フェルトは温かみのある素材で、コースターとして使われることが多いです。実は意外と簡単に手作りのフェルトコースターが作れることをご存知でしょうか。この記事ではフェルトコースターの作り方を紹介します。簡単な方法から、羊毛からフェルトを作る方法まで、様々な難易度の作り方を紹介しているので、作りたいものに合わせて選んでみてください。
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フェルトコースターの作り方8選
フェルトでコースターを手作りする方法を紹介します。
簡単でおしゃれ!幾何学模様のコースター
余っているフェルトの切れ端で作れるコースターです。複数の色を組み合わせて、オリジナルのコースターを作ってみましょう。
<材料・道具>
・フェルト
・定規
・コンパス
・紙
・はさみ
・まち針
・グルーガン
<作り方>
- 2.5cmの正三角形を2つ合わせたひし形と5cmの正六角形を紙に書き、切り抜く(型紙)
- ひし形の型紙に合わせてフェルトを12枚切り抜く
- 正六角形の型紙に合わせてフェルトを1枚切り抜く
- 正六角形のフェルトの上にひし形のフェルトを乗せて、グルーガンで貼っていく
- 周りのはみ出たフェルトを切り落として完成
切って貼るだけ!水玉模様のコースター
丸く切り抜いたフェルトを貼るだけで作れるコースターです。ポップな雰囲気のコースターが欲しい方におすすめです。
<材料・道具>
・フェルト
・定規
・コンパス
・紙
・はさみ
・まち針
・グルーガン
<作り方>
- 半径1cmの円と半径約3.4cmの円を紙に書き、切り抜く(型紙)
- 大きい円1枚と小さい円38枚、型紙に合わせてフェルトを切り抜く
- 大きい円の上に小さい円を並べて、グルーガンで貼る
- 外側にはみ出して貼っている小さい円の後ろ側から、同じ色のフェルトを貼って完成
縫わずに作れる!モザイクタイル風コースター
三角形に切ったフェルトをグルーガンで貼るだけで作れるコースターです。縫う必要がないので、ハンドメイド初心者さんにもおすすめです。
<材料・道具>
・フェルト
・定規
・コンパス
・紙
・はさみ
・まち針
・グルーガン
<作り方>
- 1辺2.4cmの正三角形と1辺5cmの正六角形を紙に書き、切り抜く(型紙)
- 正六角形1枚と三角形24枚、型紙に合わせてフェルトを切り抜く
- 正六角形の上に三角形を並べて、グルーガンで貼る
- 両面に三角形のフェルトを貼って、完成
刺繍で可愛く!柑橘フルーツコースター
柑橘系の果物の断面のようなコースターの作り方です。黄色だとレモン、オレンジだとみかん、黄緑だとライムのように、色を変えて作ってみましょう。
<材料・道具>
・フェルト(果物の色・白)
・定規
・コンパス
・紙
・はさみ
・まち針
・刺繍糸(果物の色・白)
・縫い針
<作り方>
- 半径4cmの円と半径4.5cmの円を紙に書き、切り抜く(型紙)
- 半径3.4cmの半円を書き、高さ2.8cmの半円上部分に線を引く
- 高さ2.8cmの交点(2箇所)から円の中心に向けて線を引き、角に丸みを持たせつつ切り抜く(果肉部分の型紙)
- 半径4.5cmの円の型紙に合わせて、フェルト(果物の色)を2枚切り抜く
- 3で作った型紙に合わせて、フェルト(果物の色)を6枚切り抜く
- 半径4cmの円の型紙に合わせて、フェルト(白)を1枚切り抜く
- 半径4.5cmのフェルトと半径4cmのフェルトを1枚ずつ合わせて、刺繍糸で縫い付ける(ブランケットステッチ)
- 7の上に3の型紙で作ったフェルトを6枚乗せて仮留めし、刺繍糸で縫い付ける(ブランケットステッチ)
- レゼーデージー・ステッチをして、果物の種を好きな箇所へ作る
- 裏側に半径4.5cmのフェルトを合わせて、刺繍糸で縫い付けて(ブランケットステッチ)完成
色選びが楽しい!市松模様のコースター
長方形に切ったフェルトを交互に編み込んで作る市松模様のコースターです。はっきりとした色同士を組み合わせても、3色以上使ってみてもかわいいですよ。
<材料・道具>
・フェルト(2色以上)
・定規
・紙
・はさみ
・まち針
・グルーガン
・刺繍糸
・縫い針
<作り方>
- 8.5cm×2cmの長方形を書き、切り抜く(型紙)
- 型紙に合わせてフェルトを8枚切り抜く ※色の組み合わせはお好みで
- フェルト同士が交互に重なるように組み合わせて、外側を仮留めをする
- 外周をブランケットステッチで縫い付ける
- 仮留めを外して、完成
石鹸水でこするだけ!羊毛フェルトコースター
原毛からフェルトを手作りする方法です。家にある材料や道具で作れるので、原毛が手に入ったら作ってみてはいかがでしょうか。
<材料・道具>
・原毛10g
・液体石鹸
・お湯
・定規
・タオル
・ペットボトル(蓋にきりで穴を開けたもの)もしくはじょうろ
・ビニール袋もしくはビニール手袋
・エアパッキン30cm×30cm
・油性ペン
<作り方>
- エアパッキンの中心に15㎝×15㎝の正方形を油性ペンで書く
- エアパッキンの下にタオルを敷き、原毛を大体4つに分ける
- 1つ目の原毛を手に取り、利き手で薄く引っ張り、取れた原毛をエアパッキン上の油性ペンで書いた正方形の中に縦方向にうろこ状に並べる(厚さが均一になるように調整する)
- 2つ目の原毛で3と同様に原毛を取り、横方向に並べる
- 3と4をもう一度繰り返し、縦と横の層を2つずつ作る
- ペットボトルに40℃のお湯と液体石鹸(1~2プッシュ)を入れてかき混ぜる
- 5に石鹸水をまんべんなくかける(ぎりぎり水分が行き渡るくらい)
- ビニール袋に手を入れて、手の平で押して平らにする
- 1で書いた正方形の線からはみ出した部分を折り返す
- 手で優しくなでる(表面の原毛が動かなくなるまで)
- 裏返しして、10と同様になでる
- 原毛が固まったら、手前からエアパッキンごと丸めて、手の平で50回転がす
- エアパッキンを開き、形を整える
- 90度方向を変えて、12と13を繰り返す(4方向全て)
- 形を整えて、表面をこすって平らにする
- 押し洗いをしてよくすすぎ、乾燥させたら完成
デザインまでオリジナルで!羊毛フェルトコースター
原毛から作ったフェルトに、さらにフェルトを乗せてオリジナルのコースターを作ってみましょう。目・口・鼻を付けて動物の顔にしたり、花や星などの小さなモチーフを付けてみたりしましょう。
<材料・道具>
・原毛
・ニードル
・フェルティングマット
・ぬるめの石鹸水(霧吹きに入れておくと便利)
・ビニール手袋
・紙
・定規
・ペン
・タオル
<作り方>
- 紙に10cm×10cmの正方形を書き、型紙とする
- 型紙の上にフェルトを縦と横に2回ずつ乗せる
- 石鹸水をかけて、フェルト化させる
- タオルで水分を拭き取り、自然乾燥かドライヤーで乾燥させる
- 作りたいコースターの形にフェルトをカットする(縮むので少し大きめに)
- コースターの上に付けたいパーツを乗せて、ニードルで刺しつける
- 付けたパーツの上に石鹸水をかけて、フェルト化させる
- 乾燥させて完成
コロンとしていて可愛い!羊毛ボールコースター
羊毛フェルトを丸くボール状にし、円形につなげたコースターです。石鹸水につけて丸めて、縫い合わせるだけでかわいいコースターができます。
<材料・道具>
・羊毛フェルト
・液体石鹸
・お湯
・はさみ
・ゴム手袋
・糸(ボタン付け糸など丈夫なもの)
・針
・ペン
・タオル
<作り方>
- 羊毛フェルトを切ったり割いたりして等分にし、それぞれボール1つ分の大きさにする
- フェルトを丸めて、洗剤入りのぬるま湯に入れる
- ゴム手袋をしてフェルトをきれいな球体に丸めたら、ぬるま湯につけて石鹸を落として乾かす(37~38個)
- よく乾かしたボールに糸を通し、1個目(1段目)のボールを中心とし、周りにボールを配置するように縫い(2段目:ボール6個)、玉止めをする
- 糸を通した針にボールを12個通す
- 別の針で2段目のまわりに5を縫い(3段目)、玉止めする
- 糸を通した針にボールを18個通す
- 別の針で3段目のまわりに7を縫い(4段目)、玉止めにして、完成
※玉の大きさによっては隙間ができるので、4段目を19個にしても◎
フェルトの洗い方に注意
せっかく手作りしたフェルトのコースターですが、洗い方に気を付けないと縮んだり形が崩れてしまったりします。また、フェルトの原料となることが多い羊毛は、水に弱い性質があります。ただし、フェルト化した状態だと羊毛のままよりは耐水性が増します。
フェルトコースターの洗い方
フェルトコースターは洗濯機の手洗いコースか、手洗いで洗うことができます。フェルトは繊維が密着し固まった状態になっているので、長時間強い力がかかると変形する可能性があります。そのため、優しく手で押し洗いをするか、弱めの水流で洗う洗濯機の手洗いコースがおすすめです。使用する洗剤は中性洗剤で、強い洗浄力のある洗剤は使わないようにしましょう。
フェルトコースターの干し方
フェルトコースターを洗った後は、形を整えてから干しましょう。フェルトは洗うことによって多少変形してしまうことが多いですが、干すときに形を整えることで元の状態に戻すことができます。フェルトコースターは直射日光の当たらない場所に陰干ししましょう。日光によってフェルトが硬くなってしまうのを防ぎます。
フェルトを使ってコースターを作ってみよう
市販のフェルトを使ったり、羊毛からフェルトを作ったりして、コースターを手作りする方法を紹介しました。簡単に作れる方法から、オリジナルの形や色の組み合わせが楽しめる方法までありますので、自分に合った方法を試してみてください。
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