電子レンジは、忙しい現代の生活にはなくてはならないアイテムです。近年は多機能なものが増えており、どれを選べばよいか迷ってしまいますね。電子レンジを選ぶコツと、おすすめの5機種を紹介します。使い勝手のよさそうな電子レンジをチェックしてみましょう。
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電子レンジは機能か値段か
電子レンジは私たちの生活の中でなくてはならないキッチンアイテムの1つです。冷えた料理を温めるだけのもの、下ごしらえから自動調理までするモデルもあり、値段も安価なものから高価なものがあるなど多様化。どの電子レンジを選べばよいか迷うほどさまざまなメーカーの電子レンジが市場で販売されています。
電子レンジの選び方のコツ
電子レンジでも低価格の商品から多機能な商品とさまざまです。一人暮らし用の小型のものから家族暮らし用のある程度大きいものまでサイズもさまざまにあります。
まずは使用人数など考慮して、望ましいサイズを想定してください。その上で、「使い方」「収納スペース」を考慮し、さらには「ヘルツフリーか否か」にも注目してみましょう。
後悔なく使える電子レンジを選ぶコツを紹介します。
選び方ポイント1. 使い方で選ぶ
普段から電子レンジはコンビニのお弁当など料理のあたためにしか使わないのであれば、単機能な「あたため専用レンジ」にしましょう。
電子レンジで魚を焼きたいしパンも焼いたりしたいし料理もしたいというのであれば「オーブンレンジ」や「スチーム機能付きオーブンレンジ」を選択します。健康にも気を使いたいから余分な塩分や油分を抑えたいというのであれば「ウォーターオーブンレンジ」がおすすめです。
*電子レンジ
マイクロ波が食品の水分子を振動、回転させることで起きる摩擦熱で調理します。あたため専用レンジともよばれるものは比較的安価。水分子の反応で加熱するため、水分子を含まないものは加熱できません。
*オーブンレンジ
電子レンジのあたため機能にオーブンとグリルの機能が備わっているタイプです。基本的には「焼く」「煮る」といった調理法が使えます。ただし、近年はスチーム機能付きの商品が増加中。こちらを使うと、「蒸す」調理も可能です。
*ウォーターオーブンレンジ
水を100℃以上に加熱し気化させ発生した水蒸気を「過熱水蒸気」とよばれる300℃から400℃の高温にし食品を調理加熱します。余分な塩分や水分がカットできる、ビタミンCの酸化を抑制するなどの効果。国内ではシャープの「ヘルシオ」が最初に販売されています。
2015年、プログラミングの進化により解凍調理の機能の性能がアップしました。加えて赤外線センサーを搭載した機種も発売されているのです。しかし高機能の電子レンジを購入しても使わない機能があるようでは意味がありません。
それよりも自分がいつもどんな機能を利用するかを基準に選ぶことが大切です。高機能の電子レンジはそれだけ高価となっています。
選び方ポイント2. 収納場所に合わせたサイズで
キッチンの広さ、間取りに合うサイズの電子レンジを選びましょう。調理するときの動線に合わせた場所で、アース線が設置でき電源コンセントと離れていないところに電子レンジを設置できるかがポイントになります。
*扉の開閉も
設置予定の場所に対して電子レンジの開閉の向きはあっているのかも重要です。上から下へ向けて開くタイプの電子レンジの場合、自分の胸よりも少しでも高いところに置いてしまうと料理の出し入れがしにくくなってしまいます。
左右に開くタイプの場合、あまり壁に近いところに設置するときちんと開閉できないなどの問題がおこる場合があるのです。
選び方ポイント3. ヘルツフリーを選ぶ
あまり重要なことと考えられないかもしれませんが、東日本と西日本ではヘルツが違います。学生の頃は東日本で暮していても就職の際に西日本に引っ越す、または逆のパターンもあるかもしれません。
電子レンジを選ぶうえで最重要ポイントというわけではありませんが、ヘルツフリーの商品を選ぶことも必要です。
*ヘルツとは
私たちが暮らす日本は東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツとなっています。周波数の合わない電気器具を使用すると火災の原因にもなるのです。近年の電子レンジではヘルツフリーのものが増えていますが、低価格の商品の中には周波数が限定されているものも存在しています。
電子レンジ5つのおすすめ商品
電子レンジの中でも、あたため、解凍調理ができる5つの商品です。使える「ヘルツフリー」商品となっています。それぞれ価格帯や特徴が異なるので、使いやすいと思えるものをチェックしてみてください。
シャープ オーブンレンジ
出典:Amazon
レンジ機能、オーブン機能、トースターグリル機能の3つの機能です。ターンテーブルタイプとなっています。料理にあわせてあたためできるので、揚げ物もカラッとおいしくあたためられます。
また、コンビニのお弁当や惣菜を食べごろにあたためてくれる「コンビニメニュー」、トーストをしっとりサクサクに焼き上げてくれる「自動トーストメニュー」も搭載。いずれもスイッチひとつでできるので、面倒な調整がいりません。料理に合わせた解凍機能も搭載しており、機能性は抜群です。
特によく使う「あたため」「解凍」ボタンは大きくわかりやすいので、お年寄りや子どもも迷わずにあたため機能を使えます。庫内は「脱臭クリーンコート」とよばれる仕様なので、お手入れの手間もかかりません。
東日本、西日本への転居でも影響なく使用できる「ヘルツフリー」対応商品です。
パナソニック 単機能レンジ
出典:Amazon
レンジは150W、500W、700Wの3段階で切り替え可能です。炊飯、煮物も可能な出力を自動で切り替える「連動調理」機能を搭載しています。
加えて、「自動あたため」は、蒸気センサーで解凍やあたためを行ってくれる機能。ボタンを押せば、冷凍ものも冷やご飯も最適な状態にあたためてくれます。
庫内の形状はターンテーブルで自動メニューは2つ。「ヘルツフリー」対応商品です。
アイリスオーヤマ オーブンレンジ
出典: Amazon
フラットな庫内です。ターンテーブル式ではないため、大きなお弁当などもそのまま入れてあたためることができます。食パンも4枚同時に焼くことが可能です。レンジの出力は4段階、湿度センサー搭載なので調理方法に合わせた使い分けができます。
また、18種類の自動メニューを搭載。お惣菜、お菓子、パン、とこれ一台でメニューの幅広がります。
「ヘルツフリー」対応商品です。
山善(YAMAZEN) 電子レンジ
出典:Amazon
フラットな庫内で掃除も楽にできます。扉がタテに開くタイプ。機能は単機能なあたためと解凍のみです。
あたためボタンは、「のみもの」「ごはん」「お弁当」の3つ。あたためるものに合わせてボタンを選べば、自動的に最適な温度にしてくれます。
「ヘルツフリー」対応商品となっています。
日立 電子レンジ
出典: Amazon
庫内有効寸法幅29.5cmと広々。フラットな庫内で汚れてもすぐにふき取ることができます。
オート調理機能により、あたためはワンタッチ。仕上がり具合も「弱・中・強」に調節でき、好みに合わせたあたためが可能です。加えてインバーター制御によるハイパワー加熱も実現し、最大800wの高周波出力で、すばやくあたためを行います。
解凍機能もあり、レンジ出力、「600w」「400w」「200w」「100w」の4段階に切り替えることができます。
「ヘルツフリー」対応商品です。
電子レンジは自分の調理スタイルで選ぼう
電子レンジは私たちの生活の中でなくてはならないアイテムです。料理をあたためる、調理をするなどさまざまな機能があります。
電子レンジを選ぶときは、自分がふだん利用する調理方法で選ぶようにしましょう。料理をあたためることにしか利用しないのに、多機能の電子レンジを選択しても無駄になります。まずは電子レンジで何をするかを考えることが大切です。