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Nov 25, 2022

【12月の花】花屋が教える、クリスマス感じる冬におすすめの花と飾り方|くらしの花図鑑

浮き足立つクリスマス。お花もワクワクのラインナップがずらり!12月に入ると、お花屋さんのラインナップも一気にクリスマス仕様に変わります。
今回は、クリスマスを感じられるような、冬にぴったりのお花を紹介します。

12月に飾りたいお花Best5

 

12月の代表的な花といえば「アマリリス」「コットンフラワー」「クリスマスローズ」「ストック」「スナップ(キンギョソウ)」「ネリネ(ダイヤモンドリリー)」「シンビジューム」「フランネルフラワー」「ポインセチア」「サンキライ」「コニファー」「ハボタン」「」などです。
その中でも特にクリスマスや冬の雰囲気を楽しめるお花を紹介します。

1:赤バラ・白バラ

赤バラ・白バラ
入手しやすさ ★★★★★
長持ち度   ★★★✩✩
ドライ向き  ★★★✩✩

 

クリスマスはやっぱり赤・白!

クリスマスカラーといえば、やっぱり赤・白ですよね。秋バラの旬は11月で終わりますが、12月に入るとクリスマスの時期ということもあって、赤バラ・白バラを多く見かけます。ロマンチックで特別な印象のあるバラは、クリスマスに根強い人気のある印象です。

 

高級感漂うバラは、主役の花にぴったり

特別感・高級感を感じるバラは、飾ることで気分を上げてくれます。おうちで飾るときはぜひ、主役のお花として選んでみてください。

 

2:クリスマスローズ

クリスマスローズ
入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★★★
ドライ向き  ★★★✩✩

 

名前とのギャップがある、可憐でやさしい花姿

「クリスマス」「ローズ」と名前がつく花なので、クリスマスらしい華やかな花を連想しますよね。でも実は、白・グリーン系の、可憐で控えめなお花なんです。そのエレガントさから、ファンの多いお花でもあります。

 

クリスマスローズは驚くほど長持ち

驚くのは名前とのギャップだけでなく、その持ちの良さ。一般的な花の持ちが1週間程度のところ、クリスマスローズは2〜3週間も楽しむことができるんです。

 

ドライフラワーよりも押し花向き

頑丈なお花なので、ドライにも向いていますが、押し花の方が作りやすいお花です。作り方はとても簡単。花の部分をキッチンペーパーで挟み、本などに挟んでおくだけ!2〜3週間ほどで完成します。

 

3:サンキライ

サンキライ
入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★★★★★

 

冬を感じる、赤い実もの

赤い実がクリスマスらしさを彷彿とさせます。動きのある枝に、グループになった赤い実がなる姿がかわいい!

 

リースにもできます

つる性の枝物なので、リースを作ることもできます。生花のサンキライを買ったら、やさしく枝をたわませて、◯の形を作ってみてください。繋ぎ目はワイヤー等でしっかり止めて、あとは飾っておくだけ!

 

4:コットンフラワー

コットンフラワー
入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★★★
ドライ向き  ★★★★★

 

ふわふわがとにかくかわいい

THE・冬!のお花といえばコットンフラワー。ふわふわの綿が雪を彷彿とさせたり、寒い冬にあたたかさを感じさせてくれるお花です。綿のふわふわが本当にかわいい!

 

生けてもよし、小物として置くのもよし

お花と組み合わせて生けると、全体がぐっと冬らしくなります。ドライにも非常になりやすいので、枝をそのまま小物として置いてもOK。コットンをひとつずつ切り離して、花瓶の足元に転がすように飾るのもかわいいですよ。

 

5:ネリネ(ダイヤモンドリリー)

ダイヤモンドリリー
入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★✩✩
ドライ向き  ★✩✩✩✩

 

キラキラ輝く花びらにうっとり

ユリのように咲く小さな白い花姿はそれだけでも美しいのですが、よく見ると花びらがキラキラと輝いているんです!その輝きは、ギラギラしたラメとは違う、ダイヤモンドを思わせるような上品さ。思わずうっとり、ずっと見ていたくなるほどの美しさです。

 

綺麗めのお花との相性が良い

キラキラとした輝きをかき消さないためにも、バラなどの綺麗めのお花との相性が良いです。白系のお花でまとめると、その輝きが際立ちます。

 

6:フランネルフラワー

フランネルフラワー
入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★✩✩
ドライ向き  ★★★✩✩

 

触って驚き!やさしい肌触り

花びらを触ってみると、ふわふわ!「ほんとうにお花?」と思わず驚いてしまうほど優しい手触りのお花です。

 

由来は「フランネル」という毛織物から

「フランネル」という優しい肌触りの毛織物が、名前の由来。ネルシャツによく使われている生地です。

 

ドライにするときは花の部分を

茎も花の部分もやわらかいので、吊り下げてドライフラワーにする方法は綺麗に仕上がりにくく不向き。花の部分だけを切り取り、机などの平らな場所に置いておくと花の形そのままドライになるのでおすすめです。手触りも変わることなく長く楽しむことができますよ。

 

フローリストが考える自宅に飾る際のポイント

①赤バラ+コットンフラワー+ブルーアイス

赤×白×グリーンの、THE・クリスマスな王道の組み合わせ。誰でも簡単にできちゃいます。

 

②白バラ+ネリネ+おすすめのグリーンいずれか

①とはまた雰囲気を変えた、ホワイトクリスマスを思わせる組み合わせです。潔く白い花だけの組み合わせを楽しめるのも、冬ならでは。グリーンは下記で紹介するものなんでも合います。

 

③フランネルフラワー+かすみ草+ブルーアイス

こちらもオールホワイトの組み合わせ。降り積もったやわらかな雪の質感を思わせるフランネルフラワーと、空から降ってくる雪を思わせるかすみ草。白く儚い雪を連想させる組み合わせは、相性抜群です。
フランネルフラワー:かすみ草=1:2〜3くらいの割合をざっくりまとめるとちょうど良いバランスになります。雪景色にぴったりなブルーアイスをまわりに添えると、さらに雰囲気UP。

 

12月のお花に合わせたい、おすすめのグリーン

冬のグリーンは、スモーキーカラーと合わせるのがとにかくかわいいんです!

 

ダスティ(シロエダギク/セネシオ・シネラリア)


やわらかく白い毛で覆われた葉は、雪が積もった葉っぱを彷彿とさせます。この時期しか流通していない、冬のグリーンです。

コニファー・ブルーアイス


コニファーとは針葉樹の総称。クリスマスツリーを連想させます。特にブルーアイスという品種は、白みがかったスモーキーな色と細めの葉がかわいい!冬らしさを演出してくれるグリーンナンバーワンです。

 

ユーカリ(銀丸葉・銀世界)


ユーカリにもさまざまな品種がありますが、冬は銀葉がおすすめ。こちらもスモーキーな色合いの品種で、静かな冬をイメージさせてくれます。

 

12月のお花におすすめの花瓶

 

ゴールドがあしらわれた花器

 

クリスマスっぽいお花とゴールドは相性抜群!ゴールドのフレームがついていたり、口の部分がゴールドなど、何かしらゴールドがあしらわれた花器は最近人気のデザイン。デザインや大きさのバリエーションも豊富です。このシーズン以外でも大活躍するので、ひとつ持っておくと便利ですよ。

 

全面シルバーの花器

ゴールドの花器と一転、シルバーの花瓶は全面シルバーのデザインがこの時期おすすめ!こちらは、冬の時期だからこそ挑戦できる花器です。マットな素材でも、艶のある鏡のような質感のものでも、お好みの方で大丈夫です。特に白のお花との相性が良いので、ぜひ試してみてください。

 

黒の陶器

かっこよく生けるなら黒の陶器がおすすめ!全体の印象が締まって、花の美しさが際立ちます。

 

12月のお花に合わせたい合わせたい小物

キャンドル

この時期に合わせたい小物で一番のおすすめです。やさしい明かりに照らされたお花の美しさにうっとり。揺れる灯火に映された花の影を見ていると、穏やかで幸せな気持ちになります。
ただし花は燃えやすいので、花の真下に火を近づけないこと。くれぐれも、火の取り扱いには注意しながら楽しんでくださいね!

 

LEDライト

LEDライトも一緒に飾れば、おうちでクリスマスイルミネーションを楽しんでいるような気分に脇に飾っても、花瓶や花に巻き付けてもかわいいです。100円ショップでも入手できますよ。

 

クリスマスオーナメント

クリスマスツリーを飾っていない方も、お気に入りのオーナメントを見つけコニファーを多めに生け、そこにひっかけて飾ると、ミニツリーのようになってかわいいですよ。

 

クリスマスカード

クリスマスカードも、クリスマスならではのワクワクする小物のひとつ。ときめいたカードがあれば、ぜひ一緒に飾ってみてください。

ときめきのクリスマス。お部屋を花でも彩って

 

お花屋さんは1月から春なので、今回ご紹介したようなTHE・冬のお花を楽しめるのは、一年で11月後半〜12月の短い間だけ。この時期にしか楽しめない、冬とクリスマスを感じるお花をお部屋に迎えて、心をときめく素敵な毎日をお過ごしください。

花と緑をこよなく愛するお花屋さん。 日々の暮らしがちょっぴりハッピーになるような、花や緑との関わり方をお届けします。

花屋WAKAflower(わかフラワー)