賃貸の部屋でも、壁や床を傷つけずにできる便利なDIYグッズを使えば、自分好みの快適な空間に変えられます。本記事では、賃貸DIYをする前に確認すべきこと、賃貸DIYにおすすめのアイテムやアイディアを紹介します。また、賃貸で防音対策ができるDIYグッズも紹介するので、ぜひ快適な部屋作りに取り入れてみてください。
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【賃貸DIY】始める前に確認すべきこと
アパートやマンションなどの賃貸でリノベーションしたいときは、事前にどこまで加工できるかを確認してから始めることが大切です。まずは、賃貸DIYを始める前に確認すべきことを見ていきましょう。
【賃貸DIY始める前に】①管理会社や貸主にリノベーション可能か確認する
賃貸DIYをする前に、どこまで手を加えて良いのかを管理会社や貸主に確認する必要があります。部屋を借りた側は、民法621条により、借りたときの状態に戻して退去する「原状回復義務」が生じるためです。原状回復ができるかどうかにかかわらず、手を加えられることを好まない貸主もいるので、後で問題にならないようしっかりと確認してから始めましょう。
【賃貸DIY始める前に】②原状回復できるDIYアイテムを選ぶ
リノベーション可能な賃貸も増えていますが、壁や床に釘を打ったり、直接ペイントしたりするような原状回復が難しいDIYは避けた方が無難です。壁や床を傷つけにくい、賃貸DIY向けのアイディアグッズを用意しましょう。
【賃貸DIY】おすすめのアイテム
原状回復ができて、気軽にDIYを楽しめるアイテムはいろいろあります。ここでは、賃貸DIYにおすすめの便利なアイテムを紹介しましょう。
賃貸DIYおすすめアイテム①剥がせる壁紙・糊・テープ
剥がせるタイプの壁紙と言えば、リメイクシート。壁を木目調やレンガ、タイル柄など、さまざまなデザインへと簡単に変えられます。専門店から100円ショップまで、リメイクシートを取り扱っているお店は多いです。
リメイクシートでなくても、壁紙用の剥がせる糊やマスキングテープなどを使う手もあります。生活音が気になる人には、貼って剥がせる防音用の壁紙シートもおすすめです。
賃貸DIYおすすめアイテム②柱を設置できるパーツ
突っ張り棒の仕組みを応用し、壁や床、天井を傷つけずに柱を立てられるグッズもあります。特に、ディアウォールとラブリコが人気です。ホームセンターでよく扱われている角材に合うアジャスターを使い、柱を立てれば簡単に収納棚などがDIYできます。
ラブリコは、ジャッキのネジを回して使うタイプで、木材が多少短くても調節可能です。ディアウォールは、上部のパーツのバネを利用して突っ張るタイプ。木材が短すぎると調節しにくいのですが、高い天井に使いやすいといった特徴があります。
賃貸DIYおすすめアイテム③有孔ボード
小さい穴が等間隔にあいたボードで、物を掛けたり飾ったりしたい場所に使うのがおすすめです。壁に立てかけたり、ボードのうしろにフックを付け、画鋲で壁に掛けたりと自由に設置できます。ラブリコやディアウォールと組み合わせて使うのも良いでしょう。色や柄を好みのデザインにDIYできて、アレンジの幅が広いのも魅力です。
賃貸DIYおすすめアイテム④クッションフロア
クッションフロアは、ビニール製のシート床材です。敷くだけなので床を傷つけることなく、簡単に部屋の雰囲気を変えられます。畳の部屋だけでなく、台所や洗面所の水回りの床に敷くなど、あらゆる場所で使用可能です。名前の通りクッション性があるので、足音や転倒などの衝撃軽減にも期待できます。色や柄の種類が豊富なので、好きなデザインのものを見つけてみましょう。
【賃貸DIY】おすすめアイデア集
次に紹介するのは、便利なアイテムを使った賃貸DIYのアイディアです。キッチン・リビング・トイレ・洗面所・押し入れに分けて紹介します。
おすすめ賃貸DIY①キッチン
キッチンのリノベーションに便利なのがリメイクシートです。壁にレンガ柄のリメイクシートを貼れば、カフェ風のキッチンになります。
実際のレンガのような立体感を出したい場合は、マスキングテープなどを使って壁にプラスチックボードを取り付け、上からレンガ風タイルを1つずつ貼る方法がおすすめです。
ラブリコやディアウォールを活用して、棚や有孔ボードを付ければ、キッチン用具の壁収納やおしゃれな見せる収納スペースが叶います。
おすすめ賃貸DIY②リビング
和室から洋室風に変えたいときは、クッションフロアやウッディマットを使ってみましょう。はめ込み式の床材を選べば、取り付けも取り外しも簡単です。クッションフロアを敷き詰めると、足音などの生活音の軽減にもつながります。
部屋を広く見せたい場合は、奥行きが長い方に木目の向きを合わせて敷き詰めましょう。
ラブリコやディアウォールを使って、リビングで余白になっている壁を収納棚にしたり、部屋の間仕切りとして収納棚を設置したりするのもおすすめです。
おすすめ賃貸DIY③トイレ・洗面所
クッションフロアは撥水性があるので、水回りでも安心して使えます。洗面所は床の広さに、トイレは便器の床部の形に合わせてきれいにカットしましょう。
洗面所の洗濯機周りには、ラブリコやディアウォールを利用した収納棚を設置すると便利です。
トイレや洗面所のドア、洗面台下の収納扉などに、好きな色柄のリメイクシートを張って、雰囲気を変えてみるのも良いでしょう。
おすすめ賃貸DIY④押し入れ
押し入れを見せるタイプのおしゃれな収納にDIYするのもおすすめです。家具を買い揃える必要がなく、大幅に印象が変えられるのが魅力。
押し入れの扉を外して机代わりにしたり、ラブリコやディアウォールに加え、天板とポールを取り付けてクローゼット風にしたりなど、押し入れの活用方法は他にもあります。収納する棚やボックスなどは、同じデザインのものを揃えると統一感が出ておしゃれに見えますよ。
【賃貸DIY】おすすめの防音対策グッズ
マンションやアパートなどの賃貸住宅で気になるのが、自宅や周囲の生活音です。壁や床、ドアなどに防音対策をして、気になる生活音を軽減させましょう。最後に、賃貸DIYにおすすめの防音対策グッズを紹介します。
賃貸DIYおすすめ防音対策グッズ①KIM-L/3D壁紙 レンガ DIY立体壁紙 防音シート
賃貸のDIYにも活用できる、貼って剥がせる壁紙用防音シート。デザインは、レンガ柄の3Dタイプでとてもおしゃれです。遮音と吸音の効果に優れ、保湿性や断熱性もあります。表面が防水加工されているので、リビングや子ども部屋などだけでなく、お風呂やキッチンなどの水周りにもおすすめです。
1枚の大きさが60×60cmで、DIYしたい場所に合わせて自在にカットできます。シールタイプなので簡単に取り外しができるのも魅力です。
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賃貸DIYおすすめ防音対策グッズ②東リ/汚れた部分だけ外して洗える防音・遮音カーペット
こちらは、1枚ずつ敷いて使うタイプの50×50のタイルカーペットです。椅子などの家具を引きずる音や、堅いものを落としたときなどの生活音が軽減できます。裏面に吸着加工が施され、滑りにくいのも特徴。床暖房やカーペットにも対応でき、素材が肌触りの良いフラットパイルなので、夏でも心地良く使えます。
掃除機がかけやすく、汚れた部分だけを外して洗えるためお手入れも簡単です。カラーバリエーションも豊富で、好みの色でリノベーションが叶います。
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賃貸DIYおすすめ防音対策グッズ③YoTache/隙間・パッキン・ 防風防音テープ
窓やドアの隙間を埋めるテープです。防音だけでなく、防風対策にもなります。他にも引き戸の衝突防止や、洗濯機・エアコンの室外機の振動音防止にもなるなど、用途が広く便利です。自在にカットしたり曲げたりできる、扱いやすい構造も魅力。
シールをは剥がして貼るタイプで、取り付けも簡単です。賃貸で使用するときは、粘着剤の跡が残らないように、マスキングテープを貼ってから使用することをおすすめします。
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賃貸でもできるDIYで快適な部屋にリノベーションしよう
賃貸でも利用できるDIYのアイディアグッズを使えば、費用を抑えつつ、好みのデザインにアレンジできます。原状回復しやすいDIYグッズや防音対策グッズなどを使って、賃貸の部屋を快適な空間に仕上げてくださいね。