両手が自由に使えるリュックはとても便利なアイテムです。生活動線や使用頻度に合わせてリュックを収納すると、使い勝手が良くなります。この記事では、リュックの収納アイディアを場所別に紹介。さらに、散らかりやすいリュックの中身をすっきり収納するコツも解説します。
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リュックを収納する際に押さえておきたいポイント3つ
まずはリュックを収納する際に押さえておきたい3つのポイントについて紹介します。以下のポイントを踏まえて、生活スタイルに合わせた収納方法を見つけましょう。
- 生活動線に合わせて収納する
- 重さやサイズに合わせて収納する
- 使用頻度に合わせて収納する
帰宅・外出時に通る場所や、子どもが収納しやすい場所など、生活動線に合わせて収納するとスムーズです。重い場合は置く、軽い場合は掛けるなどリュックの重さやサイズに合わせて収納すると型崩れを防げます。
毎日使うなら玄関やリビング、あまり使用しないのであればクローゼットと、使用頻度に合わせて収納するのもポイントです。
リュックの収納アイディア【玄関編】
次に玄関の収納アイディアを紹介します。棚や壁、シューズボックスなどを活用したさまざまな収納アイディアがあります。部屋の中に荷物を持ち込みたくない場合や、使用頻度の高いリュックにおすすめの収納方法です。
玄関扉にマグネットハンガーを取り付ける
玄関の扉にマグネット型のハンガーやフックを取り付けると、家の中まで持ち込まずに荷物が置けて、出かける際もスムーズに。折りたたみのフックタイプや、印鑑や鍵のような小物も置ける棚が付いたL字型フック、ハンガーなどがあります。
壁にフックを取り付ける
玄関のシューズボックス横などにあるちょっとしたスペースを活用したい人には、空いている壁にフックを取り付けるのがおすすめ。子ども・大人用で高さの違うフックを取り付けるとそれぞれが使いやすくて便利です。
シューズクローク・ボックスに置き場所を作る
シューズクロークやボックスの中にスペースを作って重さがあるリュックを置いたり、突っ張り棒などを使って掛けたりする収納方法。シューズボックスの扉にフックを付けて掛けると穴を開けずに取り付けられるので、賃貸の人にもおすすめです。
リュックの収納アイディア【リビング編】
続いてリビングでの収納アイディアの紹介です。リビングの広さを活かした収納方法や、スツールを使った置き型収納までセレクトしました。
ポールラックやハンガーラックを設置する
リビングの広さを活かしてポールラックやハンガーラックを設置し、そこに掛けるのもおすすめです。リュックだけではなく、コートや服、帽子などさまざまなものも掛けられる収納力の高さが魅力。家族分のリュックやコートなどを掛ければお出かけの際スムーズに準備ができるでしょう。
壁に棚や有孔ボードを設置する
リビングの壁を使ってリュックを掛ける収納方法。天井と床に突っ張り棒を立て、柱を作った間に棚やハンガーラックを設置するディアウォールや、有孔ボードにフックを付けるなどさまざまな方法があります。
ディアウォールは材料が揃えば簡単に設置ができ、直接壁に穴を開けないので賃貸住宅にもおすすめです。有孔ボードはインテリアショップやホームセンターで豊富なサイズが販売されています。壁に直接付けるフックよりも安定しやすく、重さのあるリュックも掛けられるでしょう。
スツールやワゴンを用意する
自分好みのスツールの上にリュックを置くと床へ直に置かなくて済むため、掃除の邪魔になりません。また、置くだけなので重さがあっても安心です。スツールだけではなく、キャスター付きのワゴンという選択肢もあります。
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リュックの収納アイディア【クローゼット編】
クローゼットでのリュックの収納アイディアを紹介します。クローゼットでは高さによって収納方法を変えるのがポイントです。どれも簡単にできるものなので、ぜひ取り入れてみてください。
(上段)ブックスタンドや衣装ケースで仕切る
ブックスタンドを仕切りとして使うことでリュックの形をキープし、すっきり収納できます。衣装ケースは、使用頻度の低いリュックを入れるのに良いでしょう。
プラスチック製のものでも良いですが、布製のものであれば傷が付きにくく軽いので、手軽に取り出せます。すっきりと見せたい収納にも向いています。
(中段)S字フックやバッグハンガーで吊るす
ポールが付いているクローゼットであれば、S字フックやバックハンガーを使って収納します。S字フックに掛けることで、使用頻度の高いリュックの出し入れが簡単に。
バックハンガーは縦にフックが連なっているものや、ラック状のものなど種類が豊富です。手持ちのリュックの数や大きさでどれを使うか決めましょう。
(下段)キャスター付きラックを設置する
下段に収納したい場合には、キャスター付きラックを設置するのがおすすめです。低い場所にはほこりが溜まりやすく掃除が欠かせません。しかしキャスター付きラックならスムーズに動かせるため、掃除の負担にもならないでしょう。またリュックをそのまま置けるので、重い時や型崩れを防ぐのにもぴったりです。
リュックの中身をすっきり収納するコツ
リュックにはいろいろなものが入れられて便利な反面、荷物が多いと散らかってしまうことも。ここでは、リュックの中身をすっきりさせる収納のコツを紹介します。
バッグインバッグやポーチを活用する
リュックの中で荷物がすっきり見えるように、小物はバックインバックやポーチに入れるなどの工夫をしましょう。中にはリュック用にぴったりな縦型のバックインバックも販売されています。ポケットや仕切りが少ないリュックには嬉しいアイテムです。
ポーチには化粧品や筆記用具、ガジェット系など利用シーン別で分けて入れるのがおすすめ。まとめておくことでリュックの中を整頓でき、小物も探しやすくなります。
荷物を立てて収納する
荷物を立てて収納するのもコツのひとつです。上下に重ねてしまうと下に置いたものが何かわかりにくくなります。
背に触れる部分から順に高さが低くなるように収納することで、リュックを開けた際にどこに何があるのかすぐにわかり、取り出しやすくなります。立てて入れると、取り出した後に再度収納する位置もわかりやすいでしょう。
ポケットが多いリュックを選ぶ
リュックを選ぶ際、ポケットが多く備わったリュックを選ぶのもポイント。ポケットが多ければ、すぐに取り出せるものを増やせます。よく使うものや、すぐに取り出したいものはポケットに入れておくのがおすすめです。新しくリュックを購入する際はポケットの多さも重視してみましょう。
【素材別】長期間リュックを収納する際のポイント
長期間愛用していくためには、リュックの素材を考慮してお手入れし、収納することが大切です。最後に、長期間リュックを収納する際のポイントを素材別に解説します。
革製のリュック|専用クリームを塗り袋に収納
革製のリュックは乾燥によるひび割れを防ぐ必要があります。乾いた布で汚れを取った後、専用のクリームを塗って袋に収納しましょう。収納する袋は、購入した際に入っていたものや不織布のものがおすすめです。
キャンバス地のリュック|乾燥剤を入れて収納
キャンバス地は天然素材で湿気に弱いので、乾燥剤を入れ通気性の良い場所での収納が必要です。
気になる汚れがあれば、蛍光漂白剤の入っていない中性洗剤で部分的に洗いましょう。洗剤が染みこんだやわらかな布で、汚れを落とします。この時トントンと染みこませるように叩くのがコツ。最後に、しっかり絞った布で拭きとって完了です。
塩化ビニール製|湿らせた布で汚れを落として収納
塩化ビニール製は、水に濡らして固く絞った布で優しく汚れを落とし、しっかり乾燥させてから袋に入れて収納します。乾いた布を使用すると、傷が付く可能性があるので避けてください。
収納袋は革製同様、購入時のものか、不織布のものを使います。型崩れを防ぐため、中に新聞紙を丸めたものを詰めてから収納しましょう。
リュックの収納を見直して快適な住まいを保とう
リュックの収納には、家の場所によってさまざまな方法があります。今回紹介したアイディアを参考に、生活動線を考慮した使いやすい収納方法を見つけてくださいね。また、リュックの中もポーチなどを使って整理整頓し、快適な毎日を過ごしていきましょう。