼稚園からの案内や説明会などで詳細を確認しておくことが大切です。

制服・身に着けるもの

  • 制服、制帽
  • スモック
  • 名札
  • 上履き、外履き
  • 体操服
  • 雨具(傘、レインコート、長靴)

 

幼稚園によっては指定されているケースも。子どもの成長を考慮し、ジャストサイズではなく少し大きめのものを買うと、より長く使えますよ。

お弁当(給食)用品・生活用品

  • お弁当グッズ(弁当箱・箸・スプーン・フォーク)
  • コップ
  • 水筒
  • ランチョンマット
  • 連絡帳、出席ノート
  • 歯ブラシ、コップ
  • ハンカチ、ティッシュ
  • 座布団、座布団カバー
  • 防災ずきん

 

子どもが使いやすいかを重視して選ぶのが大切です。お弁当箱は、約20〜30分のお昼ご飯の時間内に食べ切れる量が入る大きさを選びましょう。子どもの食べる量の変化に合わせて買い替えを検討してください。

道具類

  • お道具箱、お道具袋
  • お道具箱の中身(はさみ、のり、クレパス)
  • スケッチブック
  • カスタネット

 

幼稚園生活で使う道具類は、幼稚園指定・推奨のものを用意するケースがあります。もし自由に選べるのであれば、子どもの使いやすさや安全性を考慮して用意しましょう。

バッグ・袋もの

  • 通園バッグ
  • 手提げバッグ
  • お弁当袋
  • 上履き袋
  • コップ袋

 

幼稚園によっては、サイズが細かく指定されていたり、手作りが必須だったりします。これを機に裁縫にチャレンジするのも良いですが、時間や自信がないのであれば外注するのもひとつの手です。

入園までのスケジュール

カレンダーに予定を書きこもうとする人

ここでは、入園までのスケジュールを紹介します。スムーズに準備を進められるよう、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。なお、入園前にプレ保育に参加する場合は、入園の前々年から準備が必要になるケースが多いです。ただし、幼稚園によってスケジュールはまちまちなため、入園希望の幼稚園に必ず確認するようにしてくださいね。

前々年5月〜7月|プレ保育への参加検討・幼稚園の情報収集

プレ保育へ参加するかを検討します。プレ保育とは入園に先立って園生活を体験できる機会のこと。参加は自由ですが、集団生活に慣れるためにも参加しておくと良いです。幼稚園によっては、プレ保育に参加した子どもが優先的に入園できるケースがあります。

 

自治体のサイトや資料・支援センター・園のホームページをチェックし、幼稚園情報を集めましょう。プレ保育の有無や、園の特色・教育方針が家庭や子どもに合っているかを確認できます。その他、在園児の保護者や近所の人に話を聞けば、体験談などのより詳しい話が聞けるかもしれません。

前々年11月〜1月|プレ保育申し込み

秋頃からプレ保育の申し込みが開始します。申し込み方法は電話や書類提出、選考方法は先着順や抽選などがあり、園によって対応の仕方がまちまちです。また、その年によって申し込みスケジュールが変わる場合があるため、園に確認しましょう。

前年6月~10月|プレ保育開始・幼稚園見学

プレ保育に参加する女の子

前年の春からプレ保育が始まります。もし幼稚園の日常を見たければ、幼稚園見学に参加するのがおすすめです。見学の日程が決まっている園もあれば、個別に見学させてくれる園もあります。事情があって見学に行けない時は、資料を送ってもらえる可能性がありますので、一度園に相談してみましょう。

前年9月〜10月|説明会への参加・願書入手

9月〜10月に入ると、多くの幼稚園で説明会が開催されます。説明会は、教育方針や必要となる費用の説明、スケジュールや活動紹介が聞ける重要な機会。気になる点や不安な点は、迷わず質問をすることが大切です。

 

そして、希望の幼稚園が決まったら入園願書を入手しましょう。10月に配布するところが多いですが、園によってまちまちです。なかには、願書入手のために配布日に並ぶ必要があるところ、願書を定員分しか配布しないところがあります。

前年11月~12月|願書提出・面接・入園手続き・制服採寸

幼稚園の面接

多くの幼稚園では、11月上旬が願書の提出時期。願書が受理されると面接へ進みます。面接は主に、子どもについて知っておきたい情報を幼稚園側で確認するのが目的です。しかし、お受験園は試験といった意味合いで行われますので、しっかりと試験対策をしておきましょう。

 

幼稚園から入園の許可がおりたら、入園手続きを行います。入園金を支払うタイミングや金額、支払い方法は幼稚園の指示に従ってください。なお、このタイミングで、制服の採寸や園生活で使用するお道具箱の購入を行うところもあります。

1月〜2月|入園前説明会への参加

入園前説明会では、年間の活動スケジュール、入園後の過ごし方、園生活に必要なグッズについての説明があります。また、事前に制服採寸を行っていれば制服の受け渡しがされることも。説明会のタイミングで、制服採寸やお道具箱などの購入を行う園もあるでしょう。

2月〜4月|入園グッズ・入園式の準備

園からの指定品や、サイズ・色の規定がある場合に備えて、入園前説明会後に入園グッズの準備を行うのがおすすめです。子どもの入園グッズには記名が必要。名前がまだ読めない子どもには、ワッペンや刺繍で作ったマークを名前と一緒に付けてあげると良いですよ。

 

また、保護者は、入園式に着ていくフォーマル感のある服装を用意しましょう。春らしさが感じられる明るい色だと入園式にぴったりです。

入園準備でかかる費用の目安

電卓を打つ人

幼稚園の入園準備では、主に準備品と入園手続きに費用がかかります。公立と私立、また自治体によっても費用はさまざま。そのため、すべての幼稚園に当てはまるとは限りませんが、大まかに費用の概算を確認しておきましょう。

入園準備品にかかる費用

制服や学用品など、準備する入園グッズにかかる費用は指定品の価格によってもまちまち。公立は5,000〜10,000円ほどで、指定品がない場合が多いです。一方私立は、園によって指定品があることが多いため、50,000円前後と購入費用が高めの傾向にあります。

入園手続きにかかる費用

入園手続きに必要な費用として主に入園金が挙げられますが、公立と私立で大きな差があります。

 

公立の入園金は10,000円前後で、なかには無料のところもあります。一方私立は20,000〜350,000円と、幼稚園によって値段がまちまちです。また、入園金の他に検定料や施設費が必要な幼稚園もあります。

 

なお、これらの費用は幼児教育・保育の無償化制度の対象外です。

入園前までにやっておいた方が良いこと

ボタンを掛けようとする子ども

最後に、入園までに子どもと練習しておくと良いことを紹介します。たとえ家でできなくても幼稚園だとできる子もいます。親子で一緒に楽しみながら、入園に向けて焦らず少しずつ練習していきましょう。

名前を言う、挨拶をするなど言葉の練習

自分の名前が言える、名前を呼ばれたら返事するといった練習をしておくと良いです。加えて、「おはよう」「こんにちは」の挨拶や、「ありがとう」「ごめんなさい」など友達とのコミュニケーションで大切な言葉も言えるよう練習しましょう。

ひとりでトイレをする練習

ひとりでトイレをする練習も大切。洋式と和式のどちらでもできるようになっているとなお良いです。たとえ家でできなくても幼稚園で成功することがあるので、うまくいかないからといって焦る必要はありません。その場合は、入園の際、担任の先生にトイレがうまくできない旨を伝えましょう。

着替える練習

幼稚園ではひとりで着替えをする機会が増えるため、服の着脱ができるようになっているのが望ましいです。できるようなら、ボタンの掛け外しやファスナーの上げ下げにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

ただし、入園した後周りに影響されてできるようになるものなので、あまり無理しすぎなくても大丈夫です。子どもと楽しみながら練習してみてくださいね。

お弁当や給食をきちんと食べる練習

スプーンや箸の使い方、食器の持ち方、水筒やお弁当の開け閉めなどの練習も必要。「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をする、座って食べるといった食事マナーを守ることも大切です。また、好き嫌いをできるだけなくすよう心がけましょう。

入園準備をしっかり進めて、園生活のスタートをサポートしよう

桜並木と制服を着た園児

幼稚園の入園準備には、やるべきこと・用意するものがたくさんあります。しかし、事前に必要なものやスケジュールをしっかり把握しておけば、余裕を持って準備できるでしょう。万全の入園準備で、子どもの楽しい幼稚園生活をサポートしてくださいね。

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