冷蔵庫を買い替えたいと思ったら、まずはどのくらいの容量の冷蔵庫が必要かを考えましょう。
冷蔵庫探しの参考になるように、容量別で冷蔵庫のおすすめポイントをご紹介します。
冷蔵庫の選び方
冷蔵庫選びでまずポイントになるのが、容量です。
まずは容量を決め、その後に冷蔵庫のさまざまな特徴を見て、自分の希望に沿った冷蔵庫を選びましょう。
容量で選ぶ
まず決めなければいけないのが容量です。
必要な冷蔵庫の容量を知るためには、家族構成などから計算することができます。冷蔵庫の容量を知るための計算式は以下のようになります。
「70L×家族の人数+100L(常備品)+70L(予備品)」
例えば4人家族の場合、「70L×4人+100L+70L=450L」となります。計算式に当てはめて算出した容量は、おおまかな目安です。
最近では、お米や調味料など、さまざまなものを冷蔵庫に収納する方が増えているので、余裕を持って+100Lくらいの大きな容量を選んだほうが安心。
さらに、冷蔵庫は10年前後と長い期間使用するので、将来の家族計画(家族構成の変化や子供が成長して食べ盛りになるなど)を見越して選ぶことが大切です。
サイズと扉の形状で選ぶ
サイズと扉の形状も重要なポイント。例えば、身長が低い方には、サイズが大きく背が高い冷蔵庫は使いづらい傾向があります。
また、設置スペースの問題もあります。サイズが大きくて冷蔵庫が置けなかった、または大きすぎる冷蔵庫を無理やり置いたので通路が塞がれてしまった、など。設置スペースのことを考えて、あらかじめ冷蔵庫のサイズをチェックしておきましょう。
次に扉の形状にも気を付けましょう。右開き/左開き、両開き、観音開きと、扉の形状の種類は豊富。
両開きや観音開きが使いやすいと感じる方もいれば、片開きのほうがスマートで好みという方もいます。
片開きの場合は、向かって右側に壁があれば、右開きの冷蔵庫が便利という場合もあるので、設置後をイメージして使い勝手の良いものを考えましょう。
消費電力で選ぶ
最新の冷蔵庫は省エネが進んでいて、10年以上前の冷蔵庫の消費電力と比べると半分以下という製品が多数あります。
冷蔵庫は、設置したら24時間休むことなく活動する電化製品なので、節電モードが付いているなど、省エネに力を入れている冷蔵庫を選んだほうがお得になります。
例えば、10年以上前の495Lの冷蔵庫の年間消費電力は約680kWhだったのに対し、同じメーカーの最新の510Lの冷蔵庫の年間消費電力は約180kWh。金額に換算すると、年間約13,000円ほど電気代を節約できることになります。
*省エネモデルの冷蔵庫を選びポイント
冷蔵庫のカタログやホームページには、年間消費量の記載があるので、省エネモデルかどうかを判断するには年間消費量をチェックしてみましょう。
数字で見てもよくわからないという方は、「グリーン購入法適合商品」という記載がある冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。
この「グリーン購入法適合商品」とは、グリーン購入法(国等による環境物等の調達の推進等に関する法律)に対応している製品ということ。つまり省エネに力を入れているということになります。
機能で選ぶ
最近の冷蔵庫は、ただ冷やすだけの電化製品ではありません。各メーカーでさまざまな機能があるので、普段の食生活にぴったりの機能がついている、便利な冷蔵庫を探してみましょう。
例えば、東芝の冷蔵庫は真ん中に野菜室があることが特徴で、野菜料理をよくする方向け。
シャープの冷蔵庫は、冷凍室が大きい・冷蔵庫内が除菌できるなどの特徴があり、まとめ買いする方や、小さいお子さんがいる方向け。
三菱の冷蔵庫は、冷凍保存の機能性が高いことが特徴としてあげられます。
パナソニックは、野菜も冷凍もどちらも重視したい方向け。日立は、野菜だけでなく肉や魚の鮮度が長持ちする、など。
各メーカーのモデルによっても特徴はさまざまなので、カタログや実物を見て機能性をチェックしてから冷蔵庫を選びましょう。
一人暮らしにおすすめサイズの冷蔵庫選
一人暮らしで自炊ができるくらいの容量を基準に厳選しました。容量は300L以下で、信頼できるメーカーであるということが前提です。
パナソニック パーソナル冷蔵庫 168L
出典:Amazon
扉の形状は右開き。冷蔵庫/98L・冷凍庫/34Lの容量があります。冷凍室が大きめで、区分け保存ができる上下2段の引き出し式で使いやすいです。作り置きや買い置きをよくする方におすすめ。
カテキン抗菌・脱臭フィルターにより、庫内のニオイを抑えて清潔に保ちます。食品が見やすいLED証明とお手入れが簡単なガラストレイも魅力。すべての段にガラストレイを採用しており、掃除が楽なのでいつも清潔に使うことができます。
シャープ SJ-PD27D 271L
出典:Amazon
扉の形状は右開き。冷蔵室には冷気を除菌するプラズマクラスター搭載で、清潔保存を実現。ニオイ、雑菌、カビを抑えるナノ低温脱臭触媒も搭載しています。
生ものがたっぷり保存できる「たっぷりフレッシュケース」、野菜のみずみずしさがキープできる「たっぷり野菜ケース」、そして大容量で収納しやすいケース式のボトムフリーザーで大容量を確保。まとめ買いも安心の冷蔵庫です。
三菱 MR-CX27E-BR 272L
出典:Amazon
500ml・350mlの缶や、作り置きした料理を鍋ごと置ける高さを確保。扉には調味料が取り出しやすいコーナーが設置されており、働く女性が使いやすい収納レイアウトに。
氷点下でも食品を凍らせることなく、肉や魚を生のまま長期間保存可能な「氷点下ストッカー」も搭載しているので、まとめ買いにも適していて、忙しい方でも取り出してすぐに調理できます。
扉の形状は右開き。2017年度グッドデザイン賞の上品なデザインは、さまざまなインテリアに調和します。高効率インバーター圧縮機採用、断熱性改善により、省エネを向上したグリーン購入法適合商品です。
3人から4人用サイズのおすすめ冷蔵庫選
3人から4人用サイズの冷蔵庫を探しているなら、容量350~450Lくらいが一般的。新婚さんにもよく選ばれている容量です。信頼できるメーカーを中心に、おすすめの冷蔵庫をご紹介します。
日立 Sシリーズ 真空チルド 401L
出典:Amazon
片開き(右開き/R-S4000H・左開き/R-S4000HL)5ドアタイプの冷蔵庫です。真空状態で酸化と乾燥を抑えて鮮度と栄養素を守る「真空チルド」や、眠らせるように保存して鮮度を長持ちさせる「新鮮スリープ野菜室」を搭載しています。
年間275kwh/年の省エネタイプ。ドア表面には、汚れがさっと拭き取りやすく傷がつきにくい強化処理ガラスを採用しています。(そのためドア表面にマグネットをつけることはできません。)
パナソニック パーシャル搭載冷蔵庫 450L
出典:Amazon
観音開き6ドアタイプの冷蔵庫。「フラット冷却システム」と新「エコナビ」搭載で、省エネ性がアップしたグリーン購入法適合商品です。
背が低い方でも使いやすい約170cmの低めタイプ。最上段でも楽に手が届くので、食品の出し入れがしやすいです。
おいしさ守る「微凍結パーシャル」、「Wシャキシャキ野菜室」など、他にもさまざまな機能を搭載しています。
大容量タイプのおすすめ冷蔵庫選
500L以上の大容量タイプの冷蔵庫のおすすめのご紹介します。機能性が充実した省エネモデルの新商品が中心です。
日立 WXシリーズ 真空チルド 735L
出典:Amazon
フレンチ6ドアタイプの冷蔵庫。年間消費電力量310kwh/年の省エネモデルです。日立独自の真空チルドにより、鮮度と栄養素を守っておいしく保存できます。
「デリシャス冷凍」「ポット冷蔵」「新鮮スリープ保存野菜室」など、ワンランク上のさまざまな機能を搭載。傷がつきにくく美しさが長く続く強化処理ガラスのクリスタルドアのラグジュアリーデザインも魅力です。
三菱 置けるスマート大容量 517L
出典:Amazon
観音開き6ドアタイプの冷蔵庫です。スリムな幅65cmでありながら、たっぷり入る517L。扉と本体の角度が20度以内になると、扉が自動的にしまって半ドアを防ぐオートクローザーが搭載されています。
食材をおいしいまま冷凍できる「切れちゃう旬冷凍」、掃除が簡単な「クリーン朝どれ野菜室」など、おいしさや鮮度を守り、清潔さを保つことができる多種類の機能を搭載です。
シャープ SJ-WX55D 551L
出典:Amazon
ドアの開閉が楽な「電動どっちもドア」が特徴の冷蔵庫。きれいな空気で鮮度を守るプラズマクラスターの「ミスト冷蔵室」や、みずみずしさを保ち甘みを引き出す「雪下シャキット野菜室」を搭載。
見た目はコンパクトですが大容量だということも特徴。作り置きや冷凍食品がたっぷり収納できる「大容量目がフリーザー」も魅力です。
また、25項目の省エネ技術を採用した「節電25モード」により、省エネ力も高くなっています。
自分のライフスタイルにあった冷蔵庫を選ぼう
冷蔵庫の種類はいろいろあるので、まずはどれくらいの容量が必要かを考えることから始めます。
容量を決める際には、いま必要な容量だけで考えるのではなく、将来の家族計画も見越して容量を決めることが大切です。それから容量タイプ別にさまざまな製品の特長を見て、希望に沿う冷蔵庫を探していのがおすすめです。
同じくらいの容量でも製品によってサイズは違います。また、扉の形状もそれぞれなので、設置スペースに置いて邪魔にならないサイズかどうか、設置後の使い勝手まで想像することが大切です。
最近の冷蔵庫の機能は進化しているので、おいしさや鮮度を守る新機能や、省エネに配慮した製品が多数あります。
各メーカーの冷蔵庫を一通りチェックし、自分のライフスタイルにあった冷蔵庫を選びましょう。