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Oct 14, 2024

フェムケアとは?フェムケアを知ってより快適な日常を

俯き加減の女性

最近注目されている「フェムケア」という言葉を知っていますか?

フェムケアとは、「フェミニン(Feminine)」と「ケア(care)」を組み合わせた言葉で、女性の健康にフォーカスした製品やサービスのこと。女性なら誰もが抱える悩みや不安に寄り添ってくれる、心強い存在です。

この記事では、教育などを土台としてフェムケアサロン監修やフェムテック関連製品の販売等の事業を展開する、一般社団法人future beauty協会代表理事の西田先生監修の元、日々を快適に過ごすためにおすすめの商品をご紹介。デリケートゾーンの正しいケア方法も解説するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

そもそも「フェムケア」って何?

ここ最近、頻繁に使われるようになった「フェムケア」や「フェムテック」という言葉。フェムケアは、女性の心と体を健康に保つために大切なものです。ここでは、フェムケアを行ううえで知っておきたい基礎知識を解説します。

フェムケアとは

お腹に手を当てる女性
フェムケアとは、生理や妊娠、更年期など女性特有の悩みを解決し、女性の健康をサポートしてくれる製品・サービスのことです。女性の体はライフステージによって大きく変化するため、不調を放置せず主体的にケアをすることが大切。フェムケアにはさまざまなものがありますが、代表的なものとして以下のようなものが挙げられます。

 

・オーガニックコットンの生理用ナプキン
・ナプキンやタンポンのいらないサニタリーショーツ
・妊婦サポートグッズ
・更年期障害解消グッズ
・膣ケア商品

フェムテックとの違いは?

スマホで調べる女性

 

フェムケアとフェムテックは同じ商品・サービスに使われることも多い言葉ですが、厳密には違った意味があります。フェムケアは女性の健康やケアに関する広い範囲の製品・サービスを指します。生理、妊娠、出産、更年期障害など、女性が直面するさまざまな問題に対応する製品・サービスは、すべてフェムケアに分類されるのです。

一方、フェムテックは「フィメール」と「テクノロジー」を合わせた言葉であり、最新のテクノロジーを用いた女性向けの製品やサービスをいいます。たとえばナプキンを付けなくても経血が漏れないサニタリーショーツや生理周期を管理するサプリなど、技術を駆使して女性の健康をサポートする製品・サービスも「フェムテック」のひとつです。

生理をもっと快適に!新しい生理用品

ソファに座る女性

 

女性にとって生理は避けられないからこそ、自分に合った生理用品を選ぶことが大切。適切な生理用品を使えば、生理中もストレスなく過ごすことができます。ここでは、デリケートな女性の体に優しいおすすめの生理用品を紹介します。

オーガニックコットンの生理用ナプキン

オーガニックコットン

 

通常のナプキンより肌に優しいのが、オーガニックコットンの生理用ナプキン。農薬や化学肥料を使わず栽培されたコットンを使っているため、化学物質による肌荒れやかゆみの予防に効果が期待できます。通気性・吸水性も高く、生理中の不快感が少なくなりますよ。通常のナプキンだとデリケートゾーンがかぶれやすいという方には特におすすめです。

 

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吸水ショーツ

防水や抗菌機能のある吸水ショーツはナプキンを付けなくても経血が漏れず、気になるニオイも閉じ込めてくれる優れもの。一般的な下着と同じような素材でできているため、着用時の違和感もなし。繰り返し洗濯ができ、環境やお財布にも優しいです。カラフルでかわいいデザインのものも豊富で、生理中のゆううつな気持ちを和らげてくれるでしょう。

 

布ナプキン

肌触りが良く、デリケートな肌にも優しい布ナプキン。「冷えにくい」「蒸れにくい」「生理痛が和らいだ」など、使用感の良さが人気のアイテムです。ついた経血は洗濯機や手洗いで簡単に落とせるうえ、一度購入すれば何度でも使用できるのが嬉しいですね。最近はかわいいデザインのものもたくさんあり、どれにするか迷ってしまいそう。

 

デリケートゾーンケアとは?

掌に泡を乗せる女性

 

デリケートゾーンケアは外陰部と呼ばれる一帯を刺激や乾燥から守り、清潔に保つために行うお手入れのこと。直接見えない場所だけあって、普段はあまり気にしていないという方も多いでしょう。ここからは、デリケートゾーンをケアする必要性や現れやすいトラブルの原因、正しいお手入れ方法について解説します。

なぜデリケートゾーンのケアが必要なの?

その名の通り、デリケートゾーンはとても繊細な部分。角質層が薄く摩擦や刺激に弱いため、体調や環境によってニオイ、かゆみ、乾燥などのトラブルもよく起こります。

そんなデリケートゾーンを守るためには、スキンケアと同じくらいこまめなケアが必須。デリケートゾーンを定期的にケアしていれば些細な変化に気づきやすくなり、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、「膣は神経を通じて脳とつながっている」ともいわれています。デリケートゾーンのケアを行うことで精神的に安定し、ホルモンバランスの正常化も期待できるでしょう。「最近イライラしがち」「肌荒れや体調不良が気になる」などの悩みがあるなら、ぜひデリケートゾーンケアを見直してみてくださいね。

においやかゆみ、黒ずみの原因って?

デリケートゾーンのトラブルは、汗や蒸れによる肌荒れ、洗いすぎや洗浄不足による雑菌の繁殖、女性ホルモンの乱れなど、さまざまな原因で起こります。十分な睡眠がとれていなかったり、栄養バランスが偏っていたりすることもデリケートゾーンのトラブルの原因になりますが、気になるからとボディソープでゴシゴシこすったりするとかえって状態が悪くなってしまうこともあるため、要注意。

デリケートゾーンのトラブルを感じたときは、デリケートゾーン専用ソープを使う、下着の素材やサイズには注意する、生理用品は自分に合ったものを選ぶなど、日常生活の中でできる対策を試してみましょう。トラブルが続く場合は専門医に相談することも大切ですよ。

デリケートゾーンの正しいお手入れ方法

デリケートゾーンはとても繊細な場所なので、専用のソープを使ってお手入れすること。まずはお肌を軽く濡らし、専用ソープを泡立てます。泡ができたらデリケートゾーンを目で見てチェックしつつ、外側を指の腹で優しく洗いましょう。膣に雑菌が入らないように、指は前から後ろに一方通行で動かしてくださいね。

洗った後はシャワーでしっかり洗い流し、タオルで軽く水気を押さえます。乾燥しているとトラブルを招きやすくなるのは、顔もデリケートゾーンも一緒。かゆみや黒ずみを防ぐためにも、洗浄後は専用のクリームやオイルで保湿をしてあげましょう。

デリケートゾーンの話はなかなか話しにくく、正しい知識を知る機会も多くありません。今までケアをしてこなかった人も自己流のケアをしてきた方も、ぜひ正しい方法でお手入れをしてくださいね。

おわりに

明るく笑う女性
女性特有の悩みを解決してくれるフェムケアは、生理痛やデリケートゾーンのトラブルを防ぐために欠かせないもの。人に聞くのは恥ずかしいことだからこそ、正しい情報を積極的に得ることが大切です。

今回ご紹介したもの以外にも、女性の健康をサポートしてくれるケアアイテムはたくさんあります。ぜひ自分に合ったものを取り入れて、毎日をより快適に気持ちよく過ごしてみてはいかがでしょうか。

nisida_mika

監修:西田 美華

20年にわたり延べ2万人以上の女性と向き合ってきた経験と、自身の子宮頚がんの経験から、美容健康を語るなら“膣やバストは外せない”がモットーに。性教育と自立する女性社会の経済を担うことを心から願い活動中。“心と身体と経済”の土台を創る女性起業家。
https://mon-future.jphttps://miraibi.net