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Jul 29, 2023

プラ板で作る大人のハンドメイドアクセサリー |基本の作り方から応用編までご紹介

子供の頃にプラ板で遊んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。そんなプラ板が今、ハンドメイドアクセサリーの材料として注目を集めています。プラ板はテクニックいらずで可愛いアイテムを作れるのでハンドメイド初心者はもちろん、子どもも一緒に楽しむことができます。こちらの記事では材料も購入しやすく、オリジナルアイテムを作れるプラ板の基本的な加工方法やプラ板で作るアクセサリー作りのアイデアをお届けします。

「プラ板」が大人の趣味となって再熱

プラ板アクセサリー

 

1980年代から1990年代にかけて子供を中心に流行った「プラ板」。いま、そのプラ板を使用したハンドメイドアイテム作りが大人の間で再熱しています。まずはプラ板とは何か、プラ板はどこで購入できるのかという基本情報についてお届けします。

プラ板とは?

プラ板とはプラスチックの薄い板のことです。デザインを書き写し、専用カッターで切り取って加熱、冷して固めるというステップで加工します。アクセサリーをはじめ、色んなアイテムを作ることができます。

プラ板はどこで買える?

プラ板は100均やホームセンターなど身近なところで購入することができます。また、一部家電量販店でも購入が可能です。店舗に足を運ぶことが難しい場合、オンラインショップでの購入も可能です。

プラ板アイテムの作り方基本編

ここからはプラ板の基本の加工方法について解説します。必要なアイテムの紹介から、作業ステップごとに解説していくので、プラ板を使うのが初めてという人は参考にしてみてくださいね。

プラ板でアイテムを作る際に必要な材料・道具

プラ板のアイテム作りには以下のような材料・道具が必要です。

【材料】
プラ板、着色用の画材(油性ペン、パステル、クレヨン、色鉛筆など)、参考デザイン・イラスト

【道具】
プラスチック用のハサミやカッター、オーブントースター、アルミホイル、軍手、ヤスリ

【その他(アイテムによって揃える)】
穴あけパンチ、レジンなど加工アイテムアイテム、アクセサリーやキーホルダーのパーツ、雑誌やトレーなどプラ板を平らにするもの

絵・デザインをプラ板に描き、着色する

 

まずは好きなデザイン、イラストをスケッチブックなどに描いて、それをプラ板に書き写します。
プラ板は後に加熱するステップで1/4~1/6サイズまで縮みます。それを想定して下書きをするように注意しましょう。

プラ板をカットする

 

カットしたい形に沿って、ハサミの歯の奥を使うと切りやすいです。細かい部分は、少しずつ切り進めるのがきれいに仕上げるコツ。難しい形は無理をせず、部分ごとにカットしていくときれいに切れますよ。またハサミの先で切ってしまうと、カット部分のプラ板が割れやすくなるので注意しましょう。

オーブントースターで加熱する

 

カットしたプラ板をクッキングシートにのせて、予熱したオーブントースターで加熱します。あらかじめトースターを温めておき、クッキングシートにプラ板をのせて加熱します。数秒経つとプラ板が縮んでいくので、縮むのが止まったらトースターから取り出します。
加熱後、直ぐはプラ板が熱くなっているので、火傷をしないように軍手を使用して作業してください。

 

プラ板はどれくらい縮む?加熱時間はどれくらい?

プラ板の種類にもよりますが、元の1/4程度に縮みます。 厚みによって変わるため、購入前に確認してみましょう。また加熱時間は、厚さ0.2mmのプラ板の場合、600Wのオーブントースターで80秒程度。30秒ほどで縮み始めたらくるっと曲がってきますが、その後縮み終わるとだんだんと平らになるのを待ちましょう。熱しすぎると歪んでしまうので目を離さずに見ておきましょう。

熱いうちにプラ板を平らにする

熱して加工しやすくなったプラ板を平らにするために、トレーや雑誌などを使ってプレスします。取り出してそのまま置いておくと、曲がった状態で固まってしまうので注意しましょう。また、カーブを付けたい場合は、手などで丸みを付けるなどして変形させます。こちらの作業も、プラ板が熱いうちに行うので、火傷しないように軍手を着用して作業しましょう。

好みのアイテムに加工する

プラ板の熱が取れたら、最後に作りたいアイテムに合わせて加工をします。イヤリングやピアスのパーツの接着や、ストラップを通すなど、それぞれの加工が完了したらオリジナルアイテムの完成です。

【ポイント】プラ板アクセサリーの裏面処理

 

プラ板アイテムの仕上がりをさらに良くするために、裏面処理にもこだわりましょう。焼き上げた後形を整えたプラ板の裏側にアクリル絵の具の白色を塗っていきます。3度ほど重ね塗りすることで、ムラなくきれいな裏面に仕上がります。裏面に白を塗ることで、表から見たときに発色が良くきれいに見えるので最後まで丁寧に行いましょう。

プラ板で作るオリジナルアクセサリーのアイデア

ここまではプラ板の基本の加工方法について、ステップごとに紹介してきました。続いては、プラ板を使ったアクセサリーの具体的な作り方を、動画も交えながら解説します。

自分好みのデザイン・大きさのピアスを作ろう

 

プラ板なら自分好みのデザインや大きさのピアスを作れます。加熱加工で縮むことを踏まえて、 イメージ通りに仕上がるよう、デザインの下書きする際は大きさに注意しましょう。
【材料】
・プラ板
・下絵用の紙
・着色用の画材
・ピアスの金具
・ハサミ
・紙ヤスリ
・レジン
・クッキングシート
・レジン
・LEDライト(レジン硬化用)
・オーブントースター
【作り方】

  1. 紙にピアスの形の下絵を描き、その上にプラ板を置いてペンでなぞっていく。
  2. 下絵が完成したら、好みの着色画材を使って色を付けていく。 
  3. 着色できたらハサミで線の通りにカットする。 
  4. クッキングシートにカットしたプラ板をのせ、予熱したオーブントースターで縮み終わるまで加熱し、熱いうちに取り出し、平らに整える。
  5. プラ板の表面を紙ヤスリで削る。
  6. 表面にレジンを塗り、UVライトで固める。
  7. 接着剤でピアスの金具を付け、裏面にもレジン加工をしたら完成。

ヘアアレンジにぴったりのリボンアクセサリー


プラ板で作ったアイテムにヘアゴムをつければ、ヘアアクセサリーを作ることもできます。
【材料】
・プラ板
・下絵用の紙
・着色用の画材
・ヘアゴム
・はさみ
・紙ヤスリ
・アルミホイル(クッキングシートでも可)
・オーブントースター
【作り方】

  1. プラ板の表面をヤスリがけし、加工しやすいようにしておく。 
  2. 下絵用の紙にリボンの型を描き、プラ板をのせて描き写す。
  3. 書き写した線に沿ってカットする。
  4. 切り取ったデザインを好きな色に着色していく。
  5. リボンの本体パーツをアルミホイルにのせて、予熱したオーブントースターで加熱する。
  6.  縮み切ったら取り出して、熱いうちにリボンの形に曲げて形成する。
  7. リボンの結び目パーツをアルミホイルにのせて、オーブントースターで加熱する。
  8. ヘアゴムをリボンの本体パーツに添え、それを挟んで留めるように結び目パーツを巻きつけて完成。

プラ板アクセサリーの加工アイデア

プラ板は加熱することで柔らかくなり、自由に形を変形させることができます。また、レジンなどで加工することで質感の違った仕上がりにすることも可能です。こちらでは、プラ板を加工する際のアイデアについて紹介します。

プラ板で作る立体的で繊細な3Dデザイン

 

プラ板は熱することで変形することができるため、立体的なデザインを表現することもできます。熱によってカーブを表現することができるため、立体的でリアルな花を作ることも可能です。加熱して冷めるまで自由な形に変形させることができる、プラ板ならではのアイデアですね。

プラ板×レジンでより立体的でつやのある質感に

 

プラ板で作ったデザインに、レジンでぷっくり感をプラスすることで、立体的でツヤのある質感を楽しめます。大人っぽい上質なデザインのアクセサリーがお好きな人は、レジンを使用した加工がおすすめです。レジンもプラ板と同じく100均で購入することができるので、これまで使ったことがなくても気軽に手に入れられます。
また、レジンを硬化させる際は、LEDライトかUVライトが必要です。こちらも100均で購入できるので、レジンと一緒にチェックしてみてくださいね。

パステルを使用して模様デザインに挑戦

 

着色画材の1つ、パステルを使うことで、絵を描くだけでなく「べっ甲」のような模様を表現することもできます。パステルの黄色や山吹色、赤茶色、こげ茶色、黒色を使います。焼き上げるとより濃い色になり、リアルなべっ甲柄のアクセサリーが完成します。

プラ板でオリジナルアクセサリー作りを楽しもう

プラ板でオリジナルアクセサリー作り

 

手軽に材料を購入することができ、いろんなアイテムを作ることができるプラ板は、ハンドメイド初心者さんにおすすめの素材です。加工アイデアを取り入れると、よりレベルアップしたアイテムを作ることができるので、楽しみながら色んなプラ板アクセサリー作りにチャレンジしてみてくださいね。