押し入れをきれいな収納スペースとするには、便利アイテムなどを使って、場所別に収納するものを分けるのがおすすめです。本記事では、押し入れの特徴を押さえた収納方法・おすすめの便利アイテム・100均アイテムを使った収納アイデアを紹介します。便利アイテムや収納アイデアを基に、きれいな押し入れ収納を叶えましょう。
MOKUJI
押し入れの特徴を押さえた収納方法とアイデア
押し入れを使いやすい収納スペースにするには、上下・左右・手前・奥など、場所によって上手く使い分けるのがポイントです。まずは、押し入れの特徴を押さえた収納方法、そのアイデアについて見ていきましょう。
大きさや重さで上・下段を分ける
押し入れは、一般的に天袋・上段・下段に分かれています。最近は天袋がない押し入れも見られますが、天袋がある場合は、軽くて小さく、使う頻度が少ないものを収納するのがおすすめです。
上段は、埃や湿気の影響を受けにくく、体に負担を掛けずに取り出せます。一方、下段は埃が溜まり、湿気もこもりやすい上、大きいものを取り出しにくいです。それらを踏まえて、上段には布団などの取り出しにくく大きなもの・頻繁に使うものを、下段には取りやすくて普段あまり使わないものを収納すると良いでしょう。
下段に布団を入れる場合は、すのこや除湿シートなどを利用して、湿気対策と取り出しやすい条件を整えてから収納するのがおすすめです。
使う頻度で手前・奥を分ける
押し入れは奥行きがあり、ものを押し込んでしまうと、奥にあるものが出しにくくなるもの。そのため、使う頻度が高いものを手前に置き、あまり使わないものを奥に置くようにすると使いやすくなります。
例えば、クリスマスツリーなど季節限定の大きいものは奥に、よく使うものは収納ケースなどに入れて、手前に置くのがおすすめです。キャスター付きの収納ケースで、奥から手前に引き出しやすく、季節によって前後を入れ替えられるようにするのも良いでしょう。
カテゴリ別に左右で分ける
扉が片方しか開けられないのも、押し入れの大きな特徴です。ものが左右をまたがるように収納すると、取り出しにくくなります。例えば、よく使うものは右・使わないものは左に置くなど、カテゴリ別で左右に分けると、使いやすくなるでしょう。
押し入れ収納の便利アイテム
収納スペースが大きい押し入れですが、そのままものを入れ込むだけでは整理整頓しにくいでしょう。そんなときには、押し入れで使える便利アイテムを上手に取り入れ、整理するのがおすすめです。ここでは、押し入れ収納におすすめの便利アイテムを紹介します。
押し入れ用収納ケース
押し入れに使われる収納ケースは、必要な分だけを増やして積み重ねできるものが多く、収納物の量に合わせて使えるアイテムです。奥行きがある長いタイプがよく見られ、フタ式と引き出し式があります。取り出しがスムーズになる、底にキャスターが付いているものも。
引き出し式は、比較的よく使うものを入れて押し入れの上段に置き、フタ式は使わないものを入れて下段に置くのがおすすめです。透明のケースを使うと中身を確認しやすく、ものを見つけるのに便利でしょう。
ハンガーラック
押し入れに衣類を収納したい場合は、ハンガーラックを利用するのがおすすめです。収納棚が付いたものや幅が調節できるもの、横長の突っ張り棒タイプ、縦にスライドできるものなど、さまざまなラックがあります。ボトムスだけを掛けるならスラックスハンガーにするなど、目的に応じたものを選びましょう。
収納袋・圧縮袋
季節によって使わない布団類、衣類などを収納するのに便利なのが、収納袋と圧縮袋です。ものを傷めたくない場合は、収納袋の方がおすすめです。圧縮タイプの袋は面積を小さくできるので、よりスペースを広くしたいときに活躍します。防ダニ剤配合のものや、衣類を吊るせる圧縮袋は、長く使わない布団や衣類の収納におすすめです。
すのこ
すのこは通気性を良くするので、下段に布団などを収納するのに活躍します。キャスター式のすのこなら移動が楽にでき、引き出すときに便利です。
木材や、ポリプロピレンを始めとした樹脂製などのすのこがあります。掃除機で下の埃を吸い取れる高床式や、約50cmサイズで複数をジョイントできるタイプなど、形状もさまざまです。他には、防カビ・抗菌性を備えた押し入れ収納にぴったりのすのこも多く販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
100均アイテムを使った押し入れ収納アイデア集
100均アイテムを上手に活用すれば、おしゃれで便利な押し入れ収納にできます。ここでは、100均アイテムを使った押し入れ収納アイデアをチェックしましょう。
【アイデア】①すのこ×キャスターに収納ケースを載せる
すのこの裏にキャスターを付けて収納ケースや布団などを置けば、手前と奥のものをすぐ入れ替えられるようになり、取り出しがスムーズになります。
すのこは100均やホームセンターなどでOK。後はキャスターを購入して取り付けるだけなので、簡単でとてもリーズナブル。DIYをより楽しみたい場合は、すのこを組み合わせて収納棚を作り、100均ボックスを用いて引き出し収納を自作するという手もあります。
【アイデア】②突っ張り棒×S字フックで側面収納
掛けて収納したいアイテムは、押し入れ側面のデッドスペースを活用する方法がおすすめです。突っ張り棒を押し入れの側面に取り付け、S字フックを掛ければ、簡単に側面収納ができます。
かさばらない布製のトートバッグや帽子、ベルト、スカーフなどを掛けておけば、どこに何があるか一目でわかり、すぐにアイテムを選べてとても便利。壁などを傷つけずにできるDIYなので、賃貸にもおすすめの方法です。
【アイデア】③ダイソー「ジョイントラック」の仕切り収納
バッグや帽子の押し入れ収納におすすめなのが、ダイソーのスチール製「ジョイントラック」です。棚のサイズが豊富で、ポールを継ぎ足せば高さも自由に調節でき、天袋や上段のどちらにも使えます。
「ジョイントラック」はバッグの収納にもおすすめです。バッグの大きさに合わせてラックを組み立てれば、形がつぶれることなく立体的な収納が叶います。収納する物が見えるので、使いたいときにすぐ選べるのもメリットです。
【アイデア】④セリア「プレンティボックス」で小物を整理
セリアの「プレンティボックス」は、書類の整理はもちろん、マンガ本から小物、衣類までさまざまなものを整理するのにも便利です。A4・B4・コミック用・CD用・ファイルボックスの5種類があります。ファイルボックスは、よく使う本や雑誌などを入れるのにぴったりです。
段ボール素材ですが、耐久性があり、おしゃれに見えるのも魅力。同じ大きさのボックスを収納ラックに並べると、統一感が出てすっきりとして見えますよ。
【アイデア】⑤カラーボックス×セリア「フリーボックス」の収納棚
カラーボックスと100均にあるボックスを組み合せれば、使いやすい収納棚ができます。セリアの「フリーボックス」はカラーボックスのサイズに対応しているので、収納棚として活用しやすいです。
「フリーボックス」と安いカラーボックスを使って作っれば、コスパの良いチェストに。衣類から小物まで、幅広く整理できるメリットがあります。
便利アイテム&アイデアで、きれいな押し入れ収納を叶えよう!
押し入れの構造の特徴を活かしてものを整理すると、押し入れが使いやすくなるでしょう。便利アイテムやリーズナブルな100均アイテムを使えば、より使い勝手の良い押し入れ収納にできます。今回紹介した便利アイテムと収納方法を参考にしながら、使いやすくきれいな押し入れ収納を叶えてくださいね。