釣りを楽しむ「釣りガール」。近年のアウトドアブームで、山ガールに続いて注目されているようです。釣りガールに興味はあっても、揃えるものが多そうと敬遠している人も多いかもしれません。そこで今回は、釣りガールデビューする際に揃えるべきアイテムや、おすすめの釣りコーデなどを紹介します。あわせて釣り場でのマナーも紹介するので、釣りデビューの参考にしてくださいね。
MOKUJI
釣りガールとは?
釣りガールとは、アウトドアアクティビティである「釣り」を楽しむ女性のことを指します。
森ガールや山ガールなど、アウトドア系のおしゃれを楽しむ女性が増えた2000-2010年代、「次は釣りガールブームがくる!」と言われ、この頃に「釣りガール」という言葉が使われるようになりました。
未経験でも気軽に始められるアウトドアである釣り。魚を釣る・さばく・食べるという流れを楽しめる他、釣り仲間に出会え、コミュニティを作れるといった利点もあります。
その他、アウトドアファッションを楽しめるのも魅力で、近年釣りガールは増えてきています。
釣りガールデビューで揃えるべき道具
ここでは、釣りガールデビューするにあたり、初心者が最低限備えておく道具を紹介します。釣りスポットはさまざまで、場所ごとに用意するアイテムが異なる場合があります。以下では、初心者におすすめのスポットである堤防や海岸などで釣りを楽しむ際に必要なアイテムを見ていきましょう。
【必須アイテム】釣竿・仕掛け・エサ
釣りをするのに、魚を釣るためのアイテムは欠かせません。釣り竿の値段はピンキリですが、最初は安くて短めのリール付きのものを選ぶと良いですよ。
仕掛けは「ブラクリ」と呼ばれる、重り・糸・針がセットになった手軽なものが定番で、100均でも簡単に手に入ります。紛失に備えて複数用意しておくと安心です。
そして、エサにはエビやイソメがおすすめ。スーパーなどに売られている切り身を使う場合は、3〜5cmの短冊状にカットしておきましょう。
【小物】水汲みバケツ・ハサミ・フィッシュグリップ・針外し
釣り用の小物としては、バケツ・ハサミ・フィッシュグリップ・針外しが必須です。
水汲みバケツは、海水を汲んで手を洗ったり、釣り場を洗い流したりするために必要なアイテム。海面まで高さがある場合を考慮して、ロープ付きのものを選ぶとより良いでしょう。ハサミは、仕掛けを切るときや糸が絡んだ時などに使用します。小さめのもので問題ありません。
フィッシュグリップと呼ばれるトング状の魚をつかむためのハサミは、ケガ防止になる他、手を汚さずに魚をつかめて便利です。魚から針がなかなか取れない時には針外しが活躍します。なお、これらの小物類は100均で手に入るものも多いですよ。
【その他】タオル・ビニール袋・保冷バッグ・帽子
その他、タオルやビニール袋、帽子、保冷バッグも備えておきたいアイテム。タオルは汚れても良いものを複数枚準備し、濡れたもの・乾いたものなどで使い分けられるようにしておくと便利です。ビニール袋は、釣った魚を入れたりゴミを持ち帰る時に使ったりとさまざまな場面で使えるので、複数枚用意しておきましょう。
保冷バッグは、釣った魚を持ち帰るのに使用します。釣り向けの保冷バッグであれば、通常のものよりも保冷能力が高くおすすめです。また、釣り場は日差しが強いこともあるため、帽子があると日差しを避けられます。
釣りガールデビューに欠かせないファッションアイテム
釣りガールデビューするなら、ふさわしいウェアも準備しましょう。ここでは釣りガールデビューで、揃えておくべきファッションアイテムを4つ紹介します。各アイテムは、釣りを快適・安全に楽しむための役割を担っているものばかり。アイテムを身につけることで、同時に釣りファッションも楽しめます。
防水・撥水を重視した「ウェア」
アウトドアアクティビティの中でも水場で行う釣りでのウェアは、水に濡れないことを重視して選ぶことが大切。 防水・撥水加工されたサロペットやオーバーオール、また、寒さから体を守れるウインドブレーカーやマウンテンパーカーなどがおすすめです。ウェアのデザインやカラーが豊富なので、個性的なおしゃれを楽しめるでしょう。
釣りガールの頭を守る「紐付きハット」
帽子は紫外線や雨・風から頭を守るだけでなく、ケガを防いだり、日差しを遮って視界を良好に保ったりする役割を担います。また、かぶるだけでファッション性も高まるでしょう。
キャップやハット、ワークキャップなどさまざまな種類がありますが、釣りガールには紐付きのハットタイプがおすすめ。紐付きであれば、釣り場でも風に飛ばされにくいです。
滑りにくく動きやすい「シューズ」
釣りで使うシューズは、動きやすさや滑りにくさを満たしたものを選びましょう。シューズのタイプは2種類で、移動しながら釣りをするなら動きやすいシューズタイプ、濡れやすい場所で釣りをするならブーツタイプのものを選ぶと良いです。
また、釣り場に合わせたソールを選ぶのもポイント。堤防や砂浜での釣りであれば、ゴム底で凸凹のあるラジアルソール、グリップ力がV字模様のVソール、フェルト素材で接着面が多く滑りにくいフェルトソールがおすすめです。
安全対策に欠かせない「ライフジャケット」
落水など、万が一の事態に備えて準備しておくと良いのがライフジャケット。ライフジャケットには、浮力対式や膨張式などタイプが複数あり、デザインもまちまちです。堤防釣りには、体にフィットし、装着しても動きやすいライフジャケットを選ぶなど、釣りのシーンに合わせて選びましょう。
ファッションも楽しもう!釣りガールの季節別おすすめコーデ
次に、季節ごとの釣りガールコーデを見ていきましょう。タウンユースしやすいアイテムを選んで、普段着のコーデに取り入れるのもおすすめです。
【春・秋】ウインドブレーカー×ショートパンツ×レギンス
春・秋は定番の釣りコーデを楽しんでみましょう。カラーやデザインにこだわったウインドブレーカーを選べば、タウンユースも可能です。
また、ショートパンツにレギンスをレイヤードすることで、日焼けやケガを防止できます。ウインドブレーカーとショートパンツがセットアップになっているものを選ぶと、よりおしゃれに見えますよ。
【夏】長袖Tシャツ×サロペット
釣り場は日差しが強い場所もあるため、夏でも肌を露出させないよう、長袖・長ズボンを着用するなど工夫しましょう。サロペットは動きやすく、組み合わせ次第でおしゃれ見えするアイテムとして重宝します。
なお、普段使いの半袖Tシャツなどにアイテムを変えれば、タウンユースできるアイテムに早変わり。トップスとサロペットの色味を合わせて、コーデをまとめるのもおしゃれですよ。
【冬】ダウンジャケット×パンツ×タイツ×ブーツ
寒さが厳しい冬の釣り場では、防寒アイテムを上手に組み合わせるのがコーデのポイントです。全体を同系色でまとめると、大人っぽくおしゃれな印象に仕上がります。
アウターにはダウンジャケットが最適。寒さに耐えられるよう、中にスウェットや防寒インナーなどをできるだけ着込んでくださいね。
下半身はレギンス、タイツ、パンツを重ねて履き、さらにブーツで暖かさを保てるようにするのがおすすめです。防水機能や保温性のあるブーツだとより良いでしょう。
釣りガールデビュー前に押さえておくべきマナー
最後に、釣りを楽しむ上で守るべきマナーを解説します。知らなかったが故に周りの人に嫌な思いをさせてしまったり、トラブルを起こしてしまったりする可能性がありますので、マナーには注意しましょう。
1. 釣り場をきれいにして帰る
釣り場をきれいにしてから帰るのは最低限のマナー。釣り場で自分が出したゴミは、自分で持ち帰るのが原則です。
釣りをすると、小さなものから大きなものまでいろいろとゴミが出ます。釣り用のゴミ捨て場がない場合は、たとえ他の人がゴミを置いていたとしても置かないようにしましょう。また、釣り場がエサなどで汚れてしまった場合は、きれいに洗い流してください。
2. 周囲の人へ配慮する
釣りスポットでは周囲の人への配慮が大切。先に来て釣りをしている人の邪魔をしない、割り込みをしない、挨拶をする、大騒ぎしないなど、決して難しくはありません。また、仕掛けを投げるときは、人に当たってケガをさせないよう周囲を確認しましょう。
3. 魚を大切にする
釣った魚のうち、小さな魚、狙いではなかった魚、食べない魚は海に返し、必要な分や食べる分だけを持ち帰りましょう。魚影を維持すれば、より長く釣りを楽しむことにつながります。また、行政や釣り場によって魚の体長制限が定められている場合は、そちらも遵守してくださいね。
釣りガールはファッション・アウトドアの両方を楽しめる!
釣りガールデビューをすれば、アウトドアを楽しめるだけでなく、ファッションも楽しめます。100均などでアイテムを手軽に揃えられる点、選び方次第で釣りファッションのアイテムをタウンユースできる点を考えると、気軽に始めやすいアクティビティと言えるでしょう。新しい趣味を見つけたい!と思っている人は、ぜひ釣りガールデビューをしてみてくださいね。
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