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Mar 25, 2023

【4月の花】花屋が教える、心ときめく始まりの季節におすすめの花と飾り方|くらしの花図鑑

4月に飾りたいお花Best5

4月の代表的な花といえば「ガーベラ」「桜」「マーガレット」「シャクヤク」「ライラック」「カラー」「カーネーション」「オーニソガラム」「マトリカリア」「ニゲラ」「レースフラワー」「スノーボール」などです。
その中でも新生活スタートにぴったりな、飾ると前向きになれるお花を紹介します。

1:ガーベラ

入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★✩✩✩✩
誰もが思い浮かべる王道のお花
通年出回りのある王道のお花、ガーベラ。
特に3〜5月に多くの品種が出回ります。
普遍的。だけど揺るがないそのかわいらしさに、長年愛されてきた理由があるのだなと納得です。
ガーベラの花言葉は「希望」
ガーベラの花言葉は「希望」です。
新生活が始まる4月にぴったりの、前向きな気持ちになれる花言葉です。
「希望」以外にも、「前進」「光に満ちた」など、ポジティブな花言葉を持っています。
色々な生け方を楽しめる、実は奥が深いお花
一輪で生けてもよし、複数本で同じ色の花を纏めても、違う色同士で生けてもよし。
茎も長めでも短めでもかわいらしく生けることができます。
他の花との相性も非常に良いので、いろいろな飾り方を楽しんでみてくださいね。

2:桜

入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★✩✩✩✩
おうちでも桜を楽しめる
1月にも紹介した桜。楽しめるのは、いよいよ今月が最後です。
4月といえばお花見の時期ですが、おうちでも桜を楽しめたら嬉しいですよね。
啓翁桜は4月初旬まで、吉野桜は中旬まで
最も流通が多い啓翁桜(けいおうざくら)の出回りは4月の初旬まで。
透明感のある、ピンクで小ぶりの花がかわいい桜です。
啓翁桜よりも長めに出回る吉野桜は、少し大ぶりの白っぽいお花が特徴です。
吉野桜以外にも、彼岸桜、東海桜などの品種もあるので、違いを楽しんでみてくださいね。
外に咲く桜とはまた違った美しさ
切花の桜は、つぼみから花開くまでの過程を身近にじっくり楽しむことができるので、外に咲く桜とはまた違った幸せを届けてくれます。
お花見の桜と品種も違うので、見比べながらそれぞれの美しさを味わえます。

3:マーガレット

入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★★✩✩✩
白と黄色の可憐でかわいいお花
白と黄色のコントラストがかわいらしい、春を感じるマーガレット。
かわいらしさの中にも、花びらの美しい白色にすっと背筋が伸びます。
マーガレットだけをたくさん生けるとかわいい
繊細な細い茎に、ゆらゆら揺れる可憐な花。
枝分かれして咲くお花なので、高さを揃えず、ざっくりたくさん生けることでそのかわいさが引き立ちます。
新鮮さを見極めるポイント
マーガレットを選ぶときは、葉っぱがシャキッとしているお花を選びましょう。
マーガレットは水をよく吸うので、家で飾る際には、ある程度葉っぱとつぼみを取ることで長くお花を楽しむことができます。

4:シャクヤク

入手しやすさ ★★★★✩
長持ち度   ★★★★✩
ドライ向き  ★★★✩✩
圧巻のボリュームと美しい花姿
「立てばシャクヤク、座ればボタン」と例えられるほど、美しさの代名詞のようなお花。
ドレスのような圧巻のボリュームと美しさに、毎年飾るたびに感動してしまいます。
咲く過程と、香りを楽しもう
小さなつぼみからは想像がつかないほど、豪華で大きな花を咲かせるシャクヤク。
少しずつ花が開いて大きくなっていく過程を見ていると、すごくワクワクするんです!
また、咲いた後の豊かな香りも相まって、とっても幸せな気持ちに。
購入時は少しやわらかく、開きかけの蕾がおすすめ
花がひらく過程を楽しめるのが、シャクヤクの一番の醍醐味。
お花屋さんで購入するときには、カチカチに固まったつぼみよりも、少しゆるんだ開きかけのつぼみを選ぶと良いでしょう。

5:ライラック

入手しやすさ ★★★✩✩
長持ち度   ★★★✩✩
ドライ向き  ★✩✩✩✩
大人っぽい色・たわわに咲く小花が魅力的なお花
小さな花が集まり、たわわに咲くボリュームのあるお花。
シャクヤクとはまた違った豪華さです。
カラーバリエーションも大人っぽい色が多いので、ちょっとリッチな気持ちになれます。
芳醇で甘い香りは、アロマにも活用されるほど
ライラックは、やさしくて甘い香りも特徴です。
心を落ち着かせる作用があることから、アロマや香水に使われるほど。
香りの希少価値が高く、切花では新鮮な状態の時に香る程度なので、良い香りのするライラックに出会えたら、とてもラッキーです!
バラやリキュウソウと一緒に生けるとエレガントに
エレガント・ラグジュアリーな雰囲気のあるライラックは、バラとの相性がぴったり。
リキュウソウのような動きのあるグリーンも入れることで、とても素敵に生けることができます。

4月のお花に合わせたい、おすすめのグリーン

タラスピ

別名グンバイナズナ。この季節に外でよく見かけるナズナの仲間です。
小さな丸い葉がとてもかわいらしく、ぐっと春っぽさを出してくれます。

レースフラワー

グリーンではありませんが、春のお花にぜひ合わせてほしい名脇役がレースフラワー。
メインのお花に一輪添えるだけで表情ががらっと変わります。
白い花かんむりを思い出させるような、繊細で、少女心をくすぐるお花です。

アイビー

観葉植物や鉢植えでよく見かけるアイビーですが、切花も通年出回りのあるポピュラーなグリーンです。
アイビーは、特有の葉っぱの形がかわいい!
短めでも、長く垂らすように使ってもかわいい万能さんです。

ローズゼラニウム

なんと言っても香りが良いのがローズゼラニウム。
あまりにも良い香りなので、単体で買って帰りそうになるほど。
うぶ毛の生えた柔らかめの質感と、フリル感のある葉っぱの形が春のお花にぴったりマッチします。

フローリストが考える自宅に飾る際のポイント

①短めガーベラ+アイビー

ガーベラとアイビーを短めに飾ると、キュートな印象になります。
ころんとした小さな花瓶に生けてもよし、後ほど紹介するバスケットから溢れるように生けてもかわいくなります。

②マーガレット+ローズゼラニウム

マーガレットの葉の形はとてもかわいいのですが、花を長持ちさせるためにある程度取り除く必要があります。
グリーンが物足りないなと思う方にはローズゼラニウムがおすすめ。マーガレットの葉の形が似ているので、とても自然な組み合わせになるんです。

③ガーベラ+マーガレットでキュートに

花の形が似ているガーベラとマーガレットもよく合う組み合わせ。
一輪ずつささやかに生けてもかわいいですし、2〜3輪ずつ量感を出して生けるのもかわいくなります。

④シャクヤク+ライラックでゴージャスに

これでもかというほど華やかな組み合わせが叶うのが、シャクヤクとライラックの組み合わせ。
生けるときは、重めの花瓶がよく合います。

4月のお花におすすめの花瓶

お花見やピクニックが楽しい季節は、花を生けるときにもピクニック気分を楽しめる花瓶や生け方を楽しんでみてください
ランチボックス
バスケットタイプのランチボックスは、4月の花生けにぴったり。
蓋を開けたバスケットの中に、水を入れたグラスや紙コップをいくつか並べてお花を生けてみましょう。
いろいろな種類のお花を混ぜて生けると、お花畑感が出てとってもかわいらしくなります。
紅茶の缶、クッキー缶
ちょっとおしゃれな紅茶やクッキーの缶を花瓶にするのもとてもかわいいんです。
そのまま水を入れると錆びてしまうので、こちらも中に紙コップや小さめのグラスなどを入れて生けると良いですよ。
ささやかにお花を生けたい時はこちらがおすすめ。

4月のお花に合わせたい小物

テーブルクロス
先述したランチボックスに合わせて、飾る場所にかわいいテーブルクロスも敷くことで、よりピクニック感が増し、ワクワクします。
おちょこ
4月は、外にもかわいい野草がたくさん。
こんなにも外にお花が咲くのも今の時期だけです。せっかくなので、一緒に楽しんじゃいましょう。
おちょこなどの小さい器は、小ぶりな野草を生けるのにぴったり。
いつもの花瓶の脇に添えるだけで、今しかできない花生けが叶います。

新しい生活がスタートする4月。晴れやかに、ワクワクしながら進もう。

4月は、新生活をスタートされる方も多いのではないでしょうか。
新しい毎日が始まるワクワク感。花も外にたくさん咲き誇り、希望がいっぱいのワクワク感。
そのときめきで選んだお花はきっと、毎日を晴れやかにしてくれるはず。
花とともに、とびきり素敵な春をお過ごしください!

花と緑をこよなく愛するお花屋さん。 日々の暮らしがちょっぴりハッピーになるような、花や緑との関わり方をお届けします。

花屋WAKAflower(わかフラワー)