Sep 30, 2020

コダワリの家 vol.2~心地良い空間~

「いつか私も…」誰もが憧れるマイホーム 。一から建てるとなると、一生ものの住まいとあって次々にこだわりがでてくるものです。そしてそのこだわりは十人十色。人々が住まいに求めるものとはー。
今回は「都内に1戸建て」の夢を叶えた、橋本英明さんのお宅をクローズアップ。
考え抜かれた家族の幸せとゲストへの思いやり、夫婦のこだわりがたくさん詰まったお家を紹介します。

家主:橋本英明さん(奥さんと二人暮らし)

年齢:36歳

職業:広告代理店勤務

住まい:北千住エリア

間取り:3LDKS

土地へのこだわり

まず家を建てるには土地を探すことから始まります。立地は今後のライフスタイルを大きく左右するため、多くの人が悩むポイントではないでしょうか。

そんな中、橋本さんは「家を建てるならこのエリア!」と迷わず決めたそうです。

暮らし慣れた街「北千住」

「会社へのアクセスやプライベートの活動範囲を踏まえると北千住はベストポジションでした」そう話す橋本さんは社会人になってからずっと北千住に住んでいます。長年住んでいるからこそ分かる暮らしやすさはもちろん、河川敷の近くが良かったこと、『千住』とつく住所に憧れていたこともあり、今の土地に決めました。都会の喧噪を感じさせない閑静な住宅街に位置しつつ、徒歩圏内に栄える商店街があるという利便性の良さは、今後の生活においても申し分ない条件です。

部屋へのこだわり

都心に家を建てる際、ネックになるのは土地の狭さです。橋本さんのお宅もその一つですが、3階建てのスリムな住宅には狭さを感じさせない工夫が散りばめられています。

大きな窓とウッドデッキで一体感のあるリビング

生活の中心となるリビングには特に強いこだわりがあります。

「実際の面積以上に広く感じられるようにしたかったんです。建築法によりいろいろと制限がある中で可能な限り広く。」そんな想いから仕切りのないLDKタイプの間取りにし、次にこだわったのが窓。規格より20㎝大きくした窓だけでなく、そのすぐ脇には”開閉できない”というFIX窓もあります。「横幅の広い1つの窓にしたかったのですが、耐震の関係上できなくて。その代わりにFIX窓を取り付けることでより多くの自然光が入るようにしました」こうして開放感のあるリビングに仕上がっています。

 

そして窓の向こう側にはバルコニーが見えます。こちらも規格より広めに設計しており、さらにその床は自分たちでDIYし底上げしています。サッシと同じ高さにすることで、ウッドデッキの木目と室内の床がリンクし、まるでリビングが続いているようです。

高く魅せる天井

リビングの天井も印象的です。もともと天井を高くする予定が、設計の関係上低くせざるをえなくなったそうで「実はそれでメーカーさんともめて、進行がかなり遅れたんです(笑)それでもどうしても高くしたい。そこでメーカーさんが提案してくれたのがこのデザインクロスでした」

木目調の明るいデザインがアクセントとなり低さを感じさせません。そしてより高く見せるために、リビングの家具はなるべく低いもので揃えています。

細部へのこだわりが間取り以上の広さを実現させました。

デザインクロスは高く魅せるだけでなく西海岸風の雰囲気も演出しています

間取りを変えられる部屋

3Fには他の部屋とは雰囲気が異なり、かわいらしいカーテンのかかった部屋があります。現在はゲストルームとして一部屋使っていますが、なんと仕切ることで子ども部屋が2つできるという仕様。今は広いこの部屋は、子どもの成長に合わせて間取りを変えられる、未来を見据えた空間となっています。

※イメージ

憩いの場となる屋上

3階から階段をあがると屋上へつながっています。芝生がしきつめられたそこは決して広いとは言えないながらも解放感溢れる特別な空間です。「土地が狭く庭が難しい分、屋上は絶対作りたかったんです。お客さんが来た日にはここでバーベキューをして楽しんでいます」

屋上が一番のお気に入りの場所と話す奥さんは、天気が良い日にはよくここで過ごすのだとか。

インテリアへのこだわり

どの部屋もシンプルかつおしゃれなアイテムでまとめられ、統一感が感じられる橋本さんのお宅。そのシンプルさの中でも、こだわりを感じる数々のインテリアがそこにはあります。

手作りのダイニングテーブル

リビングにはひときわ目立つテーブルがあります。「昔TV番組で見たある芸能人宅のインテリアに憧れて、このテーブルを作りました。本当はもっと古くて淡い感じを出したかったのですが(笑)」

素敵なデザインで、手作りとは思えない程クオリティの高い仕上がりです。テーブルのサイズにもこだわっているそうで「僕たち夫婦と、両親含めて最低でも6人は宅を囲む事になるから、6人以上囲める大きいサイズにしました」幸せな家族団らんの姿が目に浮かびます。

ベッドのようにくつろげるソファ

さらにリビングで存在感を放つのは3つのソファ。それぞれタイプは違えど、シンプルな部屋によく馴染んでいます。「もともとソファが大好き。学生時代一人暮らしをしていた頃は、6畳の狭い部屋にベッドとソファを置く程でした。基本的にTVを見ながらソファで寝るのが好きで、寝室よりもソファで寝てしまうことが多いです」

 

そんな橋本さんはソファのあるカフェも好きで、このリビングの一角はそのカフェをコンセプトにしています。暗めのレザーソファと淡い雰囲気のファブリックソファ。異なる2つのソファをまとめているのは、MOMO NATURALで購入したテーブルです。探すのに苦労したというそのテーブルは、ソファに合わせて高さや幅を変えられる優れもの。

雰囲気のあるウォールシェルフ

壁にはウォールシェルフを取り付け、カフェ風の小物を飾っています。

このおしゃれな小物はすべて奥さんがチョイスしたもの。

夫婦の好きな色だという青い壁にソファやインテリアがマッチして、まさにカフェにいる気分になれます。

ダブルフェイスの壁時計

「この時計を見つけたとき、うちのリビングにぴったり!と思いました」夫婦揃って太鼓判を押すダルトンの壁時計。一目惚れしたというシックなデザインに加え、両サイドから時間を確認できるダブルフェイスのこの時計は、縦長のリビングにまさに持ってこいのアイテムです。

ゲストを迎える黒板

キッチンに立てかけられた黒板は、ゲストに料理を振る舞う際メニューを描くのに使っています。まさにゲストを迎えるためのインテリア、そこには夫婦のおもてなしの心が覗えます。

プライヤー型のキーフック

玄関にあるキーフックにもこだわりがあります。プライヤーという工具をモチーフにしたアイテムです。「10年来仕事でこの道具を使ってきて、家を建てれたようなのものなので。プライヤーには思い入れがあります」と語る橋本さんはネクタイピンもプライヤー型なのだとか。仕事に対する熱意が垣間見えるインテリアです。

こだわりの部屋づくり 3か条

 

その1.いろんなシチュエーションで家族団らんを楽しめる空間
その2.とにかく広く感じさせる工夫
その3.適度なパーソナルスペースをつくり、リラックスできる環境

 

「いろいろとモノを置くのは好きではない」と橋本さん夫婦が話すように、すべての部屋ですっきりとした印象を受けます。無駄なものを置かないことは広さを演出する一つであり、広く感じさせること自体が居心地の良さを叶える秘訣なのかもしれません。

おわりに

至る所で見られた、広さやインテリアへのこだわり。考え抜かれたその空間は、家族だけでなく訪れる人みんながリラックスできる場所となっています。お互いこだわる点が違うことでうまく設計できたというこのお家は、家族の幸せと人を想うあたたかさが感じられる心地良い空間でした。

 

interview&writing:Yuka Tokumo
宮崎県出身。マイホームを夢見る一女子です。
趣味は読書とお散歩(建築物巡り)。
風変わりな建物を見つけるとワクワクします。

 

 

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