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Mar 31, 2020

リビングを広く見せるための5つのコツとおすすめアイテム

広いリビングには誰もが憧れを抱くものですが、金銭的な問題も絡んでくるのでそう簡単に実現できるものではありません。「どうせウチのリビングは狭いし…」と最初から諦めている方も多いのではないでしょうか。

しかし、リビングはほんの少しの工夫で実際よりも広く見せることが可能なのです。誰でも簡単にできるテクニックなのでこれを活用しない手はありません。

この記事ではその「リビングを広く見せるテクニック」を紹介します。あなた自身でリビングのレイアウトを考える際に必要な心構えや、リビングを広く見せるおすすめアイテムも紹介します。ぜひ参考にしてください。

リビングを広く見せるための心構え

 

具体的なリビングを広く見せるテクニックの解説の前に、「広く見えるリビング」を作る上で絶対に意識しておくべき心構えを2つ覚えておきましょう。その2つのポイントとは「開放感」と「余白」です。

 

細かいテクニックは数ありますが、そのほとんどが「開放感」と「余白」を作ることに繋がってきます。ですからあなた自身でレイアウトを考える際に、この2つのポイントを意識しておくことは非常に重要です。

 

逆の言い方をすれば、「圧迫感」があり「ごちゃごちゃした部屋」は絶対にNGということです。物が多くごちゃごちゃした部屋でもおしゃれなインテリアは可能ですが、リビングを広く見せるためには真逆の方向性となってしまいます。

 

繰り返しになりますが、あくまでリビングを広く見せるためには「開放感」と「余白」、この2つのポイントを必ず意識してください。

リビングを広く見せる5つのテクニック

 

ここからはリビングを広く見せるための具体的な方法を解説します。そのテクニックを5つに分けて紹介しますので、できる限りあなたの部屋に取り入れてみてください。

背の低い家具で圧迫感を軽減する

今住んでいる家の床面積自体を変えることはできません。同じ床面積のリビングを広く見せるためには、圧迫感を軽減することが大切です。

 

圧迫感を軽減する効果が大きいテクニックとして「背の低い家具を配置する」方法がおすすめです。背の低い家具を配置することによってリビングの空間に余白が生まれるため、圧迫感を感じないすっきり広々したリビングに見せることができるのです。

 

背の高い家具は収納力が高い上に床面積をあまり使わないため便利なのですが、「リビングを広く見せたい」という観点で考えるとおすすめはできません。できる限りあなたの目線より背が低い家具を選ぶようにしましょう。

 

また、圧迫感を軽減するという意味では家具のフレームが細いものを選ぶのも有効です。

床の余白をなるべく多くする

床の余白を多くすることも有効なテクニックです。そもそも「床の余白の多さ=リビングの広さ」に繋がるので当然といえば当然ですが、インテリアを考える際に意識しているかどうかで結果はだいぶ変わってくるものです。

 

例えば全く同じ家具をリビングに入れるとしても、配置の仕方で床の余白が多く見えたり少なく見えたりします。レイアウトをイメージしながら家具選びをすることが重要です。

「人が動きやすいリビング」「風通しのよさそうなリビング」というイメージを持ってレイアウトすれば成功に近づくでしょう。

 

また、床にカーペットやラグを敷くとおしゃれ感を演出できますが、一方で床の余白を減らしてしまうことにも繋がります。特に派手な色のラグ等はリビングに圧迫感を生み出してしまいます。

 

どうしてもカーペットやラグを敷きたい場合には、できる限り主張の少ない色ものを選ぶようにしましょう。

明るい膨張色メインの色使いを意識する

黒を基調としたインテリアは大人っぽくクールなイメージがあり、憧れる方も多いと思います。しかし、「リビングを広く見せたい」という希望からすると逆効果です。

意識すべきは「膨張色」と「収縮色」です。

 

黒系統の色は「収縮色」であるため、部屋全体が引き締まって収縮して見える効果があります。したがって黒基調のリビングは実際よりも狭く見えてしまうのです。

 

一方、白やベージュ系統の色は「膨張色」であり、部屋全体を大きく膨らんで見せる効果があります。したがって膨張色を基調としたリビング作りをすれば、実際以上に広く見せることができるのです。

 

「どうしても黒系のシックな色を楽しみたい」という方は、雑貨や小物などでワンポイントの色使いを楽しむことを考えましょう。

「抜け」のあるレイアウトを作る

「抜け」と言われてもピンとこない方も多いと思いますが、簡単に言うと「視界の通りが良いリビングを作る」とイメージしてください。リビングの入口から奥を見たときに、視界が通るリビングは実際よりも広く見えるものです。

 

一例として、リビングの入口から奥に向かって家具を置かない、通路のような細長いスペースを確保することで「抜け」のあるリビングを実現することができます。一貫した余白を作ることで床面積が長く見え、すっきり広いリビングに見えるという効果が期待できます。

 

視界の抜けを意識するという意味で、フレームタイプで裏の景色が見えるような家具を選ぶという方法もおすすめです。こちらも「抜け」の効果で広々としたリビングを演出することができます。

 

加えて遠近法を使って「抜け」を作る方法です。リビングの入口から奥に向かって、背の高い家具を手前に配置し、背の低い家具を奥に配置するのがポイントです。それによって奥行があるリビングに見えるため、狭いリビングが実際以上に広く見える効果があるのです。

窓の開放感を最大限活用する

リビングにはたいてい大きな窓があるはずです。開放感があるリビングは広く見えるため、この「窓の開放感」を最大限利用することを意識してください。

 

最も意識すべきは、窓をフルに使うということ。窓の前に家具を置いてしまってはせっかくの開放感が台無しになってしまいます。リビングに日光を最大限取り入れるようにしましょう。

 

レイアウトの関係上どうしても窓の前に物を配置したい場合には、できるだけ窓の端に配置するようにしましょう。中心にドカっと家具を配置すると圧迫感があり、リビングが狭く見えてしまいます。

リビングを広く見せるためのおすすめアイテム

リビングを広くみせるには、置くアイテムにも気を配る必要があります。リビングのポイントやアクセントになる、おすすめのアイテムを紹介します。

鏡を利用して部屋を広く見せるのは常套手段とも言えます。飲食店などでこのテクニックに騙された経験がある方も多いのではないでしょうか。また、美容室は鏡がたくさんあるため実際以上に広く見えるものです。そのテクニックをあなたのリビングにも活用しましょう。

 

BW-397NA ナチュラル 鏡面

 

Amazon|BW-397NA ナチュラル 鏡面

出典:Amazon

 

壁掛け立てタイプのミラーは、縦180cmとワイドサイズ。背の高い女性でも、きちんと全身を映すことができます。裏側には転倒防止の紐がついている上、万が一割れても飛び散りにくいガラスを使用。安全面も安心です。

Natural House W-4050 B ウォールミラー

 

Amazon|Natural House W-4050 B ウォールミラー

 

出典:Amazon

 

こちらはオーソドックスな壁掛けタイプの大型ミラーです。スペースが確保できるのであれば、大きな鏡をリビングに配置したほうが広く見せる効果が期待できます。

アジアン 壁掛けミラー 鏡 M042SKA

 

Amazon|アジアン 壁掛けミラー 鏡 M042SKA

 

出典:Amazon

 

リビングにそこまで大きな鏡を配置するスペースがない場合には、上の画像のような少し小ぶりな壁掛けタイプのミラーを活用しましょう。これだけの大きさでも十分リビングを広く見せる効果があります。

 

場所を取らないのでどのような部屋でも使えますし、オシャレ小物としてインテリア効果も抜群です。

【タイルSilver】ミラー ウォール ステッカー 割れない鏡 [ミラー]

 

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出典:Amazon

 

ステッカータイプのミラーはデザインを自由自在に組めるのでおすすめです。タテヨコナナメなど、あなたのリビングに合わせて貼り方を工夫しましょう。ちょっとした空きスペースを活用できるのもうれしいですよね。

アンティークの窓枠

窓はリビングに開放感を与え、より広く見せる効果があります。でも部屋のタイプによっては窓が少ないリビングも多いでしょう。そこで使えるアイテムが「アンティークの窓枠」などのフェイク窓です。

 

フェイク窓を飾ることで、実際に窓はなくても開放感のある部屋に見えてくるのが不思議です。値段も手頃ですし、簡単に実現できるテクニックなのでぜひ取り入れてみてください。

PL ウォールディスプレイ アンティーク調

Amazon|PL ウォールディスプレイ アンティーク調

出典:Amazon

 

こちらはフェイク窓タイプのミラーです。先ほどの「ミラーで奥行きのある部屋に見せる」というテクニックとの複合効果が期待できます。

 

この商品は元々窓枠とミラーがセットになっていますが、ただのミラーを窓枠で囲うだけで自作で作ることも可能です。

ディスプレイラック 木製 (ブルー(02))

 

Amazon|ディスプレイラック 木製 (ブルー(02))

出典:Amazon

 

こちらは単に木枠のみのタイプのフェイク窓です。アンティーク感がおしゃれですし、ディスプレイ置きとしても使えるので実用性が高いです。

 

窓枠の裏にポスターや外の風景のステッカーなどを貼るのも面白いアイデアです。裏にミラーを配置するのもいいでしょう。できるだけ本物の窓っぽく見せるのがリビングを広く見せるコツです。

ステンド グラス 1145x636mm

 

Amazon|ステンドグラス

出典:Amazon

 

ステンドグラスタイプのフェイク窓もおすすめのアイテムです。すりガラスになっているため、裏に風景や夜景のポスターを貼ってもボケて見えるため、より本物っぽく見せる効果があります。

 

ハンドメイドの商品も多数売られていますし、実際のアンティーク物を買うにしてもそこまで値は張りません。ぜひ一度商品を調べてみることをおすすめします。

ボーダー柄カーテン

ボーダー柄は横に広く見えるという特徴があります。よく「ぽっちゃりの人はボーダーを着てはいけない」と言われるのも、より横幅が広く見えてしまうためです。その効果をリビングに取り入れるには、ボーダー柄のカーテンを使うのがベストでしょう。

 

Topfinel レースカーテン

Amazon|Topfinel レースカーテン

出典:Amazon

 

このように太いタイプのボーダー柄の場合、暗めの色を選択すると圧迫感が出てしまいます。できるだけ薄い柄のボーダーを選ぶようにしましょう。ボーダー柄のカーテンは優しくカジュアルな雰囲気のリビング作りに向いていると言えるでしょう。

ストライプ柄カーテン

先ほどのボーダー柄と違い、ストライプ柄のカーテンは「部屋を縦長に見せる効果」が期待できます。

 

天井が高く見えるため、部屋全体の余白が広くなったような、すっきりとした印象のリビングにすることができます。ボーダー柄とストライプ柄のカーテンはあなたの好みで使い分けると良いでしょう。

【カーテンくれない]】爽やかストライプ遮光カーテン

 

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出典:Amazon

 

ストライプ柄のカーテンは幅広のストライプより細いストライプ柄の方が縦長効果が期待できます。

 

ボーダー柄だと少しカジュアルな雰囲気の部屋になりますが、ストライプ柄はシャープで洗練されたイメージを与えることができるため、大人っぽい雰囲気のリビングを作りたい方におすすめのアイテムです。

リビングを広く見せて開放感のある暮らしを

 

ここまでリビングを広く見せるためのテクニックを解説してきましたが、参考になりましたか?

 

リビングのタイプはその物件ごとに様々なので、テクニックをそのまま活用できない方も多いかもしれません。その場合には最初に説明した「開放感」と「余白」を意識してレイアウトを考えれば失敗は少ないはずです。色使いは膨張色をメインに考えて、黒系の収縮色はできるだけ避けましょう。

 

後半に紹介したミラーやフェイク窓、ボーダー柄やストライプ柄のカーテンなど、アイテム単位でもリビングを広く見せる工夫はできます。おしゃれさと広く見せる効果が両方期待できるアイテムは数多くあるので、是非一度調べてみてください。

 

リビングは生活の中心となる部屋です。広いリビングに住むことができなくても、ちょっとした工夫で少しでもリビングを広く見せる工夫をしましょう。それだけであなたの心にも開放感が生まれ、よりリラックスした毎日を送れるようになることでしょう。