大切な家族の一員でもある猫に、室内で快適に過ごしてもらえるように設置するキャットウォーク。キャットウォークはDIYでも簡単に作れます。本記事では、キャットウォークをDIYするポイントや作り方を紹介します。賃貸でも作れる方法や低コストで手に入る材料も紹介するので参考にしてください。
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キャットウォークをDIYする際のポイント
キャットウォークをDIYする際は、まず猫の安全性や配置などを考慮しなくてはいけません。ここでは、キャットウォークをDIYする前に知っておきたいポイントを解説します。
【キャットウォーク DIY】ポイント①猫の落下を防ぐ工夫をする
落下を防ぐために、1匹なら20センチ程度、2匹以上なら25センチ〜30センチ程度ある幅を確保しましょう。長い直線があると猫は走りたくなるので、高い位置から落下する恐れがあます。猫が走れない距離のキャットウォークを作り、滑り止めをつけてあげると安心です。またステップが重なりすぎていると、ジャンプしにくい上に落下のリスクが高まります。
キャットウォークは市販のものではなくDIYする場合、柱や専用の下地にしっかりと固定しましょう。飼い主がぶら下がっても問題ないほどの強度が必要です。ガラスやアクリル、ウレタン塗装した木材はツルツルしているので滑りやすく、爪がかからないので落下する恐れがあり危険です。
【キャットウォーク DIY】ポイント②高低差を設ける
高低差を設けると遊ぶ空間ができるので、猫の運動不足を解消できます。階段状に配置するなら、ジャンプしなくても届く20センチ程度の高さにすると良いでしょう。ステップ状にするなら、ジャンプして届くよう50センチの高低差に設定を。
【キャットウォーク DIY】ポイント③手入れのしやすい材質と高さにする
メンテナンスや掃除を考えると木材がおすすめです。猫は毛玉の吐き出しや嘔吐などをする可能性があるため、掃除がしやすい高さにするのも大切です。
【キャットウォーク DIY】ポイント④猫が怪我をしないよう配慮する
猫がキャットウォークから飛び降りたときに怪我をしないように、下にはなるべく物を置かないでください。乗ったり、遊んだりして欲しくないエアコンなどの家電やカーテンからは1メートル以上離して設置します。パイン材や杉などの柔らかい木材や表面に布が貼ってあるものなど、猫の爪が引っかかる素材を選ぶと良いです。
キャットウォークをDIYするために必要な材料と作り方
キャットウォークの材料はニトリやアマゾン、ホームセンターなどで購入できます。ただし、直接壁などに取り付けてDIYする場合と賃貸などで穴を開けられない場合では必要な材料が違うので注意が必要です。ここでは設置方法別にキャットウォークをDIYするために必要な材料と作り方を紹介します。
【壁に直接取り付け可能な場合】 キャットウォークDIYに必要な材料と作り方
電動ドライバーやノコギリ、メジャーは最低限必要です。レンタルサービスもあります。石膏ボードの壁に直接取り付ける場合は、壁の下地を探す道具もあると便利です。DIYの経験がない人は完成品を購入したり、材料を加工してもらうと良いかもしれません。
<必要な材料>
- 棚板になる木材
- 棚受け
100均にも金具があるのでコストカットができます。市販のウォールシェルフなら材料をカットする手間がなく手軽です。
<作り方>
- 設置場所を決めます。
- 壁の材質(コンクリートor木材など)や壁の下地を確認します。
- 柱や足場の配置などを考えた設計図を作ります。
- 設計図をもとに採寸し、必要な材料を調達します。
- 設置位置を決め、マスキングテープなどで印をつけます。
- ネジやL字金具を使い、棚受けを取り付けます。
【壁に直接取り付けられない場合】キャットウォークDIYに必要な材料と作り方
賃貸住宅の場合、現状回復の義務があるので穴を開けられません。ディアウォールやラブリコといった、天井と床を突っ張って柱を固定する道具があると簡単にDIYできます。柱を立てる場所の天井高を正確に計測するのがポイント。垂直や水平の度合いがわからないときはスマートフォンのアプリを利用すると便利です。
<必要な材料>
- 木材(柱)
- 棚板になる木材
- ディアウォールやラブリコ
- 棚柱用ブラケット
- 棚柱
棚柱とブラケットの代わりに棚受けでも作れます。
<作り方>
- 柱にディアウォール(ラブリコ)を取り付け、左右両端から壁面に固定します。
- 柱を立てる間隔を決め、垂直に立てていきます。
- 棚受けを固定し、棚板を取り付けます。
猫が喜ぶキャットウォークのDIYアイディア
せっかくキャットウォークを作るなら、猫が喜ぶものにしたいですよね。そこで、簡単に取り入れられるキャットウォークのアイディアを紹介します。
キャットウォークDIYアイディア①ゆらゆら揺れる吊り橋
吊り橋のようなキャットウォークです。猫がジャンプするには危ない棚と棚の間などにつけてあげましょう。ハンモックのようにゆらゆら揺れるので楽しく遊んでくれます。自由にサイズを調整できるのもポイントです。
キャットウォークDIYアイディア②クッションでくつろぎの場
棚にクッションをつけたキャットウォークです。マジックテープで取り外し可能に。猫は高い場所が好きなのでくつろげる場所になります。
キャットウォークDIYアイディア③インテリアになじむ階段
壁を伝う階段状のキャットウォークを取り付けます。インテリアに溶け込むようなデザインにするとよりおしゃれに。リビング壁に取り付けてテレビの上に踊り場を作れば、猫が一休みしているところを見られるでしょう。
キャットウォークDIYアイディア④アレンジ可能なボックス
木製のボックスを壁に固定したアイディアです。ボックスで収納とキャットウォークを両立できるのも魅力。ワインなどの木箱もおしゃれでしょう。ボックスへ渡れるように階段をつけたり、箱を加工したりと自由自在にDIYできます。
100均で作る!猫が喜ぶキャットウォークのDIY
DIYする際はなるべくコストを抑えたいものです。ダイソーやセリアなどのアイテムでもキャットウォークや猫が遊べるスペースを作れます。簡単に取り入れられるので参考にしてくださいね。
【100均】キャットウォークDIY①すのこで作るキャットタワー
ダイソーやセリアで購入できるすのこ。組み合わせて壁に設置すれば猫が安心して上に乗れます。ペンキを塗ってインテリアになじませましょう。サイズや幅が違うので猫が怪我をしない間隔のすのこを選んでくださいね。
【100均】キャットウォークDIY②紙管ラックで作るハンモック
セリアのクラフトラックは、ダンボールのようにしっかりとした紙の筒とプラストックのジョイント部分で作る組み立て式のラックです。立方体に組み上げられ、棚板も売っています。厚めの布を縫い付ければハンモックの完成です。
【100均】キャットウォークDIY③麻ひもで作る爪とぎ
麻ひもをキャットウォークに巻きつければ、爪が引っかかるので登り降りが簡単にでき、爪とぎにもぴったりです。猫が楽しめる要素をキャットタワーに盛り込みましょう。麻ひもをグルグル巻けばキャットウォークの保護にもなります。
猫が喜ぶキャットウォークをDIYしよう
ポイントやアイテムを押さえれば、キャットウォークは手軽にDIYできます。賃貸か持ち家かで作り方は異なりますが、猫が安全に遊べるキャットウォークを作ることが大切です。今回紹介したことを参考に、キャットウォークをDIYしてみてくださいね。