お子様の入園や入学が近づき、手作りでグッズを作らなければと焦っていませんか。この記事では入園・入学グッズを作るための準備や作り方を紹介します。名前の付け方や入園グッズに向いている布の種類など、初めて本格的な手芸をする方にも分かりやすいよう解説しています。ぜひ参考にしてお子様が喜ぶ入園グッズを作ってあげてくださいね。
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入園・入学グッズを手作りするために必要な道具
入園・入学グッズを手作りする前に、用意しておく必要がある道具や材料を紹介します。
道具
入園グッズ作りに必要な道具は次の通りです。
ミシン
定規
布切りばさみ
チャコペン
まち針(またはクリップ)
ひも通し
アイロン
ミシンを使わずに手縫いでも作れますが、ミシンを使った方が時間を短縮できます。また学芸会の衣装作りやイベントなど手芸をする機会が増えるため、入園や入学のタイミングで購入を検討してみてもいいですね。ミシンは店舗で試し縫いやレンタルできるので、自分に合った方法で使ってみてください。
材料
入園・入学グッズとしてよく必要とされる5種類のグッズにそれぞれ必要な材料を紹介します。
レッスンバッグ:生地・カラーテープ
シューズケース:生地・カラーテープ・Dカン
巾着(体操着袋・弁当袋・コップ袋):生地・丸ひも・丸カン
入園・入学グッズを作るのに向いている布の種類
手芸初心者さんにとって、どの生地を選べばいいのかという点は迷いますよね。そこで、入園・入学グッズ作りに向いている生地を3種類紹介します。
キルティング生地
キルティング生地とは、表地と裏地の間に中綿を挟みマス目上にミシン掛けされた生地です。レッスンバッグの生地として指定されることも多く、裏地を付けなくても強度があるので長期的に使用できます。
オックス生地
オックス生地とは、2本以上の糸を揃えて平織りにした生地です。程よい厚みと重すぎない素材で入園・入学グッズを作るのに適しています。デザインも豊富で子供と一緒にお気に入りを選ぶのも楽しいです。
肌に直接触れない巾着袋を作る場合は、ポリエステルが入っている素材を選ぶと、シワになりにくく毎日のお洗濯にも便利です。
キャンバス・帆布生地
キャンバス生地とは、綿や麻などで作られた平織りの生地です。日本では帆布(はんぷ)と呼ばれて古くから親しまれています。帆船の帆として使われているほど強度があり、お子様用のグッズを作るのに適しています。
入園・入学グッズの基本アイテムの作り方
入園・入学グッズとして必要な基本アイテムの作り方を紹介します。
裏地無しのキルティングレッスンバッグ
横40cm縦30cmの一般的なサイズのレッスンバッグの作り方です。キルティング生地を使えば、裏地を付けなくても強度が高く長い間使うことができます。
【材料】
キルティング生地:横42cm縦34cm×2枚もしくは横42cm縦66cm×1枚
カラーテープ(2.5cm幅):36cm×2本
裏地無しマチ付きのシューズバッグ
マチがあるシューズバックなので、お子様が自分で靴の出し入れがしやすい形状です。持ち手を長めに作ることで、腕にかけることもできるようになっています。
キルティング生地:横25cm縦36cm×2枚
カラーテープ(2.5cm幅):36cm×1本・9cm×1本
Dカン(内径2.5cm):1個
裏地つき巾着袋(体操着袋・弁当袋・コップ袋に)
今回は弁当袋の作り方ですが、サイズを変更すれば体操着袋やコップ袋にもなります。裏地が付いていると中身が透けないというメリットがあります。また、弁当袋やコップ袋は洗濯することも考えると、2つ以上作っておくことをおすすめします。
【材料】
表地・裏地:縦52cm横30cm×1枚ずつ
丸ひも:70cm×2本
入園・入学グッズを作る時の注意点
入園・入学グッズを作る時の注意点や手芸初心者の方におすすめのサービスについて解説します。
入園・入学グッズを作るのにどれくらい時間がかかる?
お子様の入園・入学グッズを作るのが、初めて本格的に手芸に取り組むという方も多いのではないでしょうか。まずはミシンを使うことに慣れる必要がありますが、例えばレッスンバッグであれば約2時間が目安です。ただし、うまくいかずにやり直したり、お子様の相手をしたりしているともっとかかる可能性もあります。なるべく早めに取り掛かると余裕を持って仕上げられます。
生地は何メートル買えばいい?
レッスンバッグとシューズバッグに必要なキルティング生地は幅1mの生地を1m、巾着袋3種類に必要な布は表地だけなら幅1mの生地を1m買えば足ります。ただし、洗い替えまで考えて弁当袋やコップ袋を複数作るのであれば、1.5m~2mあると安心です。
入園・入学グッズはお子様自身が自分のものだと分かりやすいように、同じ柄の生地で作ることをおすすめします。少し多めに生地を購入し、余ったらポケットを付けてみるのもいいですね。
名前のタグはどうやって付ける?
入園・入学グッズには名前を付ける必要があり、手作りしたバッグや巾着に付ける方法を紹介します。
■ワッペンを貼って油性ペンで書く
→アイロンを使って熱接着するだけなので、誰でも簡単に名前を付けられます。ただし、何度も洗濯するとはがれてきてしまうこともあるので、周囲を縫いつけておくと貼り直す手間が省けます。
■ワッペンを貼ってスタンプを押す
→油性ペンなどで文字を書くのが苦手な方は、お名前スタンプを注文することがおすすめです。シールとは違い、一度購入すればずっと使えますのでコスパも良いと評判が高いです。
■お名前シール
→子供の名前を印刷したシールを注文するサービスです。既に名前が印刷されているので、名前を書く手間を省くことができます。
■刺繍
→高性能なミシンには、自動で文字を刺繍できる機能が付いています。セットするだけで、文字を簡単に刺繍できるため、オリジナリティと強度を兼ね備えたい方におすすめです。
時間や道具がない時はキットや代行サービスもおすすめ!
自分で作りたいけれど、少しでも作る時間を短縮したい場合はキットがおすすめです。カット済みの生地と必要な材料がセットになっているので、お子様の好きな生地を選んで購入してみてください。
さらにどうしても入園・入学グッズを作る時間がないという場合は、代行して手作りしてもらうサービスもあります。プロに作ってもらうので、手作りでも切り返しの生地を付けるなどのアレンジも可能で、強度も心配ありません。
生地を自分で準備し手作りした方が安く済みますが、家事や仕事で忙しい場合は便利なサービスを利用してみてください。
入園・入学準備を楽しく進めよう!
入園・入学グッズは市販品もありますが、手作りすることもできます。入園グッズは園によって指定のサイズがあったり、保護者の手作りを推奨したりする場合があります。自分ができる範囲でお子様が楽しく通えるためのグッズを作り、新生活の準備を行ってくださいね。