猫を自宅へ迎える際に必要なケージ。市販のものを購入しても良いですが、ダイソーのアイテムを使えばリーズナブルにオリジナルの猫ケージが作れます。ダイソーグッズで猫ケージを手作りする方法について、作る際のポイントや作り方、おしゃれにするアイディアを紹介します。
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猫ケージを手作りするときに意識したい4つのこと
猫ケージを手作りする際に意識したい4つのポイントを紹介します。ケージは猫にとって安全地帯となる大切な場所です。ケージを手作りするときには、猫にとって快適になるかどうかを意識して設計しましょう。
手作り猫ケージで意識すること①必要なサイズ・設置が可能なスペースを確認する
猫ケージを作る前に、確保しておきたいスペースや設置場所を確認することが大切。猫ケージの一般的なサイズは以下の通りです。
<猫ケージの一般的なサイズ>
- 小型:50~100cm、幅60〜70cm(1段or2段)
- 中型:高さ120cm前後、幅80〜90cm(2段以上)
- 大型:高さ120cm以上、幅80〜100cm前後(2段以上)
猫の種類や年齢、大きさなどによって適切なサイズは異なりますが、成猫の場合は最低でも中型サイズは欲しいところ。猫ケージを設置したい場所に十分なスペースがあるか、設置しても人間が生活する上で邪魔にならないかなどを確認しておきましょう。
手作り猫ケージで意識すること②猫が歩き回るスペースを考慮してものを配置する
猫ケージには猫が動き回るスペースに加え、トイレや寝床、エサ置き場なども必要です。猫が動きにくくならないように、これらの設置場所を決めましょう。
ちなみに市販の猫ケージの多くは、床に対して半分以上が動き回れるスペースとなっています。ぜひ作る際の目安にしてみてください。
手作り猫ケージで意識すること③猫の安全性を重視する
猫が安全に生活できるように作るのも重要なこと。ケージを組み立てる際は結束バンドや固定金具などを使って、しっかり固定します。
また塗装が剥がれると、猫が誤飲してしまう可能性もあります。猫が引っかいたり噛んだりしても塗装が剥がれにくい素材を選びましょう。
手作り猫ケージで意識すること④手入れのしやすさを考慮する
日々の手入れを考えて、トイレや寝床などを取り出しやすくするのもポイントです。
例えば、ものを置く位置の近くに、開け閉めできる扉を設置するのがおすすめ。またケージ内にジョイントマットを敷くと床掃除がしやすくなります。
ダイソーグッズを使った猫ケージの作り方
ダイソーグッズを使った猫ケージの作り方を紹介します。2段タイプのケージなのでトイレや寝るスペースなども確保でき、猫も快適に過ごせますよ。
手作り猫ゲージに必要な材料
約幅88cm×奥行き44cm×高さ59cmの猫ケージを紹介します。長方形の2階建てタイプです。
<材料>
- ワイヤーネット 44×29.5cm 17枚
- 結束バンド 10cm 90本入り
- ジョイントマット 約33×33cm 8枚
- 連携ジョイント 1個
ワイヤーネットは、ケージの表面・裏面ともに4枚、側面に2枚ずつ、天井に3枚、2段目の床に2枚使用。猫の出入口となる部分はつなぎ目だけ固定し、扉のようにしておきます。ワイヤーネットと結束バンドのカラーを統一すると、おしゃれにまとまるでしょう。
猫ケージの作り方手順①1階を作る
まずは1階部分から作っていきます。この行程で使用するのは以下の2つです。
<使用するもの>
- ワイヤーネット8枚
- 結束バンド 数本
- ※横44cm×縦29.5cmの向きでワイヤーネットを使用
<手順>
- 表裏に各2枚、側面に1枚ずつを長方形の形になるように結束バンドで数ヵ所固定する
- 2枚重ねたワイヤーネットを天井部分に固定する
<ポイント>
- ・結束バンドには正しい使い方があるため、必ず取扱説明書を確認する
- ・結束バンド2〜3本を等間隔で取り付けると安定する
- ・見た目を良くするため、ワイヤーネットは裏表を揃える
- ・天井は耐久性を考え2重にする
猫ケージの作り方手順②2階を作る
続いて2階部分も作っていきましょう。基本的な作り方は1階部分と同じです。
<使用するもの>
- ワイヤーネット9枚
- 結束バンド 数本
- 連携ジョイント 1個
<手順>
- 1階と同じように組み立てながら2階を作る
- 1階部分に固定する
- 扉部分はつなぎ目だけ固定し、開閉できるようにしておく
- 3枚のワイヤーネットを天井に固定する。1枚だけ開閉できるようにしておく
<ポイント>
- ・猫の出入りや手入れするときのことを考え、扉部分を作る
- ・扉は開閉できるよう連携ジョイントなどを使用する
猫ケージの作り方手順③トイレやベッドを設置する
猫ケージの大枠ができたら、トイレやベッドなどを設置します。必要なものをすべてケージ内に設置したら完成です。
<手順>
- 結束バンドの余分な部分をカットする
- ジョイントマットを床に敷き、その上にケージを置く
- 2階部分にジョイントマットを敷く
- トイレやベッドを設置したら完成
【100均】手作り猫ケージをダイソーグッズでおしゃれにするアイディア
猫ケージをおしゃれにするアイディアを紹介します。ダイソーのアイテムでお得に作れるので、ぜひ試してみてください。
手作り猫ケージアイディア①高級感のあるケージに「大理石風の床」
高級感のあるケージにするなら、大理石風のリメイクシートで床をアレンジするのがおすすめ。ケージの床の大きさにジョイントマットをカットしてリメイクシートを貼るだけ、と簡単なのも魅力です。
表面がツルツルしたリメイクシートなら爪とぎもしにくいので、きれいな状態を保ちやすくなるでしょう。ダイソーはリメイクシートの種類が豊富なので、自分の好みに合わせてデザインを選べます。
手作り猫ケージアイディア②寝心地抜群「ハンモック」
高いところが好きな猫にぴったりな簡易ハンモック。厚手の布の四隅に太めの紐を縫い付けたら、その先端にフックを付け、ワイヤーネットに引っかけるだけで完成します。布と紐をミシンでしっかり縫い付けておけば、安全面も心配ありません。
手作り猫ケージアイディア③落ち着く空間「キャットハウス」
ジョイントマット6枚を使って、入口部分を丸くくり抜き、組み立てるだけで簡単にキャットハウスが作れます。ジョイントマットを増やすことで大きさも自由に変えられ、汚れたときも手軽に洗えるのが魅力です。
手作り猫ケージアイディア④上下運動におすすめ「はしご」
ダイソーの板にステップを打ち付ければ、猫が上り下りしやすいはしごも簡単にDIYできます。2階建てのケージにはしごとして置いたり、猫が上り下りしそうな場所に設置したりするのがおすすめ。部屋の面積が狭くても上下運動ができれば運動不足解消にもつながります。
猫の安全面を考慮し、ヤスリでなめらかにするのがポイントです。
ダイソーグッズでお得に猫ケージを作ってみよう!
ダイソーグッズを上手に使えば、手作りでお得に猫ケージが作れます。猫が安全で快適に過ごすためにも、スペースや使用する材料、作り方をしっかり確認することが大切。またハンモックやキャットハウスなどを設置してあげれば、おしゃれかつ猫にとっても快適な空間に仕上がるでしょう。世界に一つしかないオリジナルの猫ケージを手作りしてみてくださいね。