レジンを使ったアクセサリーがハンドメイドとして販売されているのを見て、私も作ってみたいと思っていませんか。実は100均にもレジンは売っていて、レジンに必要な道具も100均で揃います。この記事ではレジンに関する基本的な情報やよくある質問などをまとめています。ぜひレジンを使ってオリジナルの作品を作ってみたい方は参考にしてください。
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レジンとは?
レジン(resin)とは、英語で樹脂を意味する言葉です。この記事では、ハンドメイドや工作などで利用される材料として紹介します。
液体のレジンを固める方法は大きく分けてUVとエポキシの2つあります。1つ目のUVは、UV(紫外線)を当てるだけで固まり、専用のライトを当てると約5分という短時間でできます。時間はかかりますが、太陽光でも固まります。
一方2つ目のエポキシレジンは主剤と硬化剤の2種類の液を混ぜることで固まり、UVレジンと比べると透明度が高いという特徴があります。
100均のレジンはどんな種類がある?
レジンを初期費用をかけずに始めてみたいという場合は、100均で材料をそろえてみましょう。今回はダイソーとセリアで販売されているレジンについて紹介します。
【ダイソー】100均のレジン
ダイソーではUVレジン液を中心に販売があります。透明だけでなくすでに着色されたレジンもあるので、カラフルな作品を作りたい方におすすめです。また、レジンを使ったアクセサリーのキットもあるので、レジンを初めて使う場合は試してみてくださいね。
また、レジンを固めるためのUVライトも税込330円ですが販売されています。セルフジェルネイルをする時にも使えますので、興味のある方は一度検討してみてください。
【セリア】100均のレジン
セリアでもUVレジンの取り扱いがあり、他の100均のレジンと比べると品質が高いという口コミが多く見られます。また、UVライトは2種類販売されていて、どちらも税込110円です。1つ目はUSB接続でライトが光り、ライト部分の角度を調整できます。2つ目は小型懐中電灯のような形状なので、持ち運びに便利です。
レジンでアクセサリーを作るための道具
レジンでハンドメイドする時に必要な道具を紹介します。
レジン液
硬化用UVライト
ピンセット
モールド(型)
レジンの中に封入したいパーツ
あると便利な道具も紹介します。
手袋
つまようじ
机を保護するシート
どの材料も100均で揃い、種類も豊富なので好みに合わせて選んでみてくださいね。
100均レジンで作るハンドメイドアクセサリー
100均のレジンで作るハンドメイドアクセサリーを4つ紹介します。
【100均レジンで作る】ドライフラワーをレジンで固めたアクセサリー
押し花やドライフラワーをレジンで固めたアクセサリーです。生花では水分量が多くレジンが固まらないので、乾燥させていることがポイントです。お花の色に合わせてレジンの色を着色するとより、オリジナリティが出ます。
【100均レジンで作る】モールドを使わない爽やかなアクセサリー
基本的にレジンはモールド(型)に封入したいパーツとレジンを入れて硬化しますが、レジンを出したままそのまま硬化させることも可能です。レジンがはがせるフィルムの上にレジンを乗せて形を整えるだけと、とても簡単な手順なのでレジン初心者の方でも取り組みやすいでしょう。つまようじで形を整えつつ、気泡もつぶせば綺麗な形に仕上がります。
【100均レジンで作る】レジンで作るアゲートスライスのキーホルダー
アゲートとは小さな水晶が集まってできた天然石のことで、平らな形にしたものをアゲートスライスと呼ばれています。実際のアゲートに似せたものをレジンで再現することができます。着色した層と透明の層を組み合わせることで、立体感が生まれます。
【100均レジンで作る】くるみボタンとジェルネイルを組み合わせて自由に楽しむヘアゴム
100均で売っているくるみボタンキットを使ってヘアゴムを作る方法です。ヘアゴム用のミール皿を使うよりもお得に作れるのでおすすめです。レジンの代わりにジェルネイル用のマニキュアを使うと、カラーバリエーションも豊富で筆を使ってデザインしやすくなります。
100均のレジンで制作する際の注意点
100均のレジンを使ってハンドメイドをする場合の注意点や疑問点に対して解説します。
Q1:レジンを取り扱う時はどうしたらいい?
100均で売られているくらい手軽なレジンですが、実はレジンの中には毒性が強い成分が含まれていることもあり、取り扱いには注意が必要です。レジンを取り扱う時の注意点を3つ紹介します。
◼️手にレジンが付かないように手袋をする
◼️匂いが強いので、換気をしながら行う
◼️レジンが皮膚に付いてしまった場合は、すぐにふき取り石鹸で洗い流す
完全に硬化していないレジンを肌に長時間付けるとアレルギーを引き起こす可能性あり
特に子供と一緒にレジンを使った工作をする場合は、注意してあげましょう。
Q2:レジンがうまく固まらない・べたつく
100均のレジンは固まりにくいという口コミも多くあります。レジンを完全に固めるためにはUVを当てる必要があります。対策方法を5つ紹介します。
◼️UVライトに再度当てる
◼️厚みがある作品を作る場合は、何層かに分けてUVを当てる
◼️高出力のUVライトに変える
◼️UVライトの電池を交換する
◼️太陽光が当たる場所に長時間放置する
レジン自体は固まっているけれど、表面がべたつくこともあります。その場合はレジンの表面を除光液やフッ素クリーン液で拭きとってみましょう。もしくはジェルネイル用のマニキュアで表面をコーティングして再度UVライトを当てると表面の保護もできます。
また、レジンには耐熱性はなく、80℃以上の熱が加わるとレジンが柔らかくなったり溶けたりしてしまいます。コースターや鍋敷きなどの熱が加わるものにはレジンを使わないようにしましょう。
Q3:レジンの中に気泡が入ってしまう
レジンをモールドに入れた時に気泡が入ってしまうことがあります。そのまま硬化させてしまうと、レジンの強度が下がり見た目もキレイではありません。レジン内の気泡をつぶす方法は4つです。
◼️つまようじなどの先端がとがっている棒で気泡をつぶす
◼️エンボスヒーターで熱を加える
◼️自然に気泡が上にでてくるのを待つ
◼️細かい振動を与えて気泡を出す
室内のライトや太陽光によってもUVレジンは固まっていきますので、長時間放置する場合は注意しましょう。
100均のレジンでおしゃれなアクセサリーを作ってみよう!
100均ではレジンだけでなく、中に封入するパーツや必要な道具が販売されています。素材を組み合わせれば、自由に形を作ったり色を混ぜたりできますので、誰でも簡単にオリジナリティのある作品が作れます。安全に気を付けて、ぜひレジンでのハンドメイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。