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Jan 26, 2024

大人も楽しめる紙粘土工作 簡単に作れる工作アイデアと上手に作るコツを紹介

紙粘土で遊ぶ工作する子供の手

夏休みの自由研究や室内遊びなどで活躍する紙粘土工作。やわらかく扱いやすい紙粘土は、ハンドメイド作品を作るのにぴったりな素材なので、子どもはもちろん大人でも十分に楽しめるアイテムです。この記事では、紙粘土工作作品のアイディアを紹介するとともに、より完成度が上がる作り方のコツを解説します。

紙粘土工作に使う粘土の種類

様々な色がついた粘土

 

紙粘土には、主に軽量タイプと重量タイプの2種類がありますが、それぞれ特徴が異なります。新聞紙を使って紙粘土を手作りするのも可能なので、工作したい作品に合わせて種類を選びましょう。

粘土の種類①軽量紙粘土

扱いやすさを重視するなら、軽量紙粘土がおすすめ。粘度が高いので複雑な形が作りやすく、絵の具を混ぜればカラー粘土としても使えるため、工作に向いています。ふんわり軽くて手につきにくく、子どもでも使いやすいでしょう。

 

ただし耐久性が低めなので、完成後の作品の取り扱いには注意が必要です。価格は比較的安く、100均でも購入できます。

粘土の種類②重量紙粘土

軽量紙粘土よりも重いのが重量紙粘土。作品の安定感を重視する場合にぴったりです。重量紙粘土はコシが強く、力を入れてこねる必要があります。また乾燥するとひび割れしやすいので、水を少しずつ塗りながら作るのが特徴です。

 

なお紙粘土のパッケージに「軽量」と記載がないものは、重量粘土の場合が多いようです。

粘土の種類③手作りの紙粘土

紙粘土は、上記の2種類以外に手作りが可能です。

 

<準備するもの>

  • ・新聞紙
  • ・でんぷんのり
  • ・はさみ
  • ・バケツ

 

<作り方>

  1. はさみを使って、新聞紙をできるだけ細かく切る
  2. 水を入れたバケツに新聞紙を浸けて、やわらかくなるまで浸しておく
  3. バケツから新聞紙を取り出して、水分を絞り出す
  4. 新聞紙にでんぷんのりを少しずつ入れてよく混ぜて、粘り気が出たら完成

紙粘土を作る工程が楽しめるだけではなく、古新聞の消費にもつながります。

紙粘土工作を行う際にあると便利な道具

はさみやクレヨンなどの道具

 

紙粘土だけでも工作はできますが、その他の道具があれば飾り付けや形成などの細かい作業がしやすくなります。

 

<おすすめの道具>

  • ・ボンド
  • ・粘土版
  • ・粘土ベラ
  • ・伸ばし棒
  • ・絵の具
  • ・カラーマジックペン など

 

その他、作品に応じて必要な道具を揃えましょう。

紙粘土工作に挑戦!作品アイディア集

紙粘土工作の準備ができたら、次はいよいよ作品作りに挑戦!ここでは、子どもでも取り扱いやすい軽量粘土を使った作品例を紹介します。

紙粘土工作アイディア集①まるで本物!?見た目がかわいい「フェイクスイーツ」

まるで本物のような見た目のフェイクスイーツは、カラー粘土を駆使したり、トッピングパーツを使ったりするとかわいく仕上がります。

 

<作り方>

  1. 紙コップの底に紙粘土と新聞紙を入れて土台を作る
  2. 絞り袋の中に小さくちぎった紙粘土・ボンド・水を加えて、ホイップ状の粘土を作る
  3. 紙で円錐型を作り、1にボンドで接着
  4. 円錐型部分全体にボンドを塗り、2で作った紙粘土ホイップを絞る
  5. 絵の具とボンドを混ぜたソース、デコレーションパーツをホイップの上に乗せれば完成

作るフェイクスイーツによっては、歯ブラシのような小道具を使って質感を表現すると、本物により近づけられます。

紙粘土工作アイディア集②世界に一つしかないオリジナルの「コースター」

少ない材料で簡単に作れる、実用的なコースター。紙粘土は形をアレンジしやすいので、好みのデザインにできます。

 

<作り方>

  1. 紙粘土を3ミリほどの厚みで平らに広げる
  2. 定規でタイル風に型を付けて、固まるまで待つ
  3. 好きな色で着色をする(さらに、ニスでツヤ出しをするときれいに仕上がる)
  4. 裏にコルクを貼ったら完成

定規の代わりに焼き網を使うのも良いでしょう。

紙粘土工作アイディア集③お部屋の雰囲気作りにぴったり「ランプシェード」

やわらかな光を灯し出すランプシェードは、見ているだけでも癒されます。

 

<作り方>

  1. クリアカップの表面に紙粘土を薄く伸ばしながら付ける
  2. 底や周囲に、クッキー型などを使って好みの模様を付ける
  3. 小さめのLEDランプにかぶせて完成

紙コップの内側に色を塗れば、カラフルなライトに。また小窓のような穴を開けたり、好みのデコレーションパーツを付けて装飾したりするのもおすすめです。

 

▼内部リンク同月公開記事「ダイソー ライト」

公開時、リンク挿入をお願いします。

紙粘土工作アイディア集④デコパーツでおしゃれに「フォトフレーム」

思い出の写真を手作りのフォトフレームに入れてみるのもおすすめです。パーツやフレームカラーをアレンジして、オリジナルのフォトフレームを作ってみてはいかがでしょうか。

 

<作り方>

  1. 同じ大きさにカットした段ボールを3枚用意する
  2. 1枚目の段ボールの縁を3センチ程度残して、内側を切り抜く
  3. 2枚目の段ボールも縁を3センチ程度残して、長辺の1部分をカットしながらコの字型に切り抜く
  4. 3枚目の段ボールにカットした長辺部分が上に来るよう、2の段ボールを貼り合わせる
  5. 1に紙粘土を伸ばし、好みのパーツを貼り付けて乾かす
  6. 4のコの字部分にボンドを塗り、5を貼れば完成

絵の具を混ぜて色付けした紙粘土を使えば、よりかわいく仕上がります。使用する段ボールは、15センチ×19センチ程度のものがおすすめです。

紙粘土工作アイディア集⑤風船を使った本格紙粘土工作「貯金箱」

夏休みの宿題の定番、貯金箱。こちらの動物型は難易度が少し高めです。

 

<作り方>

  1. 膨らませた風船に水で薄めた木工用ボンドを塗り、新聞紙を貼り付ける
    ※吹き口には新聞紙を貼らないように
  2. 乾いたら、お金を入れるところ・お金を出すところに目印を付ける
  3. 2に紙粘土を伸ばしながら貼る
    ※2で印を付けた場所以外に紙粘土を伸ばすこと
  4. 大枠ができたら、パーツを作って好みの動物に仕上げ、数日乾燥させる
  5. 乾燥後、はさみで中の風船を切って取り出す
  6. カッターで、お金の挿入口を整える
  7. 色付けしたら完成

子どもがカッターを使うのに慣れていない・危ない場合は、親が手伝ってあげましょう。

完成度がアップする、紙粘土工作のコツ5つ

貯金箱に色を塗っている様子

 

紙粘土工作をする際は、以下のコツを押さえてみましょう。少し工夫するだけで、完成度をより高められますよ。

紙粘土工作のコツ①水で表面を滑らかにしながら作る

紙粘土は時間の経過とともにひび割れがしやすいので、表面を水でなめらかにしながら作りましょう。表面がなめらかになると、パーツがくっつきやすくなります。もし、乾燥によるひび割れが出たときは、乾いた後に紙粘土で少し埋めて補正してください。

紙粘土工作のコツ②接着させる場合は、ボンドを使う

紙粘土同士を接着する際には、ボンドや瞬間接着剤を使います。紙粘土同士がなじんでいないと、水を使って接着しようとしても取れる可能性があるためです。接触部分が完全にくっつくまでは、触らないように注意しましょう。

紙粘土工作のコツ③ゆっくりと時間をかけて乾燥させる

紙粘土を急激に乾燥させるとひび割れの原因になるため、ゆっくりと時間をかけるのがコツです。湿ったティッシュをかぶせてゆっくり乾かす、急激に乾燥しないように光や風があたらない場所に置く、など工夫しましょう。

紙粘土工作のコツ④1色ずつ丁寧に着色する

一気に複数の色を塗ろうとすると、色が混ざってきれいな作品に仕上がりません。異なる色を塗るときは、1色塗って乾いてから次の色を塗りましょう。なお、耐水性のあるアクリル絵の具で着色するのがおすすめです。

 

もし絵の具をうまく塗れないのであれば、紙粘土自体に色を混ぜて作ったカラー粘土を使って工作するのもひとつの方法です。

紙粘土工作のコツ⑤仕上げにニスを複数回塗り重ねる

ニスを薄く重ね塗りすると、光沢感が増してきれいに仕上がります。一度に全部塗ろうとすると、乾かないうちに誤って触ってしまい、指紋が残る可能性も。パーツ別に乾燥させながら塗り進めるのがコツです。

 

ニスを乾かすときは、ホコリが付着しないよう静かな場所で保管したり、ケースに入れたりしましょう。

紙粘土工作に挑戦して世界に一つだけのオリジナル作品を作ろう

紙粘土を作る親子の手元

 

紙粘土工作は、自由度が高くさまざまな作品が作れるため、夏休みの宿題やハンドメイド作品にぴったり。絵の具で色を付けたり仕上げにニスを塗ったりすれば、より手の込んだ作品に仕上げられるでしょう。試行錯誤しつつも楽しみながら、紙粘土で素敵な作品を作ってくださいね。