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May 18, 2022

インスタで大人気の山本了子さん直伝!頑張りすぎない簡単オシャレなピクニック弁当レシピ

初夏のような陽気を感じることも増えてきた今日このごろ。ピクニックが楽しい季節がやってきました。SNSでは「#おしゃピク」なんてハッシュタグも上昇傾向。せっかく行くなら、ちょっと手の込んだお弁当やスタイリングを用意してみたいですよね。

とはいえ、早起きして料理するだけでも大変な作業。映えるお弁当を作りたいけど、できるだけ簡単に作りたい!そんなご要望を叶えるべく、今回はInstagramやメディアでお弁当レシピが大人気の山本了子さんのご自宅を直撃。簡単なのに家族や友達に褒められちゃうお弁当と、「#おしゃピク」のトレンドについて教えてもらいました。

MOKUJI

教えてくれるのはお弁当のプロ・山本了子さん

 

フリーランスPR・ディレクター。ママや子どもからの目線で家族の気持ちに寄り添うPRや雑誌・広告のスタイリングも手掛けるなど多彩な分野で活躍。その傍らSNSやブログで簡単お料理レシピやお弁当レシピを発信する男児2人の母。Instagram

今の季節こそ楽しみたいピクニック♩

 

「最近は都心でも地方でも、大人も子どもも楽しめる大型総合公園が人気ですね。芝生の広場だけでなくアスレチックがあったり、公園のそばでキャンプやバーベキューができたり。子どもを自由に遊ばせながら、大人も楽しめるのが嬉しいところ。
地方にも再開発などでそういった公園が増えているので、旅行がてら行ける場所が多いので助かります」

 

近頃のアウトドア需要を受け、たかが公園というだけでない場所も多く、思い出に残りそうなスポットもたくさんあるんだそう。

「#おしゃピク」だからって早起き準備は不要

 

「私はインスタでお弁当レシピを発信しているんですが、保存数やビュー数が多いのは手軽で可愛い時短おかずばかり。飾り切りしたお野菜などを詰めているお弁当より、手間をかけないアイデア力のあるおかずが人気ですね

山本さん考案!頑張りすぎないオシャレ&美味なお弁当レシピ

 

山本さんが考案してくれた、簡単なのに家族や友達に褒められる「#おしゃピク」弁当レシピをご紹介。
どれもアレンジが効きやすくて、すぐ試せること間違いなし!

【おかず①】揚げずにカンタン!甘酢あんレンコン入り団子

【材料(3〜4人分)

豚ひき肉:300g

レンコン:120g

水溶き片栗粉:水と片栗粉を小さじ2ずつ

(A)

塩:小さじ1/4

ごま油:小さじ2

卵:1個

生姜すりおろし:小さじ1/2

片栗粉:大さじ2

酒:大さじ1

(B)

甜菜糖・酒・しょう油:各大さじ2

酢:大さじ4

水:大さじ1

【作り方】

1.レンコンを細かく切って水にさらし、しばらく置いて水をしっかり切る

2.ボウルに豚ひき肉・1・(A)を入れて混ぜる

3.2を均等の大きさに丸め、片栗粉(分量外)を全体に振るう

4.フライパンに油大さじ1(分量外)を引いて、中火で3の片面に焼き色がついたら裏返し、フタをして弱火で約3分加熱

5.フタを開け余分な油をふき取り(B)の調味料を入れる

6.煮詰まってきたら火を止め、水溶き片栗粉を入れて餡を絡めたら完成

【ポイント】

 

フタをして加熱することで、火の通りを早くして時短。サイズを小さくするとさらに火の通りが早くなります。

 

「肉団子といえば、冷めても美味しく食べられるお弁当の大定番。でも揚げるのが面倒という声も多いので、焼くことで油分カットできる健康的なレシピに。レンコンのシャキシャキ感とさっぱり味の甘酢が食欲をそそります」

【おかず②】パン粉不要!カレーコロッケ春巻き

【材料(3〜4人分)

玉ねぎ:1/2(50g程度)

じゃがいも:2個(350g程度)

合い挽き肉:120g

バター:15g

春巻きの皮:10枚

揚げ油:適量

(A)

塩・コショウ:小さじ1/2

砂糖:ひとつまみ

カレー粉:小さじ1

【作り方】

1.みじん切りにした玉ねぎをフライパンでバターで炒めて、しんなりしてきたら合い挽き肉を入れてさらに炒める

2.じゃがいもは600Wの電子レンジで4分チン。ひっくり返してまた4分加熱し、竹串がすーっと刺さったら皮をむいてマッシュ

3.ボウルに1と2を入れて(A)と混ぜ合わせて冷ます

4.春巻きの皮を半分にカットし、具材を入れて巻く

5.160度に熱した油でゆっくりと4を揚げたら完成

【作り方のポイント】

 

巻くときは三角形にカットした春巻きの皮の両サイドを中に折り込みます。具がズレづらいので、普通の春巻きより巻きやすいです。

 

「コロッケは衣を春巻きにすると、パン粉をつける手間をカットできます。皮を半分に切ることで、お弁当にちょうどいいミニサイズになります。中身はカレーコロッケなので、大人も子どもも食べごたえ十分!」

【おかず③】優しい酸味がヤミつき♩ズッキーニの梅おかか和え

【材料(3〜4人分)

ズッキーニ:1本

梅干し:2個

(A)

おかか:1パック

しょう油:小さじ1

白ごま:大さじ1

【作り方】

1.ズッキーニを4mm幅でカットし、600Wの電子レンジで2分半チン。氷水で冷ましたら水気をしっかり切る

2.並行して梅干しを叩いておく

3.ボウルに1と2を入れて(A)と和えたら完成

【作り方のポイント】

 

氷水に入れて冷やすことで、ズッキーニの鮮やかな色が残りやすくなり、見た目が華やかになります。

 

「ついついカロリーが高くなりがちなお弁当。副菜でしっかり野菜も摂りましょう。レンチンして和えるだけの簡単さで、お子さんも食べやすい和風の味付けです!」

【おかず④】紫キャベツのスイチリマリネ

【材料(3〜4人分)

紫キャベツ:1/8(100g程度)

クルミ:10g

(A)

スイートチリ:小さじ2

ナンプラー・ごま油・酢:各小さじ1

【作り方】

1.紫キャベツを千切りし、ボウルに入れて塩(分量外)を振って水分を出す

2.クルミを口当たりのいい大きさに刻む

3.1の水気を切り、2と(A)を入れて和えたら完成

【作り方のポイント】

 

スイートチリはとろみがあるので、しっかり和えましょう。そうすることで、味の染み込みも良くなります。

 

お弁当の彩り担当にピッタリな紫キャベツ。みんな大好きなスイートチリ味にすることで、アジアンテイストなアクセントをプラスしました

【おかず⑤】断面萌え♡明太子入りだし巻き卵

【材料(3〜4人分)

卵:2個

明太子:20g

(A)

白だし・水:各小さじ1 

【作り方】

1.卵と(A)をボウルに入れてよくかき混ぜる

2.卵焼き機に油(分量外)を引いて卵液の1/3を流し入れ、明太子を端にのせて、包んで巻いていく

3.残りの卵液を2回に分けて入れて巻いたら完成

【作り方のポイント】

 

明太子が入っても、巻きづらさは意外と感じないはず。むしろ太さが出るので、安定して巻きやすいかも?端から転がすように巻いていきましょう。

 

こちらもお弁当の定番、だし巻き卵。せっかくのピクニックなら明太子も入れて、見た目も味もゴージャスにしてみませんか?

【ごはん】お弁当の新定番⁉︎韓国風キンパ

【材料(3〜4人分)

ニンジン:50g 

ほうれん草:2束

牛肉うす切り:100g

たくあん:30g

海苔:2枚

ご飯:500g

(A)

ごま油:小さじ1

塩:適量

鶏ガラ:小さじ1/2

(B)

ごま油:大さじ1

塩:適量

(C)

酒:小さじ2

甜菜糖:大さじ1

しょう油:大さじ1/2

コチジャン・ニンニクすりおろし:各小さじ1/2 

ごま油:小さじ1 

(D)

ごま油:小さじ2 

いりごま:大さじ1 

塩:小さじ1/2

【作り方】

1.ほうれん草をざく切りにし、600Wの電子レンジで1分チン。水でさらして水気を切って(A)を入れて和える

2.ニンジンを千切りにして(B)と一緒に炒める

3.牛肉のうすぎりは、フライパンにごま油を引いて(C)と炒める

4.たくあんを千切りにする

5.ご飯を(D)と一緒に混ぜ合わせて、冷ましておく

6.巻きすで海苔の上に5を敷き詰め、1〜4の具材をのせて巻き、しばらく寝かして食べやすい大きさにカットしたら完成

【作り方のポイント】

 

巻くときは端からしっかり力を入れましょう。ぎゅっと巻いておくと、お弁当箱の中で型崩れしづらくなります。

 

「ここ数年の韓国ブームで、一気に人気急上昇中のキンパ。おにぎりを何種類も持っていかなくても、いろんな具をこれひとつで楽しめるのが嬉しいポイントです」

【デザート】ゼラチンと缶詰だけ!簡単みかんゼリー

【材料(3〜4人分)

みかんの缶詰め:1缶

ゼラチン:5g

お湯:50ml

【作り方】

1.缶詰のみかんと汁を分けておく

2.汁を耐熱ボウルに入れてラップをして、600Wの電子レンジで1分チン

3.ゼラチンはお湯でしっかり溶かす

4.1〜3を混ぜ合わせたら容器に移し、冷蔵庫で冷やして固めたら完成

【作り方のポイント】

 

いつもは捨ててしまう缶のシロップを有効活用。鍋を使わずレンジで加熱なので、ほとんど手間いらずです。

 

「美味しいごはんの後は、涼しげなみかんゼリーはいかが?缶詰をゼラチンで固めるだけの簡単メニューなのに、お弁当がぐっと華やかになりますよ!」

ピクニックグッズは使い勝手と環境を配慮

 

完成したお弁当を持って、さっそく近所の公園へ。山本さんのお気に入りのピクニックグッズも見せてもらいました。

 

「最近は公園内でゴミが捨てられないこともあるので、結局自宅に持ち帰ることを踏まえて、繰り返し使うことができる容器を持参する人が周りでも多いですね。

昔は捨てて帰れる紙製やアルミ製の容器が当たり前でしたが、水気が漏れたり持ちづらかったりで、ここ最近はプラスチックが主流のよう。100円ショップなどで安く購入できますし、最近はシンプルで可愛いものが増えて、私も重宝しています」

 

山本さんお気に入りのプラスチックプレートは、ダイソー系列の「Standard Products」のものだそう。

 

「シンプルなアイテムが多く、おうちでも使い回せる食器が多いですね。ピクニックやキャンプのときは食べ終わったらウェットティッシュで軽く拭いておけば、帰った後の洗い物が楽になります。

シリコンカップも同じように繰り返し使えるもので、ほとんどが100円ショップのものですね。

 

ピクニックバスケットは「Greed International Official Online Shop」で購入したもの(現在は販売終了)。可愛くて使いやすいのはもちろんなんですけど、風が吹いたときにシートが飛ばされないサイズ感も実はポイントです。

最近ではAmazonや楽天市場などでもこういうバスケットは売っているので、ひとつ持っておくのもオススメ。

 

ランチョンマットやカトラリーは普段から使えるものを選んで、おうちの収納スペースを取らないように。小物も自分の好きなテイストのものをセレクトすると、オシャレさがグッと引き立ちますよ」

頑張りすぎずに「#おしゃピク」を楽しんで

 

「普段の生活がお仕事に家事に忙しい人も多いはず。たまのお休み、せっかくのピクニックなので気合いを入れてお弁当を作るのもいいですが、今日ご紹介したような簡単だけど可愛くて美味しいレシピで、身体も心もリラックスした休日を過ごすのもいいのではないでしょうか」

 

頑張りすぎない「#おしゃピク」のお弁当。みなさんもぜひ実践してみてください。

 

 

Photo_Takumi Shinoda(go relax E more) Interview & Text_Shiori Mikuni Edit_Yasushi Shinohara