Jul 18, 2021

【家飲みレシピ vol.2】人気料理家・浅野美奈弥さんが提案!秋の夜長にピッタリのおつまみ

引き続き気軽に外でお酒を飲めない今日この頃。「おうちで家族や友だちとまったり飲むのがデフォルトになった!」なんて人も多いのではないでしょうか。でも、つい同じようなおつまみばかりになってしまったり、惰性で飲んでしまったりしてしまうことも。
そこで今回は、モデル、料理家、そして人気ケータリング「美菜屋」のオーナーとして活躍中の浅野美奈弥さんが、秋におすすめの家飲みレシピを伝授。秋の夜長のおうち時間を、美味しい料理とともに過ごしてみませんか?

浅野美奈弥さんプロフィール

北海道出身。学生時代からモデル活動を始め、雑誌、CF、広告など幅広いメディアで活躍。体調を崩したことをきっかけに、スポーツと食で健康的な生活を見直すことを決意し、料理家に転向。フードスタイリスト、ダイエット検定1級、スーパーフードスペシャリスト、スポーツフードスペシャリストなどの資格を持ち、20187月にケータリング「美菜屋」を本格始動。Instagram

家飲みをより良くするちょっとの工夫

実は「家飲み」が大好きだという浅野さん。どのように楽しんでいるのでしょうか。

 

「部屋の電気をちょっと暗くしてお店っぽさを出したり、キャンドルを焚いてみたり。コロナ禍に家飲みをする回数が増えて、お花や花瓶を買うようになったんです。前はそんなことしなかったんですけどね。そうやって自宅を少しだけ特別にすることで、家の雰囲気が良くなり、家飲みが楽しめるようになりました。

 

普段は1~2杯目にビールを。その後は料理に合わせて赤ワインや白ワインを飲んでいます。最近はナチュールワインにハマっていて、浅草にある『相模屋本店』さんからセレクトして送ってもらっています。

良いお酒が届くと、お酒に敬意を表すため、きちんとしたおつまみを作りたくなります。料理しながら飲んで、食べながら飲んで、片付けしながら飲んで――お休みの日は夕方から寝るまで、5時間くらいかけて飲んでいることもあります」

秋食材は魅力がいっぱい

今回、浅野さんに教えてもらうのは秋食材を使った4つのレシピ。「食欲の秋」「実りの秋」とも呼ばれるこの季節は、食材が美味しいのが何よりのポイントです。

 

「食材自体に旨味・甘味が増すのが秋です。何を食べても美味しいので、つい食べ過ぎちゃいます。きのこ、根菜、栗、サンマにカツオ。秋というだけでどんなものでも食欲をそそりますよね。

使いやすい秋食材といえば、何をおいても名前が上がるのが『きのこ』でしょう。お味噌汁や炒め物にしても美味しいですが、私は素揚げにしてからミキサーにかけてペースト状にし、パンに塗って食べたり。このペーストをカレーに入れても美味しいんですよ。きのこ類は冷凍しておくと旨味が増すので、あえて冷凍してストックしておくのもオススメ。

根菜類も秋はどれもホクホクになるので、揚げ物にしたり煮物にしたりして、ストックしておきます。日持ちするものが多いので作り置きにピッタリ。家飲みのお供に最適です」

浅野美奈弥さんが伝授!秋の家飲みレシピ

モデル業をこなしながら、ランナーとしてマラソン大会に出たり、ランニングコミュニティも運営するヘルシーな浅野さん。
今回は秋の季節に美味しい野菜やお魚をメインにした、健康的で美味しく身体に良い、直伝レシピを紹介してもらいます(材料はすべて2人分)。

せいろで蒸して栄養そのまま「根菜の魚醤マリネ」

【材料】

ニンジン:1

レンコン:1

かぼちゃ:1/4カット

(A)
魚醤:大さじ2

お酢:大さじ2

オリーブオイル:大さじ2

砂糖:大さじ1

【作り方】

①ニンジン・レンコン・かぼちゃを乱切りにカット。並行して鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させる

②蒸し器(せいろ)にキッチンペーパーを敷き、カットした根菜を入れ、鍋の上にのせて10分ほど蒸す。蒸している間に(A)を合わせておく

③根菜に竹串を刺して火が通っていたら蒸し上がり(まだ固い場合は5分ほど追加で蒸す)

④蒸し上がったらボウルに移し、温かいうちに(A)と和えたら完成

 

「旬の根菜をシンプルに美味しく食べることができるマリネです。根菜はせいろで蒸すと栄養の流出を防ぐことができて、野菜の持つ酵素の働きで旨味が増すので、とても美味しく仕上がります。野菜は大きめにカットすると、食べ応えがあって立派なおつまみに。

最近魚醤にハマっていて、お醤油の代わりに使うことが増えました。愛用しているのは長崎・五島列島の『五島の醤』。地場の未利用魚(規格外で市場に出回らない魚や、駆除対象になっている食害魚)を使い、低塩分・無添加で仕込まれたとっても美味しい魚醤です。ストーリーもとても素敵なので、みなさんもぜひお試しを」

ついついお箸が進む「揚げさつまいものブルーチーズ和え」

【材料】

さつまいも:中1

ブルーチーズ:10g

メープルシロップ:大さじ2

【作り方】

①さつまいもは皮ごと角切りにして、水に5分ほどさらし、水気をよく切っておく

②揚げ油を180℃に熱し、①を入れ、カリッとするまで揚げる

③をボウルに移し、ブルーチーズを入れてよく和え、さらにメープルシロップで和えたら完成

 

「デザート感のあるおつまみです。ブルーチーズが苦手な人は、クリームチーズに代えてみてください。

家飲みってついつい揚げ物が欲しくなるんですが、唐揚げやフライだとヘビーなもの。さつまいもなら罪悪感が少なく、カリカリ食感が満足感を高めてくれます」

きのこの旨味がギュッと凝縮「素揚げきのこの白和え」

【材料】

絹ごし豆腐:200g

えのきだけ:1袋

しめじ:1/2

舞茸:1

白だし:大さじ2

ごま:大さじ2

砂糖:小さじ1

塩:ひとつまみ

【作り方】

①絹ごし豆腐は水気をよく切っておく。きのこは軸を外し、手でバラバラにする

180℃の揚げ油にきのこをすべて入れ、時々かき混ぜながらきつね色になるまで揚げる。揚がったらよく油を切っておく

③ボウルに絹ごし豆腐を入れてヘラなどでつぶし、滑らかになるまでよく混ぜる

④③に②と調味料を入れてよく和えれば完成

 

「通常はきのこを白和えにするときって、ゆでたりレンチンしたりして使いますが、素揚げにすることで旨味が凝縮されるんです。さらにヌメりがなくなり、とても香ばしい味わいに。とてもお酒に合う一品になります。

今回紹介する4つのレシピを作るなら、さつまいもを素揚げした後にきのこを揚げれば、揚げ油を節約できて一石二鳥。揚げ物にすれば日持ちがするので、たっぷり作っておくといいでしょう」

シメの一品におすすめ「カツオのあぶりむすび」

【材料】

カツオ(小さめのブロック):1サク

ご飯:1

紅芯大根:1/8

お酢:小さじ1

砂糖:小さじ1

みょうが:1

えごまの葉:23

(A)

うすくち醤油:50ml

酒:50ml

みりん:50ml

お酢:大さじ1

【作り方】

Aを合わせて漬け液を作り、カツオを入れて1時間ほど漬ける

②紅芯大根をみじん切りにし、お酢と砂糖で和える。みょうがは千切りに、えごまの葉は半分に切り、どちらも水にさらしておく

③カツオを漬け汁から出し、水気をよく切ってバーナーで全体をあぶる(バーナーがない場合はフライパンでOK)

④ご飯と紅芯大根の酢漬けを混ぜて、丸いおむすびを作る

⑤おむすびの上に水気を切ったえごまの葉を乗せ、薄く切ったカツオとみょうがをのせたら完成

 

「紅芯大根のほんのりピンク色が可愛いおにぎり。残ったカツオはそのままおつまみにしてもいいですね。お茶漬けにして食べるのもおすすめ。

えごまの葉がないときは大葉でOKですし、しょうがの千切りや青ネギなど、お好みのツマをのせてみてください。

今回はすべて野菜中心のメニューなので、最後くらいはお米メインのメニューでシメを。炭水化物を抜いてしまうと、口さみしくてお菓子など余計なものを食べてしまうので、こうして補給をして、おなかを満足させてあげましょう」

飾らずリラックスできる家飲み

プロが作る料理を楽しむのもいいですが、「家で飲む」という行為にはたくさんの魅力が詰まっています。

「何よりもリラックスできるのがいいですね。かしこまることなく、人の目を気にすることなく、好きな恰好で楽しむことができます。Netflixを見ながらゆっくり飲むことが多いんですが、このダラダラとした時間がとっても幸せです。

余った食材でササッと作ったおつまみで一杯もいいし、揚げ物や煮物など手間のかかる料理を作りながら、一杯やるもよし。おうちで飲むからこそ味わえる幸せが『家飲み』の醍醐味ではないでしょうか。

 

私は仕事でも料理をしていますが、ケータリング用と自宅用では味の付け方は大きく変わるんですよ。ケータリングは冷めた状態を食べていただくので、その分お味はやや濃いめに。冷めてもおいしいよう、調理にも気を遣います。家ではアツアツの状態で食べられるので、お味は薄めでOK。あれこれ気遣うこともなく、何も考えずに作れるのも家飲みのいいところだと思います」

おわりに

「仕事柄、家でご飯を作るときも、旬のものを楽しむようにしています。旬の食材はそのとき一番栄養価が高く、季節感を感じられるもの。積極的に取り入れて、美味しく食べて健康になりましょう」と浅野さん。

構えず、気楽に、のんびりと。直伝の「家飲み」レシピで、秋の夜長を楽しくおうちで過ごしてみませんか?

 

 

Photo_ Koji Kanatani Interview & Text_Megumi Waguri Edit_Yasushi Shinohara

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