じめじめした季節は、なんだか気分までどんよりしがち。そんなときこそ、自分の「好きな香り」で気分転換してみませんか？実は、ルームスプレーはとっても簡単に手作りできます。お気に入りの香りで満たされた空間は、気分もスッと軽やかにしてくれるはず。
この記事では、ルームスプレーの作り方を解説。初心者でも安心の基本レシピから、アレンジアイデアまで幅広くご紹介します。
MOKUJI
ルームスプレーとは？
ルームスプレーとは、空間に香りをシュッとひと吹きするだけで、気分を切り替えられるフレグランススプレーのこと。来客前や食後のニオイが気になるとき、ほっと一息つきたいときなど、気分やシーンに合わせて使えるのが魅力です。香りは一時的なものですが、その瞬間の空気をふわっと心地よく変えてくれます。
しかも、ルームスプレーはおうちで手作りできるんです！ 必要な材料はたったの3つ。作り方も「混ぜるだけ」とシンプルなので、初心者でもすぐに始められます。
ルームスプレー作りに必要な材料
ルームスプレーに必要な基本の材料は、3つだけ。
- ・エタノール
精油と精製水を混ざりやすくするために必要
・精油
お好みの香りや特性や期待できる効能で選んでも◎
・精製水
不純物が取り除かれた純度の高い水です。精油の香りを存分に楽しむには純度の高い精製水を使いましょう。精製水がない場合は、軟水のミネラルウォーターや水道水でもOK。
100均・ダイソーで購入できる材料
出来上がったものを入れる容器や、計量カップなどを用意しておきましょう。
スプレー容器
容器は、ガラスのものがベスト。しかしアルコールやエタノールへの耐性があるものであればOK。
スプレーボトル（２４０ｍＬ）
ダイソーで手に入るポリブチレンテレフタレート製のスプレーボトル。耐薬品性に優れていて、エタノールにも対応しています。たっぷり使いたい方におすすめ。
＜商品情報・リンク＞
| スプレーボトル（２４０ｍＬ） 110円（税込） |
| https://jpbulk.daisonet.com/products/4997642128246?_pos=9&_sid=e2ee342eb&_ss=r |
香水スプレー容器（水玉ストーン）
小ぶりなサイズで持ち運びに便利。ガラス製なので、エタノールにも強く、見た目もおしゃれ。お出かけ先で香りを楽しみたい人にぴったりです。
＜商品情報・リンク＞
| 香水スプレー容器（水玉ストーン） 110円（税込） |
| https://jp.daisonet.com/products/4550480004051?srsltid=AfmBOoruVpBD9HT1s_eY94dXd4yJs4GHADejH0RW-RH_aVKR2HKmzL6z |
計量カップ
計量もできて、スリムで収納にも便利です。混ぜ合わせるときにも使えます。
＜商品情報・リンク＞
| 計量カップ（スリム） 110円（税込） |
| https://jp.daisonet.com/products/4994163286660 |
ガラス製の計量カップです。計りながら材料を混ぜ合わせられるので便利です。
＜商品情報・リンク＞
| 耐熱計量ガラスカップ２５０ｍＬ 110円（税込） |
| https://jp.daisonet.com/products/4550480053714?_pos=3&_sid=513267c27&_ss=r |
アロマオイル
ダイソーではアロマオイルも購入できます。このほか、ローズ、レモン、ユーカリなども。
＜商品情報・リンク＞
| アロマオイル（アソート）１０ｍＬ 110円（税込） |
| https://jp.daisonet.com/products/4550480462677?_pos=4&_sid=90ed3add9&_ss=r |
基本のルームスプレーの作り方
まずは、基本のレシピからご紹介。材料を合わせて混ぜるだけで簡単に作れます！
【材料】
・エタノール（無水エタノールまたは消毒用）
・精油（お好きなアロマオイル）
・精製水
・混ぜるもの（割りばしなど）
・計量カップ
・スプレー容器
【作り方】
- スプレー容器にエタノールを5mlほど入れます。
- 精油を30滴ほど加え、割りばしでよく混ぜます。
- 最後に精製水を45mlほど注ぎ、軽く振って混ぜれば完成！
※香りの強さは精油の量で調整可能です。
ルームスプレーのアレンジアイデア
余った香水を使ったルームスプレー
使わなくなった香水、眠っていませんか？実は、余った香水を使って簡単にルームスプレーが作れるんです。
香水には、香料の濃度によってさまざまな種類があります。ルームスプレーに向いているかどうかは、この濃度がポイント。濃度の種類によって、香りの強さや持続時間に違いが出ます。
ルームスプレーとして使う場合は、無水エタノールで薄めるのがおすすめ。オーデサントゥールのように、香料濃度が非常に低いか、まったくアルコールを含まないものなど、濃度によってはルームスプレーに向かないものもあります。
| 種類 | 香料濃度 | |
|---|---|---|
| Eau de senteur（オーデサントゥール） | 濃度1～3％の香水 | ルームフレグランスに適さない |
| Eau de cologne（オーデコロン） | 濃度3～5％の香水 | 無水エタノール不要 |
| Eau de toilette（オードトワレ） | 濃度5～10％の香水 | 無水エタノール不要 |
| Eau de parfum（オードパルファム） | 濃度5～10％の香水 | 無水エタノールで薄めたほうがよい |
| parfum（パルファム） | 濃度15～30％の香水 | 無水エタノールで薄めたほうがよい |
【材料】
・香水（オードパルファム）20ml
・無水エタノール 20ml
・精製水 40ml
・混ぜるもの（割りばしなど）
・計量カップ
・スプレー容器
【作り方】
- 無水エタノールと精製水を容器に入れ、よく混ぜる
- １に香水（オードパルファム）を入れる
- 2をしっかり混ぜ合わせたら完成
虫よけにもなる爽やかな香りのスプレー
アロマを使った虫よけです。人間にはよい香りでも虫には苦手な香りもあるそう。そのひとつがユーカリレモン。レモンのような爽やかな香りで昔から虫よけに使われている香りです。
肌の炎症にも効果が期待され、虫刺され対策にも。他にもレモングラス、シトロネラなどもおすすめです。
【材料】
・エタノール
・精油 ユーカリレモン
・精製水
・混ぜるもの（割りばしなど）
・計量カップ
・スプレー容器
消臭効果もあるハッカ油を使ったルームスプレー
スーッと清涼感のある香りで人気のハッカ油は、消臭にも効果的。トイレや靴、枕カバー、車内など、ニオイが気になる場所にひと吹きするだけで爽やかに。
天然成分なので、体にも優しく小さい子どもがいるおうちも安心です。
【材料】
・エタノール
・ハッカ油
・精製水
・混ぜるもの（割りばしなど）
・計量カップ
・スプレー容器
手作りルームスプレーの使用期限と保存方法
【使用期限】
防腐剤などが入っていないため、1〜2週間以内を目安に使い切りましょう。
【保存方法】
直射日光のあたる場所を避け、冷蔵庫などの冷暗所で保管します。小さい子どもやペットの手の届かない場所に置きましょう。
ルームスプレーを手作りするときの注意点
- ・使用前にパッチテストをしましょう。
・手作り化粧品の不特定多数への譲渡・販売は法律で禁止されています。
・お肌に合わない時にはすぐに使用を中止してください。
・小さい子どもやペットに向けてスプレーしないようにしましょう。
ルームスプレーの活用法
ルームスプレー以外にも活用方法があります。
アロマの特性によって、
・虫よけ
・除菌
・消臭
といった効果も期待できます。また、小さいスプレーボトルに入れれば持ち歩いていつでもどこでも香りでリフレッシュでき、お気に入りの香りを持ち歩けるのはうれしいですね。
気象病も香りで対策
最近よく耳にする「気象病」。気圧や湿度の変化で、自律神経が乱れやすくなり、頭痛やめまいなどの不調を感じる人が増えています。とくに梅雨など、季節の変わり目に体調を崩すという人は少なくありません。そんなときは、香りの力を借りてみてはいかがでしょうか。
【乱れた自律神経を鎮めてくれる香り】
・ラベンダー
・ゼラニウム
・スイートオレンジ
・ペパーミント
・ベルガモット
ルームスプレーとして香りを空間に広げたり、ハンカチやコットンに香りを含ませてリフレッシュするのも◎。
ルームスプレーは自分で作れる！
ルームスプレーは、好きな香りを混ぜるだけでできるので、初心者でも簡単。自作なら、自分だけのオリジナルな香りを楽しむこともできます。精製水がない場合は水道水や軟水のミネラルウォーターでもいいというのは手軽で嬉しいですね。
香りは、効能で選ぶのもいいですが、一番は好きな香りでリラックスできること。道具は家にあるものやダイソーで購入できるものもあります。気軽にチャレンジして、香りの力で、気分をアップしてみませんか。
