大切な人へ渡すバレンタインチョコ。手作りに挑戦してみたいけれど、簡単に素敵なチョコが作れるか不安な人も多いはず。今回は初心者さんにおすすめの、簡単でおしゃれ見えするバレンタインチョコレシピを紹介します。失敗しないための作業のコツも紹介するので、バレンタインチョコを手作りする際の参考にしてみてくださいね。
MOKUJI
手作りバレンタインチョコ①高級感漂う「マーブルチョコ」
たった2つの材料でできるマーブルチョコ。簡単なのに高級感のある仕上がりに見えるのが魅力です。さっそく作り方を見てみましょう。
※新型コロナウィルスの影響も考え、手作りチョコレートを渡す前には、相手に「渡しても良いか」確認することをおすすめします。作る際には器具や手をしっかり消毒して、ビニール手袋・マスクなどを着用して作るようにしてくださいね。
マーブルチョコの材料
<20センチ型1台分>
- ・ブラックチョコレート:200グラム
- ・ホワイトチョコレート:160グラム
マーブルチョコの作り方
- ブラックチョコレートとホワイトチョコレートを別々のボウルに湯せんで溶かす
- クッキングシートを敷いた型にブラックチョコレートを流し入れ、表面を平らにする
- 2にホワイトチョコレートを入れ、竹串などで混ぜて模様を作る
- 型をトントンと台に落とし、表面をならして約1時間ぐらい冷蔵庫で冷やす
- 固まったら型から出し、お湯で温めた包丁で適当な大きさにカットする
ハート形の容器に入れて固めると、より可愛く仕上がります。ナッツやゼリーなどでトッピングするのもおすすめです。
手作りバレンタインチョコ②定番の「トリュフチョコレート」
トリュフは、バレンタイン定番の手作りチョコの1つ。材料も少なく、意外と簡単にできるので初心者さんも挑戦しやすいスイーツです。ここでは、材料4つでできるトリュフの作り方を紹介します。
トリュフチョコレートの材料
- ・ミルクチョコレート:150グラム
・生クリーム:70ミリリットル
・ココアパウダー:適量
・ブランデー: 小さじ1~2杯(お好みで)
トリュフチョコレートの作り方
- 生クリームを小鍋に入れて中火にかけ、沸騰直前で火を止める
- 刻んだチョコレートを加えて溶かし、泡だて器で混ぜながらなめらかになるまで混ぜる
- お好みでブランデーを混ぜて、時々ゴムベラで混ぜながら冷ます
- 3をスプーンですくい、クッキングシートに並べ冷蔵庫で30分ほど冷やす
- 手で4を丸めて、パッドの中のココアの上で転がす
- 形を整えて、もう一度ココアをまぶす
混ぜすぎると空気が入ってしまうので注意しましょう。スプーンですくう時、同じ大きさになるようにするのがきれいに見せるポイントです。まずココアを軽くまぶし、手を冷たくしてから丸めるとよりきれいに仕上がります。
手作りバレンタインチョコ③大人の「生チョコ」
人気の生チョコも手作りで簡単にできます。お好みでブランデーや日本酒などを加えると、口の中でふわっと広がり、大人の生チョコレートができますよ。
生チョコの材料
<15×20センチ1台分>
- ・ミルク(ブラック)チョコレート:250グラム
- ・生クリーム:200ミリリットル
- ・無塩バター:40グラム
- ・ココアパウダー:適量
- ・お好みのお酒(ブランデー小さじ1杯または日本酒大さじ3杯)
生チョコの作り方
- 鍋に生クリームを入れ中火にかけて沸騰直前で火を止める
- 鍋を布の上にのせ、チョコレート・無塩バター・お好みのお酒を加え、クリーム状になるまで混ぜる
- クッキングシートをパッドに敷いて2を流し込み、表面をヘラで平らにしてから冷蔵庫で約2時間冷やす
- 固まったらパットから取り出し、シートをはがして温めた包丁でお好みの大きさにカット
- パッドにココアを入れ、4にまぶす
包丁でカットする際は、お湯で温めた後に水分をしっかりと拭き取ってから使うのがポイントです。ココアをまぶした後は形をきれいに整えましょう。
手作りバレンタインチョコ④濃厚な味わい「ダブルチョコブラウニー」
チョコレートが好きな人には、濃厚な味わいのダブルチョコブラウニーもおすすめ。ナッツをトッピングしたり、生地に混ぜたりすれば食感も抜群なスイーツになります。
ダブルチョコブラウニーの材料
<20センチ正方形型1台分>
- ・チョコレート:150グラム
- ・無塩バター:100グラム
- ・砂糖:50グラム
- ・卵:2個
- ・薄力粉:50グラム
- ・ココア:大さじ2~3杯
- <トッピング用(お好みで)>
- ・チョコレート:20グラム
- ・ミックスナッツ(アーモンド・カシューナッツ・ピスタチオなど):適量
ダブルチョコブラウニーの作り方
- 刻んだチョコレートを湯せんにかけて溶かし、バター・砂糖入れて混ぜる
- 湯せんから外して、溶き卵を数回に分けて混ぜながら加える
- ふるった薄力粉を入れて、ゴムベラで混ぜ、ココアも加えて混ぜる
- 型に流して平らにならし、180度に予熱したオーブンで約30分焼く
- 粗熱が取れたら、好みのサイズでスティック状にカットする
- チョコレート20グラムを湯せんにかけて溶かし、ブラウニーにかけてお好みでナッツをのせる
ココアの代わりに、チョコチップを使うのもおすすめです。トッピングはせずに、くるみを刻んで生地に混ぜて焼くと、歯ごたえの良いブラウニーになります。相手と一緒に紅茶などを飲みながら食べるのも良いですね。
紅茶は種類で味がこんなに変わる? ホッと一息におすすめのマリアージュも紹介手作りバレンタインチョコ⑤サクッと美味しい「ミニチョコタルト」
市販のタルトレットを使えば、サクッと美味しいミニチョコタルトが簡単にできます。チョコレートの種類を変えたり、トッピングを工夫したりして、いろいろな種類のチョコタルト作りを楽しんでくださいね。
ミニチョコタルトの材料
- ・ブラックチョコレート:100グラム
- ・市販のタルトレット(直径約5センチ):10個
- ・生クリーム:40ミリリットル
- <トッピング用>
- ・ミックスナッツ:適量
- ・ドライフルーツ:適量
ミニチョコタルトの作り方
- 生クリームを鍋に入れて温め、溶かしておいたチョコレートを入れてよく混ぜる
- 星形口の絞り袋へ入れ、タルトレットに絞り出す
- ミックスナッツをトッピングして冷蔵庫で30分以上冷やす
ブラックチョコレートの代わりに、ホワイトチョコレートを使っても美味しく仕上がります。ホワイトチョコレートに、抹茶やストロベリーパウダーを入れて作ると、カラフルなミニチョコタルトができますよ。トッピングシュガーをのせるのもおすすめです。
手作りバレンタインチョコ⑥しっとり濃厚「ガトーショコラマフィン」
ガトーショコラをカップケーキの大きさで焼けば、バレンタインにピッタリなチョコケーキに。しっとりした食感で濃厚な味わいのガトーショコラをプレゼントしましょう。
ガトーショコラマフィンの材料
<マフィン型6個分1台>
- ・ミルクチョコレート:100グラム
- ・無塩バター:60グラム
- ・ココアパウダー:大さじ1~2杯
- ・薄力粉:20グラム
- ・砂糖:50グラム
- ・卵:2個
- ・塩:少々
- ・粉砂糖:少々
ガトーショコラマフィンの作り方
- 薄力粉とココアパウダーを混ぜてふるう
- 刻んだチョコレートを湯せんで溶かし、バターを加えて混ぜる
- 卵黄と砂糖を別の容器にいれて、白っぽくなるまでハンドミキサーで混ぜる
- 3に2を少しずつ加えながら混ぜ、1を再びふるいながら混ぜる
- 卵白に塩を入れてメレンゲを作り、4を少しずつ加えて切るように混ぜる
- マフィン型にグラシンカップを入れ、5を入れ180度で約30分焼く
- 冷えたらお好みで粉砂糖をふるう
手作りバレンタインチョコの作業のコツ
バレンタインで手作りチョコにチャレンジしたけれど、きれいに仕上がらなかったり、固まりにくかったりする経験がある人も多いと思います。ここでは、手作りチョコを作る時に押さえておきたい、基本作業のコツを紹介します。
手作りバレンタインチョコのコツ①均一にチョコを刻む
チョコレートが溶けやすくなるための工程です。板チョコに対して斜めに包丁を入れて刻むのがポイント。5ミリぐらいの大きさで均一になるように刻むと溶かしやすくなりますよ。
手作りバレンタインチョコのコツ②分離しないように湯せんする
チョコレートを溶かす工程です。チョコレートが分離しないように、容器の水気や油分をしっかり拭き取るのが大切。約50度のお湯のボウルに入れ湯せんでゆっくりと混ぜます。なめらかになったら湯せんからはずしましょう。
手作りバレンタインチョコのコツ③テンパリングする
なめらか&つややかな仕上がりにするための工程です。
<ミルクチョコレートの場合>
- 50〜55度で湯せんし、ゆっくりと溶かす
- 溶けたら40〜45度まで下げる
- お湯を10〜15度の水に変え、チョコレートの温度を約25度に下げる
- もう一度30〜35度で湯せんし、チョコレートの温度を約28度まで上げる(上がりすぎに注意)
ツヤが出たら成功です。失敗したらもう一度やり直しましょう。
※チョコレートの種類によって温度が多少異なるので注意しましょう。
簡単でおしゃれなバレンタインチョコを手作りしよう
基本の作り方のコツを押さえれば、初心者でも簡単におしゃれ見えするチョコレートが手作りできます。今回紹介したレシピを参考に、ラッピングなども楽しみながら、ぜひ手作りバレンタインチョコに挑戦してみてくださいね。